唐松岳 | 唐松岳頂上山荘

八方尾根は尾根ルートを通行下さい。シラネアオイ、クロユリ、ハクサンイチゲなどが満開です。

コマクサと剱岳 (2012.07.27 唐松岳頂上山荘 )
コマクサと剱岳 (2012.07.27 唐松岳頂上山荘 )
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天気・気温

07/12(木) 雨。8~10mの風
富山市の天気予報
明日
雨のち晴
17℃
9℃
明後日
26℃
8℃
日本気象協会提供 2024年5月8日 6:00発表
松本市の天気予報
明日
雨のち晴
17℃
6℃
明後日
27℃
4℃
日本気象協会提供 2024年5月8日 6:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

朝から雨となっています。雨脚は強くなったり弱まったりしていますが、強い風が吹いています。白馬側より富山側の方が雲の動きが激しく、雨脚が弱まり一瞬風で雲が切れると、黒部方面が見えたりしています。

花は、八方尾根では、第三ケルンから下の樺(しものかんば)でミネ ウスユキソウ ウスユキソウ が咲いています。扇の雪渓の下で、 シラネアオイ シラネアオイ の群落が満開です。八方尾根上部では、ミヤマクワガタがつぼみから咲き始めとなりました。
クロユリ クロユリ ハクサンイチゲ ハクサンイチゲ は満開です。イワウメ、アオノ ツガザクラ ツガザクラ 、コケモモも咲いています。 シナノキンバイ シナノキンバイソウ はまだ咲きません。 コマクサ コマクサ のつぼみが顔を上げてきたのでまもなく咲き始めるでしょう。

八方尾根上部から不帰の稜線を見渡すとハイマツの緑も色濃くなってきました。

登山道の状況

今年は例年よりも残雪が多くなっています。とくに雨の日の雪上歩行では、足元に十分ご注意下さい。
・八方尾根からのルートでは、この三連休は尾根伝い(尾根ルート)を通行して下さい。まだ通常の夏道ではありません。登り下りとも同じルートでお願いします。
・唐松岳~五竜方面は、稜線の道はほとんど出ています。大きな支障はありません。
・唐松岳~不帰~白馬方面は、稜線の雪もそれほど多くなく、道が出ています。不帰で鎖を登る時、挟まっている石が落ちることがあります。また浮き石にも注意が必要です。
白馬方面から唐松へ向かう場合には、天狗の大下りで下り初めがボロボロしているので注意して下さい。このルートは地図では破線の上級者コースです。
・唐松岳~祖母谷ルートは距離もあり上級者コースです。

登山装備

全体に残雪があるので、アイゼンはあった方が良いでしょう。基本的な登山装備は必携です。

注意点

梅雨の最後に強く雨がふることがあります。浮き石や、弱った路肩に乗らないように注意が必要です。特に下りは慎重に。
登山道に雨水が流れているところでは注意が必要です。雨水は沢に流れ込む場所で登山道ではなく沢に入り込むケースがあります。足元とともにルート確認をしっかりとお願いします。

お知らせ

・電話が繋がりにくい時があります 電波状態により、日中の電話が繋がりにくくなることがあります。時間を変えるとかかるようです。夜は20:00までお電話を受けております。

・7月三連休は混雑が予想されます。

・山荘から「氷河」が見えます。日本初の「氷河」として 認定された3ヶ所の氷河(北アルプス立山連峰の三ノ窓雪渓、小窓雪渓、雄山御前沢雪渓)を真正面に見ることができます。この夏は山荘で氷河を見ながらの夕食をどうぞ。

昨年の今頃の様子は?

2023年のGWは4/27~5/6迄営業(要予約)。前爪のあるアイゼン、ピッケルなど雪山登山装備が必要2023.04.27

2023年の夏山営業は7/1~10/21。利用には予約が必要。予約は6月中旬から受付予定2023.05.11

2023年の夏季営業は6/24(土)泊~(テントは7/1~)。利用には予約が必要。予約は一ヶ月前から受付2023.05.24

営業は6/24(土)泊~(テントは7/1~)。7/11以降の予約は6/11からWEBほかで受付。7/10まではHP参照2023.06.08

唐松岳頂上山荘周辺の過去の様子

  • (みんなの登山記録 akira さんの投稿から)
  • 山荘裏山より剣岳、立山連峰の眺望
  • 氷点下の寒い朝。快晴の稜線は真っ白な雪に覆われています。
積雪は少なく吹溜りで20㎝ほど。信州側は雲海、雲が切れて時折山麓が見えます
  • 朝の静かな稜線です。遥か遠くに富士山のシルエットが見えました。八ヶ岳の連山と富士山の遠望です
  • 立山連峰と剱岳。稜線のタカネナナカマドは落葉し、枝先に残る赤い葉もわずかとなりました
  • 快晴 唐松岳山頂より山荘方面 
  • 気温1℃と寒い朝を迎えました。 霜柱がたち氷がはっています。
  • ウラシマツツジの草紅葉と唐松岳
  • 牛首登山道より ウラシマツツジと山荘
  • 秋色の稜線と唐松岳
  • 山荘周辺に生息するライチョウ 春はまれたヒナたちがそろそろ親離れの時期を迎えています
  • 雲海と日の出

