草紅葉も木々の紅葉も進み、針葉樹の深緑、銀色に輝く湖面と周辺は秋色に彩られています。
天気・気温
山と周辺の状況
ここ数日天気の悪い尾瀬沼。青空が見えないと今ひとつ気分も盛り上がりません。しかし、ここ数日間太陽が顔を出さなかったおかげで尾瀬沼ではすっかり気温が下がり、草紅葉だけでなく木々の紅葉もだいぶ進んできたようです。色彩豊かな秋の湖畔は眺めているだけでも楽しめます。
大江湿原は草紅葉が見頃を迎え美しく色づいています。
草紅葉の美しい湿原ではエゾリンドウの青色が目を惹きますね。1つひとつの色合いが少しずつ異なっているところが、その魅力をまた一段と高めているのは間違いないと思います。
湿原ではエゾリンドウ、アブラガヤが咲いています。林内では、オヤマリンドウや
ヤマハハコ
ヤマハハコ
が咲きいています。
ゴゼンタチバナ
ゴゼンタチバナ
、シラシタマノキ、
オオカメノキ
オオカメノキ
、マイヅルソウは身になりました。
沼山峠~大江湿原の樹木の紅葉はピークまでもう一歩です。大江湿原入り口には鮮やかに色づいた葉もあります。
大江川で50cm超の大イワナを見かけました。近くの小さな沢、奥ッ沢にも沢山のイワナがいました。産卵をしに上がって来ているようです。
尾瀬沼の秋は、針葉樹の深緑、銀色に輝く湖面。尾瀬沼は尾瀬ヶ原とはまた一味違った秋色に彩られています。
尾瀬沼ビジターセンターから沼尻へは、湿原を覆うイネ科の植物が黄金色に輝いていました。
尾瀬沼ビジターセンターから三平下の湿原は、うっすらと赤みを帯びた草紅葉が見頃です。
木々の色づきが日ごとに濃くなっています。錦繍の燧ケ岳を見る日も近いでしょう。
ヤマウルシが鮮やかな色合いの葉をつけています。綺麗だからといってヤマウルシは近づくとかぶれますからご注意ください。
登山道の状況
沼山峠~大江湿原の林内の木道は滑りやすいのでご注意下さい。
尾瀬沼ビジターセンターから小淵沢田代に向かう登山道は、出だし近くがぬかるんでいます。ご注意下さい。
尾瀬沼ビジターセンターから沼尻へは地肌が露出して滑りやすいところがあり注意が必要です。
尾瀬沼南岸ルートは木道が傷んでいるところがあり、気をつけてご通行下さい。
登山装備
尾瀬では朝夕冷え込むようになりました。防寒着の準備をお忘れなく。天候急変急にご注意下さい。雨具は必ず持ち歩きましょう。
注意点
入山前に靴に着いた土をしっかり落とすようお願いします。(下界の植物の種子を尾瀬に持ち込まないためです)
お知らせ
ニホンジカのわな猟実施のご注意 ニホンジカによる植生被害対策として10/1~10/31に大江湿原、浅湖湿原及びその周辺地域と、見晴、赤田代その周辺地域でわなによる捕獲を行います。登山道から外れないようにご協力下さい。ニホンジカのいる場所にはむやみに近づかないでください。安全には十分配慮して実施しますが、あわせて皆様のご理解とご協力をお願いします。なお、この作業に伴う登山道への影響はありません。問い合わせ先は環境省檜枝岐自然保護官事務所(電話0241-75-7301)、檜枝岐村役場(電話0241-75-2500)
三平下沼山休憩所の営業は10/20までです。尾瀬沼ビジターセンターの休憩所や売店は10/31まで利用できます。
見晴らしキャンプ場は今シーズンいっぱい使えません。テントは尾瀬沼キャンプ場(要予約)か山の鼻キャンプ場をご利用下さい。尾瀬沼のキャンプ場は張れる数が決まっているため完全予約制です。キャンプ場では食器の洗浄、排水捨てることはできません。食事の工夫をお願いします。
昨年の今頃の様子は?
尾瀬沼ビジターセンターは5月13日に開所しました。残雪が少なく、大江湿原ではミズバショウが咲き始めています2023.05.17
ミズバショウのシーズン、もうしばらく楽しめそうです。木々は芽吹きはじめ、湿原の緑が濃くなってきました。2023.05.31
尾瀬沼ビジターセンター周辺の過去の様子
尾瀬沼ビジターセンター
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