八ヶ岳・赤岳 | 赤岳鉱泉

赤岳鉱泉周辺の残雪は70cm。残雪は例年より多いですが、日を追うごとに残雪は減っています。まだ冬山装備必要。

小屋周辺(2014.04.07 赤岳鉱泉)
小屋周辺(2014.04.07 赤岳鉱泉)
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天気・気温

04/25(金) 晴れ、最低気温±0℃、最高気温+11℃。
松本市の天気予報
明日
雨のち曇
15℃
8℃
明後日
曇のち晴
17℃
7℃
日本気象協会提供 2024年5月7日 12:00発表
甲府市の天気予報
明日
晴のち雨
25℃
15℃
明後日
雨のち曇
21℃
12℃
日本気象協会提供 2024年5月7日 12:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

赤岳鉱泉周辺の残雪は70cm。残雪は例年より多いですが、日を追うごとに残雪は減っています。
アイスキャンディは落氷や倒壊の危険性が高まっているので、バリケードがありますが、敷地内には絶対に入らないでください。
朝晩は±0℃前後ですが、寒気が入るとー4~5℃に下がります。

登山道の状況

・通行止めや崩落個所は特に無し。
・美濃戸口~赤岳山荘は、残雪なしでノーマルタイヤで入山可能です。
 但し、道が少し荒れていますので、車高の低い車はお腹を擦る可能性がありますので、ご注意ください。
・赤岳山荘~堰堤広場は、日陰などの残雪が5cmほどあります。
・堰堤広場~赤岳鉱泉は、全体的に残雪10~15cm。
・ふたご橋付近(下から5つ目の橋が連続している所)からは上は雪がほとんど減ってなく、朝晩の気温が低い時は凍結しアイスバーン状になり滑りやすく、日中の気温が高い時はザクザクの雪になり、トレースがあるところでも踏み抜きがあり、少し歩きにくい状況です。
・赤岳鉱泉から上の登山道は、稜線上の残雪は少ないですが、樹林帯の残雪は例年の1.5倍あります。最低限ピッケルと10本爪アイゼンが必要になります。

登山装備

・鉱泉までなら6本爪くらいのアイゼンとストック。鉱泉以上を行く方は10本爪アイゼンとピッケル必携。
・軽装の方を見かけます。まだここは春ではありません。防寒はしっかりと。ヘッドランプは忘れないようにしてください。
・これからミゾレや雨になるので、濡れ対策も忘れずに。

注意点

・朝晩はまだ0℃前後になることがありますので、防寒着をお忘れなく!
・早めの行動を心掛け、無理のない登山計画を行ってください。
・文三郎尾根で滑落事故が発生しましたが、事故原因は装備不足です。ピッケルなしで軽アイゼンで赤岳を登ろうとしたという常識では考えられないものでした。
 麓は春ですが、八ヶ岳では2月の大雪の影響で、残雪が例年の1.5倍、気温も例年の4月ほど上昇してないという現状です。
・この時期になると装備不足や経験の浅い方が多く見受けられます。
・良識のある装備でご自身の技量に合った登山計画をお勧めいたします。

お知らせ

・行者小屋のGW営業:4月29日(祝・火)~5月5日(祝・月)宿泊まで。
 29日(火)以前の宿泊予約は赤岳鉱泉直通電話09048249986までご連絡をお願いいたします。
 29日(火)以降は行者小屋直通電話09047403808が通じます。
・上記営業日以外で行者小屋に幕営される方は、お手数ですが、北沢を経由し赤岳鉱泉で受付をしていただくか、管理人が幕営料の徴収に伺いますのでよろしくお願いいたします。
・当日予約でも構いませんので、090‐4824‐9986までご予約お待ちしております。
・鉱泉のお風呂営業は4月26日(土)から開始します。宿泊者無料、テントと日帰りの方は1名1,000円
・生ビール800円も始めます。

赤岳鉱泉周辺の過去の様子

  • アイスキャンディが撤去されてテント場は広がりました
  • 北沢登山道上部の様子
  • 鉱泉前からの八ヶ岳連峰
  • 前日に降雪があり、岩稜帯も雪化粧しました
  • 赤岳山荘から堰堤広場までの林道の様子
  • 林道の様子(赤岳鉱泉Facebookより)
  • 赤岳鉱泉手前の積雪状況(赤岳鉱泉Facebookより)
  • 赤岳鉱泉Facebookより
  • 赤岳鉱泉Facebookより
  • アイスキャンディの様子