唐松岳頂上山荘

電話番号:
090-5204-7876
連絡先住所:
長野県北安曇郡白馬村北城6336

地図で見る
http://karamatsu.jp/

施設の詳細を見る

関連する山

富山県 長野県 / 飛騨山脈北部

唐松岳 標高 2,696m

 後立山連峰のほぼ中央に位置するが、地味な存在である。ピラミッド型をしたこの山が大きく美しく見えるのは、主稜線の大黒岳付近からである。  主稜線を振り分けに、長野・富山両県からそれぞれ1本ずつの登山道が通じている。東からの八方尾根は、山岳スキー場として知られるが、途中の八方池は不帰ノ嶮を間近に仰ぐ憩いの場である(八方集落よりリフトなど利用して所要4時間)。西からの南越(なんこし)の道は、黒部渓谷からのもので、難路であったが、昭和61年、大黒鉱山跡まで尾根上をたどる新道に切り替えられた(祖母谷温泉より所要9時間)。  唐松岳北方の主稜線は、両側面からの浸食によって険しいやせ尾根となって、不帰ノ嶮と呼ばれている。ここは白馬岳からの縦走では、電気回路における抵抗のような存在となっているのである。南方への稜線はすぐに牛首岳を起こすが、ここも険路である。  八方尾根と主稜線とのジャンクションをなす小突起の西側に、抱かれるようにして唐松岳頂上山荘が建っている。間に深い黒部の谷を挟んで望む、ここからの剱岳の眺めは、後立山八景の1つに数えられよう。

富山県 長野県 / 飛騨山脈北部

鑓ヶ岳 標高 2,903m

 後立山連峰北部にあり、白馬三山の一峰。白馬岳または唐松岳方面から主稜線を縦走する際に踏まれることが多く、頂は広いザクに覆われ、眺望はすこぶるよい。  頂から信州側に、南・北2つの大きな岩稜を相似形に派生させ、それがこの山の姿を形造っている。  登山道は、東山麓の猿倉から鑓温泉を経るものが鑓ヶ岳の南鞍部に通じている(猿倉より所要7時間30分)。この登路になる東山腹は、登山最盛期近くまで大雪田を残し、融雪後は一面のザクとなる氷河地形を残す大斜面で、圏谷底にあたる大出原(おいでつばら)は、シナノキンバイなどの群落に彩られている。西面の中背尾根の道は廃道になって久しく、越中側からの登路はない。南へ主稜線をたどると天狗池で、池畔には天狗山荘が建つ。構造土の広がる天狗山稜を漫歩すれば、天狗ノ大下りを経て不帰(かえらず)キレットに達する。  なお、この山の東山腹、大出原の下部にある鑓温泉は標高2100mもの高さにある、わが国でも最高所にある温泉の1つ。鑓温泉小屋の背後の岩間から大量の湯が湧き出しており、泉質は含食塩土類硫化水素泉。慢性関節炎、糖尿病、神経痛、皮膚病などに効能があるという。

富山県 / 飛騨山脈北部 後立山連峰

五竜岳 標高 2,814m

 後立山連峰の中央部にあり、雄大な山容をもち、鹿島槍ヶ岳とともにこの連峰の重鎮的存在である。この山の景観が優れているのは、東麓からの唯一の登路である遠見(とおみ)尾根からのものである(神城駅からテレキャビンを利用して所要6時間)。尾根の名称の起こりである、いくつものタワミ(遠見)の上下を繰り返す、きついアルバイトを打ち消して余りあるのが、五竜岳東面と鹿島槍ヶ岳北壁の豪壮な眺めである。五竜岳東面は、いくつものバリエーション・ルートをもっているが、その1つ、G2稜の上部に顕著な武田菱に似た岩が見られ、この山の名の由来となっている。この地を支配していた武田の紋所「武田の御菱(ごりよう)」からきたもので、菱(ひし)は岩の方言でもある。また「後立(ごりゆう)山」の音読みから「五竜」となったという説もある。  五竜岳北隣の白岳(しらたけ)は、初雪のころ真っ白な姿を見せるのでこう呼ばれたが、その南側には主稜と遠見尾根に挟まれた、白岳沢のカールが広がっている。五竜岳から鹿島槍ヶ岳にかけての主稜線は、八峰(はちみね)の稜線と呼ばれる鋸歯状の突起を連ね、東面足下のカクネ里や、黒部峡谷を距てた剱岳の眺めとともに、縦走の醍醐味が味わえる所でもある。

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