大山は冬山シーズン到来となりました。山頂で100cmの積雪、8合目から上はとくに注意が必要です
天気・気温
11:30の山頂の天候、ガス時々雪。気温-5℃、風速15~18m/s。
山頂の天気の閲覧、登山計画の保存などができるようになります。
山と周辺の状況
週末に降り続いた雪がさらに積もり、もう完璧に冬山となりました。積雪量は登山口の大山寺で約70cm程度、山頂では約100cm程度となりました。ただ山頂付近は風が強く、雪が乾燥しているので風で飛ばされてしまい、少ない所で30cm程度、吹き溜まりでは150cm以上となっています。
山頂では西風が強く、体感温度は-10℃以下となっており、中途半端な装備では山頂まではとても無理です。登山靴もしっかりしたもので、アイゼンは6本爪以上の物、出来れば10本ぐらいを装着したほうが安全です。
また当日の天候状態にもよりますが、8合目付近から上は同じ冬山でも別世界となります。決して無理をしないようにしましょう。
山頂避難小屋については、通年で開放されており、冬でも入れます。ただ、出られる際にはきっちりと扉を閉めてください。雪が入り込んで中に雪が積もってしまいます。
登山道の状況
登山道には積雪があります。まだ厳冬期というほどの積雪量でないので、6合目から8合目辺りの低灌木も埋まっておらず
視界さえあれば、ルートを間違えることはないと思いますが、8合目上のキャラボク帯は完全に埋まっており、木道もほとんどわからない状態です。十分にお気をつけください。
今日は日曜日ということで延べ60人程度の登山者が山頂まで登っていて、8合目辺りまではトレースがしっかりとついていて迷うことはないと思います。しかし、そこから上はトレースが吹き飛ばされています。目印の棒が見えないぐらいに視界が悪い時は登頂は諦めたほうがいいと思います。
新行者コースについては、下ることについては問題ありませんが、元谷から大神山神社まではラッセルを覚悟してください。
登山装備
冬山装備はもちろんですが、アイゼンは必ず6本爪以上をお持ちください。4本爪の軽アイゼンはまず役に立たないと思ってください。他に手袋はインナーの替えを持っていたほうがいいでしょう。
大山の冬山は夏と比べると別世界です。中途半端な装備は事故に繋がりますので、ご注意ください。自分の身は自分で守るつもりで装備はお持ちください。
今の時期は、それなりのしっかりとした装備の登山者しか見受けられませんが、装備さえあれば登れるほどのやさしい山ではありません。自分の体力を自分で判断しながら、決して無理をしないようにしましょう。
注意点
山頂避難小屋は年間通じて開放されていますが、これから雪がどんどん降ってくると小屋内部は暗くなってきます。ライトはすぐ取り出せる所に入れておくほうが良いでしょう。また、小屋内部に入るときは、必ずアイゼンは外してください。
これからの時期、登山でなくても、大山周辺に観光などで来られるお客さまは、冬用タイヤなども準備しておいたほうがいいと思います。お気をつけてお越しください。
お知らせ
登山について、また他のコースなどで詳しいことを聞きたい方、あるいは登山ガイドなど、「大山レークホテル」(TEL0859-52-3333)久保までお気軽にお問合せください。
登りながら、楽な登山の方法であるとか、長続きのできる登山の歩き方であるとかをお教えします。
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