八方尾根ルートはまだ冬道です。尾根でも稜線でも高山植物が咲き始め花のシーズンの始まりです。
天気・気温
山と周辺の状況
今朝は早いうちは晴れていましたが、黒い雲がにわかに湧きだし雨となりました。午後からは本降りとなり風もかなり吹いています。気温も10℃を下回っています。
・八方尾根では、八方池の氷が東西に真っ二つに割れて幅1mほど開きました。両側に氷が浮かんでいます。とてもきれいです。
標高2200~2300mあたりで、
シラネアオイ
シラネアオイ
が群生しています。扇の雪渓下で
ハクサンチドリ
ハクサンチドリ
も満開です。標高2300mくらいで
ミツバオウレン
ミツバオウレン
、丸山ケルンの下あたり(だいたい標高2350mくらい)で
チングルマ
チングルマ
が群生しています。マイヅルソウ、ツマトリソウも見頃です。八方尾根上部では、コ
イワカガミ
イワカガミ
やコケモモが咲いています。山荘周辺や稜線では
クロユリ
クロユリ
や
ハクサンイチゲ
ハクサンイチゲ
が満開。イワウメ、コケモモも見頃です。
コマクサ
コマクサ
はピンク色のつぼみをつけています。
登山道の状況
・八方尾根ルートは、まだ冬道です。上り下りとも夏道ではありません。昨年の夏道の全ルート開通は7/15でした。今年はまだ未定です。
上の樺(かんば)に雪が残り150~160mの急斜面の雪田となっています。雪は固くなっているためアイゼンが必要です。4本爪ではなく6本爪が安心です。
・唐松岳~不帰~白馬方面 稜線の雪もそれほど多くなく、道が出てきました。不帰にも少しですが人が入りました。白馬方面から唐松へ向かう場合には、天狗の大下りで下り初めがボロボロしているので注意して下さい。このルートは地図では破線の上級者コースです。
・唐松岳~五竜方面 稜線の道はほとんど出ています。大きな支障はありません。
・唐松~祖母谷 まだ整備されていません。このルートは距離もあり上級者コースです。
登山装備
基本的な登山装備のほか、6本爪アイゼンが安心な装備です。
注意点
山麓は春ですが、小屋ではまた毎日ストーブを焚いています。
お知らせ
・電話が繋がりにくい時があります 電波状態により、日中の電話が繋がりにくくなることがあります。時間を変えるとかかるようです。夜は20:00までお電話を受けております。
・7月三連休は混雑が予想されます。
・山荘から「氷河」が見えます。日本初の「氷河」として 認定された3ヶ所の氷河(北アルプス立山連峰の三ノ窓雪渓、小窓雪渓、雄山御前沢雪渓)を真正面に見ることができます。この夏は山荘で氷河を見ながらの夕食をどうぞ。
昨年の今頃の様子は?
2023年のGWは4/27~5/6迄営業(要予約)。前爪のあるアイゼン、ピッケルなど雪山登山装備が必要2023.04.27
2023年の夏山営業は7/1~10/21。利用には予約が必要。予約は6月中旬から受付予定2023.05.11
2023年の夏季営業は6/24(土)泊~(テントは7/1~)。利用には予約が必要。予約は一ヶ月前から受付2023.05.24
唐松岳頂上山荘周辺の過去の様子
唐松岳頂上山荘
- 電話番号:
- 090-5204-7876
- 連絡先住所:
- 長野県北安曇郡白馬村北城6336