尾瀬沼は今年タテヤマリンドウの当たり年です。登山道は融雪でぬかるみや沢状もあり足元注意。
天気・気温
山頂の天気の閲覧、登山計画の保存などができるようになります。
山と周辺の状況
■大清水から尾瀬沼
●十二曲がりでムラサキヤシオツツジ、三平峠で
キヌガサソウ
キヌガサソウ
、尾瀬沼入り口付近でタテヤヤマリンドウが咲いています。
そのほか林間では、ラショウモンカズラ、マイヅルソウ、
サンカヨウ
サンカヨウ
、コミヤマ
カタバミ
カタバミ
、サンリンソウなどが咲いています。
釜ツ堀湿原では、ユリ科の仲間、
コバイケイソウ
コバイケイソウ
が早くも咲き始めました。徐々にではありますが、夏に咲きだす花が姿をあらわしてきました。タネツケバナのような花も咲き始めてます。
カラマツの樹が芽吹き始め、近ごろよくコゲラを見かけます。
キセキレイもよく見かけます。セキレイの仲間は、尾っぽを上下に振るのが特徴です。
ミズバショウ
ミズバショウ
は小淵沢田代付近で咲き乱れています。
梅雨入りして、
ミズバショウ
ミズバショウ
の近くで見られる
コバイケイソウ
コバイケイソウ
が葉だけはぐんぐんボリュームを増して存在感を出しています。開花は7月頃です
■尾瀬沼
尾瀬沼ではミネザクラも咲いています。
三本松カラマツ近くかかる橋付近では、
タテヤマリンドウ
タテヤマリンドウ
の群落が見頃です。今年は
タテヤマリンドウ
タテヤマリンドウ
が当たり年のようです。
タテヤマリンドウ
タテヤマリンドウ
の花はは、陽があるときにしか開きません。同じ橋の近くでウワミズザクラが芽を伸ばしています。ブラシのような花はまだつけてませんが、例年6中旬から下旬にかけて花の見頃を迎えます。
■ビジターセンター周辺では
シラネアオイ
シラネアオイ
が咲きました。花びらが大きいわりに薄く、可憐な表情の花。朝露さえも少し重く感じているようです。うす紫色と葉の色との繊細な組み合わせが見事な咲きっぷりです。
エンレイソウ
エンレイソウ
も咲き始めました。控えめに咲いている姿を林内でみかけますが、今はビジターセンター正面の階段下でも見ることができます。
■沼山峠ではイワナシが咲いています。
■帝釈山、田代山では、
ニリンソウ
ニリンソウ
、
ショウジョウバカマ
ショウジョウバカマ
、ムラサキヤシオツツジ、
オオカメノキ
オオカメノキ
、イワナシ、オサバグサ、
ワタスゲ
ワタスゲ
、
ミツバオウレン
ミツバオウレン
、
イワカガミ
イワカガミ
、
タテヤマリンドウ
タテヤマリンドウ
、
チングルマ
チングルマ
、
エンレイソウ
エンレイソウ
、ズダヤクシュなどの花を見ることができます。
登山道の状況
■尾瀬沼ビジターセンターやキャンプ場付近では、登山道に雪融け水が流れ込み沢のようになっているところがあります。
■沼山峠休憩所~大江湿原入り口は、ほとんどの木道が出て歩きやすい道ですが、2ヶ所ほど残雪があります。雨の日には木道が滑るので注意して下さい。
■小淵沢田代分岐~小淵沢田代にはまだ残雪があります。踏み抜きスリップに注意するとともに、戸賛同を見失わないように慎重に。
■小淵沢田代~尾瀬沼キャンプ場は、雪が融け登山道がわかりやすくなりました。金峯状より登山道の一部に雪融け水が流れ込み沢のようになっているところがあります。
■長英新道
●長英新道~ミノブチ直下は、全体の三割程度残雪があり、踏み抜きや雪融け水のぬかるみがあり、スパッツ必携です。
●ミノブチ直下~俎嵓は、一部残雪あるものの支障なし。
■ナデッ窪ルートは通行止めです。
■御池新道
●俎嵓から熊沢田代は日当たりの良いところを除き、まだまだ残雪があり迷いやすいため必ず赤いテープを辿るようにして下さい。
●熊沢田代~広沢田代は多少残雪があり踏み抜き注意です。
●広沢田代~御池は残雪はほとんどありませんが、急な岩場があり慎重に。
■他の危険箇所
●柴安嵓から俎嵓へ向かう暗部への下りは大変急で滑落要注意です。残雪期の経験はもちろんアイゼンとピッケルの装備が最低限必要です。
■帝釈山、田代山
田代湿原の木道は半時計回りの一方通行となっています。馬返し登山口のトイレは使用できてますが、田代山頂のトイレは今年は工事のため使えません。
登山装備
残雪のあるところでは軽アイゼンなどの滑り止めがあると便利です。ぬかるむところがあり、スパッツは必要です。足元の防水対策をしっかりとしましょう。急な天候の変化に対応できる装備でお願いします。柴安嵓から俎嵓へはアイゼンピッケル必携です。
注意点
入山前に靴に着いた土をしっかり落とすようお願いします。(下界の植物の種子を尾瀬に持ち込まないためです)
お知らせ
■改修工事について
5月~11月まで見晴公衆トイレの改修工事を行います。期間中はキャンプ場を資材置場として使うことや、ヘリコプター飛来によるテント巻き上げ防止のため、見晴キャンプ場を閉鎖いたします。翌年には快適な公衆トイレを提供いたします。
尾瀬ヶ原でのテント泊は山ノ鼻キャンプ場、尾瀬沼では尾瀬沼キャンプ場(完全予約制、28張)を使う計画を立てて下さい。
工事中は公衆トイレの代わりに仮設トイレを設置していますが、給水施設も改修工事対象のため、水飲み場(手洗い場)は使えません。
地区内各山小屋のトイレを使うことも出来ます。ただし、「小屋のトイレ使えます」と書かれた看板が出ている時間帯に限り、一声かけ100円をお支払い下さい。
昨年の今頃の様子は?
尾瀬沼ビジターセンターは5月13日に開所しました。残雪が少なく、大江湿原ではミズバショウが咲き始めています2023.05.17
ミズバショウのシーズン、もうしばらく楽しめそうです。木々は芽吹きはじめ、湿原の緑が濃くなってきました。2023.05.31
尾瀬沼ビジターセンター周辺の過去の様子
尾瀬沼ビジターセンター
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