八ヶ岳・赤岳 | 赤岳鉱泉

赤岳鉱泉周辺で新雪約20㎝くらい積もりました。昨日の朝に中岳沢で小規模雪崩が発生しています。

美しく白く雪をかぶった赤岳(2014.03.06 赤岳鉱泉)
美しく白く雪をかぶった赤岳(2014.03.06 赤岳鉱泉)
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天気・気温

03/06(木) 雪は止んで今は曇っています。朝の気温-12℃。
松本市の天気予報
明日
雨のち晴
16℃
6℃
明後日
27℃
3℃
日本気象協会提供 2024年5月8日 0:00発表
甲府市の天気予報
明日
雨のち晴
20℃
11℃
明後日
27℃
8℃
日本気象協会提供 2024年5月8日 0:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

昨日からの降雪で、赤岳鉱泉周辺で新雪約20㎝くらい積もりました。
今日は雪化粧した赤岳が最高に美しいです。

美濃戸口までスタッドレスタイヤが必要。
美濃戸口~赤岳山荘はスタッドレスタイヤ×4WD×タイヤチェーン(最低2本)必要。
10㎝以下のわだちがあります。
SUV(多目的スポーツ車)、トラック以外の車ははお腹を擦る可能性があるのでご注意ください。

登山道の状況

・赤岳鉱泉から上は、昨日までは全ルートトレースがありましたが、赤岳鉱泉~行者小屋~地蔵尾根~赤岳まで、今朝入山者がありましたのでトレースがつきました。
行者小屋から上は、新雪の量が多く、ラッセルで大変だったようです。
その他のルートに関しては、トレースはどのくらい残っているのかは、消えていたりは現在不明。
・雪も不安定な状況なので雪崩にご注意ください。
昨日の朝に中岳沢で小規模雪崩が発生しています。
・短期間で大量の降雪があり、気温の変化も激しいので、雪崩のリスクが非常に高まっています。沢筋、赤岩の頭頂上直下、文三郎尾根の赤岳・中岳分岐下の斜面(中岳沢の上部)、石尊稜などは、雪崩に要注意です!!
※この他にも危険箇所はありますので御自身の目、経験で状況判断していただき、安全第一で登ってください)新雪が降り積もった後は、下記の場所では雪崩に注意してください。 
・八ヶ岳では雪崩が起きない、少ないという認識があるようですが、それは全くの間違いです。
・トレースがない場合は、木の枝につけた赤いリボンを目印にお越しください。
・踏み固められたトレースを外れると、雪の中にズボッと脚がとられますのでご注意ください。
・車で八ヶ岳に来られる方は、スタッドレスタイヤ×4WD必須。タイヤチェーンがあれば、不測の事態に対応できるのでさらに安心です。

登山装備

・アイゼン、鉱泉以上を行く方はピッケル必携。
・場所によってはスノーシューまたはワカンがあると良いですが、トレースがついたのでなくても良いかもしれません。
・冬山装備で防寒はしっかりと。ヘッドランプは忘れないようにしてください。
・スタッドレスタイヤ×4WD、さらにタイヤチェーン。

注意点

・八ヶ岳に来られる方は、入念な計画、早めの行動、十分な装備を揃えてお越しになってください!
・赤岳山荘まで車で上がる方は、スタッドレスタイヤ×4WD必須。雪道運転に自信のない方、慣れていない方はタイヤチェーンの装着をオススメします。FF、FR車は上がれませんのでご注意ください。
・初心者は必ず、雪山経験者と同行のこと!
・事前の計画を入念に、早め早めの行動を心掛けてください。小屋入りは15:00までを目標にお願いします。
・今冬に入ってから、遭難や事故が続いているので、入念な登山計画&事前調査、慎重で余裕ある行動をお願いします。

お知らせ

・行者小屋は下記の予定で営業しています。
 3月8日(土)、15日(土)、22日(土)、29日(土)
 行者小屋宿泊予約は、赤岳鉱泉直通電話090-4824‐9986へ。
・上記営業日以外で行者小屋に幕営される方は、お手数ですが、北沢を経由し赤岳鉱泉で受付をしていただくか、管理人が幕営料の徴収に伺いますのでよろしくお願いいたします。
・当日予約でも構いませんので、09048249986までご予約お待ちしております。

赤岳鉱泉周辺の過去の様子

  • アイスキャンディが撤去されてテント場は広がりました
  • 北沢登山道上部の様子
  • 鉱泉前からの八ヶ岳連峰
  • 前日に降雪があり、岩稜帯も雪化粧しました
  • 赤岳山荘から堰堤広場までの林道の様子
  • 林道の様子(赤岳鉱泉Facebookより)
  • 赤岳鉱泉手前の積雪状況(赤岳鉱泉Facebookより)
  • 赤岳鉱泉Facebookより
  • 赤岳鉱泉Facebookより
  • アイスキャンディの様子

