サワギギョウやオゼミズギクなどが咲き、尾瀬も夏から秋に近づいてきたなと感じます。
天気・気温
山と周辺の状況
尾瀬沼、三本カラマツ側にはキキョウ科の仲間、
サワギキョウ
サワギキョウ
が群落しています。
檜高山方面側に群落しているキク科の仲間、オゼミズギク。どちらも見頃です。
この風景を見ると、尾瀬も夏から秋に近づいてきたなと感じます。
釜ツ堀湿原では、たいへん迫力のある植物で、オオウバユリ(大姥百合)はユリ科の仲間で、この時期が見頃となります。
ニッコウキスゲ
ゼンテイカ
の見頃が過ぎると次の主役となる、
コバギボウシ
コバギボウシ
(小葉擬宝珠)もこれから見頃となります。
尾瀬沼の湿原で今見られる花は、
ノアザミ
ノアザミ
、
サワギキョウ
サワギキョウ
、
コオニユリ
コオニユリ
、ミズチドリ、ミヤマワレモコウ、オゼミズギク、
コバギボウシ
コバギボウシ
、
キンコウカ
キンコウカ
、ナガバノモウセンゴケなど。林内ではハナニガナ、
ヤマハハコ
ヤマハハコ
、モミジカラマツ、
ギンリョウソウ
ギンリョウソウ
、オオウバユリ、ツルリンドウなどが見られます。
大江湿原で今咲いている花は、ミヤマワレモコウ、
キンコウカ
キンコウカ
、オタカラコウ、マルバダケブキ、ネジリバナ、
コオニユリ
コオニユリ
、
オトギリソウ
オトギリソウ
、
イワショウブ
イワショウブ
、オゼミズギク、
ツリガネニンジン
ツリガネニンジン
。林内ではサワ
オトギリソウ
オトギリソウ
、ケナツノタムラソウ、ノブキ、
ヤマハハコ
ヤマハハコ
などを見ることができます。
ビジターセンター近くの釜ッ堀湿原では、食べ頃になってきた
ミズバショウ
ミズバショウ
の実を探しに来たツキノワグマの姿が目撃されています。見通しを良くすることでクマと人との遭遇を避けるために、ヨシの刈り払いをしています。ツキノワグマは朝夕えさを求めて活動が活発になります。クマと出会わないために、私たち人の気配を音で知らせたり、クマの活動時間帯を避けて動くなど注意しましょう。
登山道の状況
尾瀬沼周辺の登山道で問題箇所は特にありません。
尾瀬沼南岸は木道が朽ちているところがあります。通行にご注意下さい。
大江湿原を沼山峠方向から小淵沢田代へ続く道は、利用者が少なく、見通しも悪いので、目印を頼りに歩いて下さい。
登山装備
急な天候の変化に対応できる装備でお願いします。
注意点
・クマ出没注意。鈴などで人の気配をクマに知らせたりしましょう。早朝夕刻などの活動時間帯は特に注意が必要です。
・強い日差しにご注意! 平地に比べれば冷涼な尾瀬ですが、晴天の日には強い日差しが照りつけます。湿原には日陰がないため、十分な熱中症対策が必要です。帽子の着用や、こまめな水分補給を心がけて下さい。
・夏の天気は変わりやすく、朝は晴れていても、午後雷雨となることがあります。天気予報では雨ではない場合でも、特に山に登る時には早め早めの行動をおすすめします。
時間に余裕のある計画を立てましょう。悪天時には無理をしないようにお願いします。
・木道が傷んでいる所は濡れていると特に滑りやすいですから気をつけて歩いてください。
・入山前に靴に着いた土をしっかり落とすようお願いします。(下界の植物の種子を尾瀬に持ち込まないためです)
お知らせ
尾瀬沼のキャンプ場は張れる数が決まっているため完全予約制です。すでに大変混雑しています。キャンプ場では食器の洗浄、排水捨てることはできません。食事の工夫をお願いします。
昨年の今頃の様子は?
尾瀬沼ビジターセンターは5月13日に開所しました。残雪が少なく、大江湿原ではミズバショウが咲き始めています2023.05.17
ミズバショウのシーズン、もうしばらく楽しめそうです。木々は芽吹きはじめ、湿原の緑が濃くなってきました。2023.05.31
尾瀬沼ビジターセンター周辺の過去の様子
尾瀬沼ビジターセンター
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