西穂高岳 | 西穂山荘

今日は小雪が舞い、周囲は白くなりましたが、根雪になるほどの降雪量ではありません

空はどんよりと曇り、生暖かい1日でした。 (2011.11.28 西穂山荘 )
空はどんよりと曇り、生暖かい1日でした。 (2011.11.28 西穂山荘 )
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天気・気温

11/14(月) 晴れのち曇り時々小雪。最低気温-4.1℃、最高気温0.6℃。日の出06:23、日没16:51頃。
松本市の天気予報
明日
27℃
4℃
明後日
29℃
9℃
日本気象協会提供 2024年5月9日 6:00発表
高山市の天気予報
明日
26℃
2℃
明後日
晴時々曇
26℃
6℃
日本気象協会提供 2024年5月9日 6:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

日を追って冷え込む度合いが増してきています。09:00頃から雪となりましたが、降雪量自体は多くはなく、夕方に山荘周辺の所々に白く残っている程度です。
稜線はガスに包まれた一日ではっきりとは確認は出来ませんでしたが、全体的にうっすらと積雪したと思われます。同じく降雪量は多くないと思われるので、今後の好天で融けてしまう事が予想されますが、早朝は溶け出た雪が岩面に氷となって着くことがあります。時間帯によって注意が必要です。

これからの時期、天候により山の状況は一変します。平地では暖かさを感じる天候でも山の上では思った以上に気温が低くなり、加えて冷たい風が吹くと体感温度は一気に下がります。防寒対策の準備をしっかりとお願い致します。
このところ、日中の天候が悪い日に、夕方になると見事な雲海が眺められるケースが度々みられます。飛騨側から上高地に流れる滝雲は西穂ならではの、素晴らしい風景です。

朝日は山荘前からしっかりと見えるようになりレストハウスでコーヒーを飲みながらその美しさを楽しむ事も出来ます。日の入りも白山の左側まで移動しています。周辺の山々や雲が染まっていく様は、言葉では言い尽くせない美しさです。

登山道の状況

・ロープウェイ~山荘間の登山道に問題箇所はありません。木道の上は雨で濡れたり霜が降りたりすると滑りやすくなりますので、通行の際はお気を付け下さい。
・西穂山荘から上高地へのルートは積雪があると迷い沢付近でのルートが解りにくくなります。目印はありますがガスの濃い日などは見失う時もあります。悪天時はご注意ください。
・独標の山頂側斜面は崩落によりルートが変わっています。現在は安全に通ることができますが、ルートを外れないよう、マーキングに従って通行して下さい。
・独標より先は上級者向けのコースです。初心者の方は独標山頂より先へは行かないようにお願い致します。ピラミッドピークの先、第7峰の鎖場付近で事故が多発しています。通過の際には慎重に行動してください。
・西穂山荘から焼岳小屋までのルートは積雪が重なってくるとルートが解りにくくなります。また、焼岳小屋から上高地への下山ルートは来年の5月下旬まで通行止めとなっています。同じく焼岳頂上から中の湯ルートは旧中の湯ルートが通行止めです。下山は新中の湯ルートか焼岳小屋から中尾高原へのルートとなります。
・西穂高岳山頂から奥穂へのルートは日本の縦走路の中でも最も困難なルートのひとつです。これからの時期のチャレンジは慎重に願います。

登山装備

最低気温は0度以下まで下がる日もあります。ただし、登っている時は汗をかきますので、行動中はあまり着込まず、休憩中や朝晩は暖かめの衣類が必要です。
山荘内はストーブを焚き、混雑している日は暑く感じることもあるくらいです。しかし、外に出ると寒いので、暖かい防寒着が必要です。フリースや薄手のダウン等があると良いでしょう。
山荘より上の稜線上は風が強いことがあります。帽子や手袋等の防寒・防風対策も必要です。

注意点

朝方は岩に霜が付着していることが多くなりました。また、山荘より上の稜線上は風が強いことがあります。帽子や手袋等の防寒・防風対策も必要です。

お知らせ

現地の電話は、直前の予約・キャンセルのみお受けしておりますが、個室および団体予約は、現地電話で受け付けておりません。
ドコモのFOMAは山荘内でも良く繋がるようになりました。稜線でも大抵の場所で繋がります。auは山荘付近・稜線ともに繋がります。ソフトバンクは昨年より山荘西面なら繋がるようになりました。

昨年の今頃の様子は?

融雪は進みましたが、凍結箇所もあるので8本爪以上アイゼンで2023.04.30

GW最終日は雨。5月8日から新穂高ロープウェイが運休です2023.05.07

天気は雪から雨に。山荘周辺の積雪は70㎝ほど2023.05.14

西穂山荘周辺の過去の様子

西穂山荘

電話番号:
連絡先住所:
長野県松本市中央1-11-25 西穂山荘事務所

地図で見る
http://www.nishiho.com/

施設の詳細を見る

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 穂高連峰の南端にあり、さらに南へ続く稜線は焼岳に至る。東側は上高地の谷を隔てて霞沢岳と向かい合い、西側は蒲田川の新穂高温泉を挟んで笠ヶ岳がすばらしい。  標高は3000mを切っているが、岩稜、お花畑、ハイマツと、高山帯の要素がそろっているので、北アルプスの入門コースとして人気がある。  この山から奥穂高岳への岩稜は北アルプスでも最も難しいコースで、初縦走は大正元年(1912)、鵜殿正雄が行っている。同じ年、辻村伊助は『スウイス日記』の中で「神河内ならぬ上高地は不快な所である」とその俗化を嘆いている。とはいえ昭和45年(1970)に新穂高温泉から千石尾根にロープウェイが架かり、登山が容易になった現在の山の賑わいと比べようもあるまい。  昭和42年(1967)には西穂高岳・独標で松本深志高校の生徒11人が落雷遭難を起こしている。低くても登りやすくても、アルプスは危険と紙一重の山なのである。  千石尾根が主稜線に突き上げた森林限界に西穂山荘が建っている。  登山道は上高地から所要6時間30分。新穂高温泉からは、ロープウェイ終点から歩いて西穂山荘、独標経由所要3時間30分。

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