登山口の大山寺で150cm、山頂で200cmと積雪量は多め。一度に降った雪なので、トレースを外すと埋まります
天気・気温
11:30の山頂の天候、晴れ。気温-6℃、無風。
山頂の天気の閲覧、登山計画の保存などができるようになります。
山と周辺の状況
クリスマス前から大量の雪を降らせた寒波がようやく緩み、天気予報とはやや違って、午前中は快晴で穏やかな天候でした。
かなりのラッセルを覚悟していましたが、前日に学生さんが数名登ってトレースを付けてくれており、今日の場合は問題なく登ることが出来ました。
積雪量は、大山寺で約150cm程度、山頂でも200cm程度と大差はありません。これは、雪が風で飛ばされて、あまり積もらないためです。ただし、吹き溜まりには、これ以上の雪があります。また、風の強い9合目辺りの木道では100cmもない程度です。
一度にっ降った雪なので、トレースを踏み外すと腰以上も埋まってしまいます。お気をつけください。
山頂の避難小屋は一般登山者の方たちによって掘り出されています。小屋に入ったところにスコップを置いていますので、どなたでも気がついた方はぜひともご協力ください。
登山道の状況
登山道には積雪があります。アイゼンなしではきついと思われますので、必ず10本爪以上のアイゼンをお持ちください。積雪量は最近では珍しいぐらいに積もっており、6本爪ではやや苦しいと思います(4本爪の軽アイゼンは論外です)。
今日の場合は気温があまり下がらなかったので、ピッケルの使用よりはストックを使った方が楽だと思われます。
登山装備
冬山装備はもちろんですが、アイゼンは必ず6本爪以上をお持ちください。4本爪の軽アイゼンはまず役に立たないと思ってください。他に手袋はインナーの替えを持っていたほうがいいでしょう。
大山の冬山は夏と比べると別世界です。中途半端な装備は事故に繋がりますので、ご注意ください。自分の身は自分で守るつもりで装備はお持ちください。
今の時期は、それなりのしっかりとした装備の登山者しか見受けられませんが、装備さえあれば登れるほどのやさしい山ではありません。自分の体力を自分で判断しながら、決して無理をしないようにしましょう。
注意点
山頂避難小屋は年間通じて開放されていますが、これから雪がどんどん降ってくると小屋内部は暗くなってきます。ライトはすぐ取り出せる所に入れておくほうが良いでしょう。また、小屋内部に入るときは、必ずアイゼンは外してください。
これからの時期、登山でなくても、大山周辺に観光などで来られるお客さまは、冬用タイヤなども準備しておいたほうがいいと思います。お気をつけてお越しください。
お知らせ
登山について、また他のコースなどで詳しいことを聞きたい方、あるいは登山ガイドなど、「大山レークホテル」(TEL0859-52-3333)久保までお気軽にお問合せください。
登りながら、楽な登山の方法であるとか、長続きのできる登山の歩き方であるとかをお教えします。
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大山プロガイド協会周辺の過去の様子
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