西穂高岳 | 西穂山荘

10/26は小雪が降り、辺りは真っ白になりました。雪が付いたままの草木が冬の訪れを感じさせます

朝焼けの北アルプス (2011.11.01 西穂山荘 )
朝焼けの北アルプス (2011.11.01 西穂山荘 )
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

天気・気温

10/26(水) 小雪。最低気温-5.7℃、最高気温0.9℃。日の出06:08、日没17:06頃。
松本市の天気予報
明日
27℃
4℃
明後日
29℃
9℃
日本気象協会提供 2024年5月9日 6:00発表
高山市の天気予報
明日
26℃
2℃
明後日
晴時々曇
26℃
6℃
日本気象協会提供 2024年5月9日 6:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

昨晩からの急激な冷え込みにより明け方にかけて雪が降りました。比較的暖かい日が続いていましたが、今朝は一転して銀世界。山荘前や登山道上の雪は午前中でほとんど消えてしまいましたが、雪が付いたままの草木が冬の訪れを感じさせ、朝晩の冷え込みも厳しくなる時期ですが、天候が安定すればまだまだ秋晴れの中の爽快な登山が楽しめます。

山荘周辺の紅葉は終焉を迎え、本格的に雪が降る時期に備えているようです。この時期に稜線から見下ろす上高地や新穂高温泉の紅葉は今回のように雪景色と紅葉が入り混じったまさに一瞬の自然美です。

ようやく山荘前でも日の出が見られるようになりました。丸山まで登れば、周辺の山々が次第に朝焼けに染まっていく、より美しい朝の風景をご覧いただくことができます。
寒さが際立つようになりました。早朝は冷え込むことが予想されますので、耳まで覆える帽子や手袋等の防寒対策は必要です。
この時期の山は本日のように突然姿を変えてしまいます。天候の急変にも対応できる登山装備の選択をお願いします。

登山道の状況

ロープウェイ~山荘間の登山道に問題箇所はありません。木道の上は雨で濡れると滑りやすくなりますので、通行の際はお気を付け下さい。
上高地~山荘間の登山道も安全に通行できます。
独標の山頂側斜面は崩落によりルートが変わっています。現在は安全に通ることができますが、ルートを外れないよう、マーキングに従って通行して下さい。
独標より先は上級者向けのコースです。初心者の方は独標山頂より先へは行かないようにお願い致します。ピラミッドピークの先、第7峰の鎖場付近で事故が多発しています。通過の際には慎重に行動してください。
西穂高岳山頂から奥穂へのルートは日本の縦走路の中でも最も困難なルートのひとつと言われています。十分な経験・準備等が必要となりますので、安易に立ち入らないようにお願い致します。これからの時期は山荘周辺でも氷が張ることが珍しくありません。奥穂へのチャレンジは慎重に願います。

登山装備

最低気温は0度以下まで下がる日もあります。ただし、登っている時は汗をかきますので、行動中はあまり着込まず、休憩中や朝晩は暖かめの衣類が必要です。
山荘内はストーブを焚き、混雑している日は暑く感じることもあるくらいです。しかし、外に出ると寒いので、暖かい防寒着が必要です。フリースや薄手のダウン等があると良いでしょう。
山荘より上の稜線上は風が強いことがあります。帽子や手袋等の防寒・防風対策も必要です。

注意点

朝方は岩に霜が付着していることが多くなりました。また、山荘より上の稜線上は風が強いことがあります。帽子や手袋等の防寒・防風対策も必要です。

お知らせ

現地の電話は、直前の予約・キャンセルのみお受けしておりますが、個室および団体予約は、現地電話で受け付けておりません。
ドコモのFOMAは山荘内でも良く繋がるようになりました。稜線でも大抵の場所で繋がります。auは山荘付近・稜線ともに繋がります。ソフトバンクは昨年より山荘西面なら繋がるようになりました。

昨年の今頃の様子は?

融雪は進みましたが、凍結箇所もあるので8本爪以上アイゼンで2023.04.30

GW最終日は雨。5月8日から新穂高ロープウェイが運休です2023.05.07

天気は雪から雨に。山荘周辺の積雪は70㎝ほど2023.05.14

西穂山荘周辺の過去の様子

西穂山荘

電話番号:
連絡先住所:
長野県松本市中央1-11-25 西穂山荘事務所

地図で見る
http://www.nishiho.com/

施設の詳細を見る

関連する山

長野県 岐阜県 / 飛騨山脈南部

西穂高岳 標高 2,909m

 穂高連峰の南端にあり、さらに南へ続く稜線は焼岳に至る。東側は上高地の谷を隔てて霞沢岳と向かい合い、西側は蒲田川の新穂高温泉を挟んで笠ヶ岳がすばらしい。  標高は3000mを切っているが、岩稜、お花畑、ハイマツと、高山帯の要素がそろっているので、北アルプスの入門コースとして人気がある。  この山から奥穂高岳への岩稜は北アルプスでも最も難しいコースで、初縦走は大正元年(1912)、鵜殿正雄が行っている。同じ年、辻村伊助は『スウイス日記』の中で「神河内ならぬ上高地は不快な所である」とその俗化を嘆いている。とはいえ昭和45年(1970)に新穂高温泉から千石尾根にロープウェイが架かり、登山が容易になった現在の山の賑わいと比べようもあるまい。  昭和42年(1967)には西穂高岳・独標で松本深志高校の生徒11人が落雷遭難を起こしている。低くても登りやすくても、アルプスは危険と紙一重の山なのである。  千石尾根が主稜線に突き上げた森林限界に西穂山荘が建っている。  登山道は上高地から所要6時間30分。新穂高温泉からは、ロープウェイ終点から歩いて西穂山荘、独標経由所要3時間30分。

長野県 岐阜県 / 飛騨山脈南部

焼岳 標高 2,455m

 北アルプスの玄関口、上高地にずっしりと腰をすえる焼岳は、乗鞍火山帯で唯一の活火山として知られている。  何よりも場所がいい。釜トンネルを抜けてさあいよいよ山だ、と沸き立つ視野に初めに飛び込んでくるのが荒々しい焼岳の下堀沢。大正池に影を落とす姿も、数少なくなった枯れ木と調和しているし、田代池、穂高橋、河童橋と、上高地の要所で必ず姿を見せる。山頂からわずかに白い蒸気を見せる鐘状火山(トロイデ)である。  噴火の歴史は古く、歴史に残っている初めは天正13年(1585)、近いところでは大正4年(1915)6月6日の大爆発で、1日で梓川を大正池に変えてしまった。最近は昭和37年(1962)で、今度は泥流で大正池を埋め、浅い幅広の川のように変えてしまった。それ以来、長い間登山禁止だったが、最近全面的に解除されたため多くの登山者の姿が見られるようになった。頂上には溶岩円頂丘には珍しい噴火口があり、池になっている。  北側の肩は中尾峠で、ここを乗越せば蒲田川の中尾集落に通じる歴史の古い峠道だ。また、新中尾峠には焼岳小屋がある。山頂へは上高地から所要4時間。中尾口から所要4時間30分。

ユーザーの登山記録から

周辺の山岳最新情報