紅葉はむかし道あたりでまだ見られます。日没が早く15時台下山の計画を。ライトは必携です。
天気・気温
山と周辺の状況
ビジターセンターのあるJR奥多摩駅周辺の紅葉は終わりとなりました。むかし道や御岳渓谷方面ではまだ見られるようです。
落葉し、木々の枝がすっきりと見えるようになり、ジョウビタキなどの冬鳥がよく観察されています。この時期のジョウビタキは地鳴きと言い「ヒッヒッヒ」と言うような声で鳴きます。
この時期には「恋の季節」を迎えたシカは「フィーヨー」という鳴いています。
11月上旬にクマの出没報告がありましたが、ここ数日は報告もありません。念のため単独の方などはクマ鈴などを携行しましょう。
登山道の状況
登山道は夜露で早朝濡れていることがあります。登山道上には落ちた落ち葉が積み重なっています。
川乗山方面
・細倉橋~百尋ノ滝間は、滑りやすい箇所があるため、通行注意。
・大丹波川沿いの登山道は橋の崩落、倒木等があり通行止めでしたが、倒木等の処理は終了し通行可。
・大ダワから北東方面に向かう登山道は、途中の桟橋が崩落しているため、通行できません。
・大ダワ~足毛岩間は、登山道崩壊のため通行止め。
雲取山方面
・鴨沢コースは通行可。
・日原コースは、 唐松谷ルート(富田新道との分岐~ブナ坂)は、古い橋の架け替え工事が終了し通行可。大ダワ林道は、土砂崩落のため、全面通行止め。三条ダルミ~雲取山荘の巻道は、足場が悪く要注意。
その他、登山道や林道の状況はこちらをご覧ください。
http://www13.ocn.ne.jp/~okutamav/tozandou.html
登山装備
地形図、コンパス、レインウェア、ヘッドライトなどの必要装備を忘れずに。気温が下がっているので防寒具も必要です。
注意点
・日没が早いです。15時台には下山する計画で登山しましょう。
奥多摩は森が深く下山口近くなるほど早く日が差し込まなくなるため、日没がとても早く感じます。登山の際はヘッドライトを忘れずに。16時には暗くなります。
・充分な事前準備をして、余裕をもったスケジュールで登山しましょう。奥多摩の山は高低差が大きく急峻です。山頂までの道程は長くありませんが、登山口から急な登りが続きます。
・転倒や滑落といった事故のほか、広い尾根での道迷いなどがありました。
特に増えているのが日没により身動きがとれなくなり救助要請するケースです。予想以上に森の中は暗くなります。川乗山方面では大事に至らない事故ですが、重なりました。十分注意してください。
・狩猟期(11/15~翌年2/15)には、目立つ色の服装で、登山道を外れないように注意しましょう。
お知らせ
登山の前には、登山計画書を出しましょう。登山計画書は青梅警察署山岳救助隊のホームページからダウンロードできます。
青梅警察署山岳救助隊はこちら http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/9/ome/05sangaku/01sangaku.htm
登山計画書は、青梅警察署、管内の交番・駐在所、JR青梅線の各駅(登山届ボックスあり)にて受け付けています。
ビジターセンターの山岳情報コーナーには、登山の基礎から情報があります。登山を始めたい方、初心者の方も、ぜひお気軽にご利用ください。
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東京都奥多摩ビジターセンター周辺の過去の様子
東京都奥多摩ビジターセンター
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