赤岳鉱泉

現地連絡先:
0266-62-8100
電話番号:
090-4824-9986
連絡先住所:
長野県諏訪郡富士見町落合桜ヶ丘10716

地図で見る
http://userweb.alles.or.jp/akadake/

施設の詳細を見る

関連する山

長野県 / 八ヶ岳

硫黄岳 標高 2,760m

 南八ヶ岳の最北端に位置し、北面は夏沢峠へ深く落ち込んでいる。長野県茅野市と同南佐久郡南牧村の境にあって、北面に火山活動のなごりの巨大な火口壁を残している。南面は緩斜面の岩礫帯で、大ダルミの鞍部にかけてはキバナシャクナゲの自生地として有名で、コマクサ、ウルップソウなどの高嶺の花々が見られる。  眺望は中央・北アルプス、北八ヶ岳の山々、浅間山、奥秩父連峰、富士山、阿弥陀岳、赤岳、横岳など、多くの山々に恵まれている。  山名は火口から硫黄を産したことによるが、佐久地方では箕をかぶせたような山容から箕冠岳(みかぶりだけ)と呼んだ時代もあった。  本沢温泉から夏沢峠を経て2時間強、横岳から1時間、赤岳鉱泉から赤岩ノ頭経由で1時間30分、桜平からオーレン小屋を経て4時間強の行程である。

長野県 / 八ヶ岳

横岳 標高 2,830m

横岳は長野県茅野市と同南佐久郡南牧村との境にあって、南北800mほどにおよぶ岩稜の連なりからなる山である。諏訪側、とりわけ柳川北沢上部からの眺めは、小同心、大同心の怪しい岩峰を擁した大岩壁の威容であり、佐久側からの峨々とした山容は赤岳の翼角のようにも見える。横岳は多くの峰塔で形成されており、最高点の奥ノ院、2829mが主峰である。そのほか、石尊大権現を祭る石尊峰、鉾岳、日の神を祭る日ノ岳、二十三夜峰など山岳宗教時代のなごりをとどめるものが連続し、三叉峰(さんじやほう)からは杣添尾根(そまぞえおね)が海ノ口高原へと下っている。最南端の二十三夜峰の南には地蔵尊の石の座像があって、地蔵尾根が行者小屋方向へと下っている。 眺望は赤岳とさして変わらないが、主峰、赤岳北面の雄姿は、八ヶ岳の代名詞ともいえよう。 コマクサ、タカネツメクサ、タカネシオガマ、イワオウギ、イブキジャコウソウ、トウヤクリンドウ、ミヤマダイコンソウ、ミヤマナデシコなど、稜線上に咲く高山植物は、比較的豊富である。 赤岳天望荘(旧赤岳石室)から横岳主峰までは1時間、硫黄岳から1時間30分、野辺山駅から杣添尾根を経て三叉峰までは7時間の行程である。 2019年1月、標高の改定により1m高くなり2830mとなった。具体的には、「奥の院」と呼ばれる場所が最高地点2830mとなり、これまで山頂とされてきた箇所は2826mとなっている。

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赤岳 標高 2,899m

 赤岳は八ヶ岳連峰の最高峰で、長野県茅野市、南佐久郡南牧村、山梨北巨摩郡大泉村(現・北杜市)との境に位置している。山頂は赤岳頂上山荘のある北峰と、一等三角点がある南峰とに、わずかな距離をおいて分かれている。北峰からは県界尾根が、南峰の南にある竜頭峰からは真教寺尾根が、ともに山梨県側へ延び、縦走路は南方はキレットを経て権現岳へ、北方は横岳へと連続し、西方は中岳を経て阿弥陀岳へのルートも通じている。  その山容は南麓の長坂方面から仰ぐと、ヨーロッパ・アルプスのアイガーに似て、勇壮そのものである。  近代登山の始まりについては別項で触れたが、それ以前の記録としては、明治26年(1893)に陸地測量部の館潔彦が一等三角点を赤岳に選点し、同28年には山崎直方が火山調査のために赤岳に登り、その成果は震災予防調査会報告として発表されている。  赤岳という山名は、酸化鉄による赤い岩肌からきたもので、早朝や夕映えの輝きはひときわ美しいものがある。  山梨側は山頂直下まで緑のハイマツ帯が迫り、諏訪側はイワツバメが舞う、赤岳西壁と呼ばれる岩場となっている。また、南峰から竜頭峰にかけては、鎖場のある鋭い岩稜が続く。  ひとたびその山頂に立てば展望は360度、本邦中央部の山岳をほとんど手中にできる。権現岳、阿弥陀岳、横岳、硫黄岳、天狗岳、蓼科山などの近景をはじめ、南・中央・北の各アルプスから上信越の山々、浅間山、奥秩父、富士山と、大パノラマが展開する。  赤岳は、かつて赤岳大神とも呼ばれて人々の信仰を集めていた。柳川南沢の源頭にあたる行者小屋は、昔、赤岳神社の社務所だった所で、夏期には行者が居住していたという。祭神は大山祗命(おおやまずみのみこと)とその娘、岩長姫命(いわながひめのみこと)である。  一般的な登路としては、諏訪側の美濃戸口から柳川南沢を登り行者小屋から地蔵尾根ルート5時間、同じく行者小屋から中岳経由5時間、清里から県界尾根ルート6時間30分、同真教寺尾根ルート6時間弱、縦走路は権現岳からキレットを経て2時間30分、硫黄岳から横岳を経て3時間強の行程である。また、中岳を経て阿弥陀岳への所要時間は1時間強である。美ノ森山との標高差は1356m、幕営指定地のある行者小屋とは550m、キレットとは440mの標高差がある。

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