赤岳鉱泉

現地連絡先:
0266-62-8100
電話番号:
090-4824-9986
連絡先住所:
長野県諏訪郡富士見町落合桜ヶ丘10716

地図で見る
http://userweb.alles.or.jp/akadake/

施設の詳細を見る

関連する山

長野県 / 八ヶ岳

硫黄岳 標高 2,760m

 南八ヶ岳の最北端に位置し、北面は夏沢峠へ深く落ち込んでいる。長野県茅野市と同南佐久郡南牧村の境にあって、北面に火山活動のなごりの巨大な火口壁を残している。南面は緩斜面の岩礫帯で、大ダルミの鞍部にかけてはキバナシャクナゲの自生地として有名で、コマクサ、ウルップソウなどの高嶺の花々が見られる。  眺望は中央・北アルプス、北八ヶ岳の山々、浅間山、奥秩父連峰、富士山、阿弥陀岳、赤岳、横岳など、多くの山々に恵まれている。  山名は火口から硫黄を産したことによるが、佐久地方では箕をかぶせたような山容から箕冠岳(みかぶりだけ)と呼んだ時代もあった。  本沢温泉から夏沢峠を経て2時間強、横岳から1時間、赤岳鉱泉から赤岩ノ頭経由で1時間30分、桜平からオーレン小屋を経て4時間強の行程である。

長野県 / 八ヶ岳

横岳 標高 2,830m

横岳は長野県茅野市と同南佐久郡南牧村との境にあって、南北800mほどにおよぶ岩稜の連なりからなる山である。諏訪側、とりわけ柳川北沢上部からの眺めは、小同心、大同心の怪しい岩峰を擁した大岩壁の威容であり、佐久側からの峨々とした山容は赤岳の翼角のようにも見える。横岳は多くの峰塔で形成されており、最高点の奥ノ院、2829mが主峰である。そのほか、石尊大権現を祭る石尊峰、鉾岳、日の神を祭る日ノ岳、二十三夜峰など山岳宗教時代のなごりをとどめるものが連続し、三叉峰(さんじやほう)からは杣添尾根(そまぞえおね)が海ノ口高原へと下っている。最南端の二十三夜峰の南には地蔵尊の石の座像があって、地蔵尾根が行者小屋方向へと下っている。 眺望は赤岳とさして変わらないが、主峰、赤岳北面の雄姿は、八ヶ岳の代名詞ともいえよう。 コマクサ、タカネツメクサ、タカネシオガマ、イワオウギ、イブキジャコウソウ、トウヤクリンドウ、ミヤマダイコンソウ、ミヤマナデシコなど、稜線上に咲く高山植物は、比較的豊富である。 赤岳天望荘(旧赤岳石室)から横岳主峰までは1時間、硫黄岳から1時間30分、野辺山駅から杣添尾根を経て三叉峰までは7時間の行程である。 2019年1月、標高の改定により1m高くなり2830mとなった。具体的には、「奥の院」と呼ばれる場所が最高地点2830mとなり、これまで山頂とされてきた箇所は2826mとなっている。

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赤岳 標高 2,899m

 赤岳は八ヶ岳連峰の最高峰で、長野県茅野市、南佐久郡南牧村、山梨北巨摩郡大泉村(現・北杜市)との境に位置している。山頂は赤岳頂上山荘のある北峰と、一等三角点がある南峰とに、わずかな距離をおいて分かれている。北峰からは県界尾根が、南峰の南にある竜頭峰からは真教寺尾根が、ともに山梨県側へ延び、縦走路は南方はキレットを経て権現岳へ、北方は横岳へと連続し、西方は中岳を経て阿弥陀岳へのルートも通じている。  その山容は南麓の長坂方面から仰ぐと、ヨーロッパ・アルプスのアイガーに似て、勇壮そのものである。  近代登山の始まりについては別項で触れたが、それ以前の記録としては、明治26年(1893)に陸地測量部の館潔彦が一等三角点を赤岳に選点し、同28年には山崎直方が火山調査のために赤岳に登り、その成果は震災予防調査会報告として発表されている。  赤岳という山名は、酸化鉄による赤い岩肌からきたもので、早朝や夕映えの輝きはひときわ美しいものがある。  山梨側は山頂直下まで緑のハイマツ帯が迫り、諏訪側はイワツバメが舞う、赤岳西壁と呼ばれる岩場となっている。また、南峰から竜頭峰にかけては、鎖場のある鋭い岩稜が続く。  ひとたびその山頂に立てば展望は360度、本邦中央部の山岳をほとんど手中にできる。権現岳、阿弥陀岳、横岳、硫黄岳、天狗岳、蓼科山などの近景をはじめ、南・中央・北の各アルプスから上信越の山々、浅間山、奥秩父、富士山と、大パノラマが展開する。  赤岳は、かつて赤岳大神とも呼ばれて人々の信仰を集めていた。柳川南沢の源頭にあたる行者小屋は、昔、赤岳神社の社務所だった所で、夏期には行者が居住していたという。祭神は大山祗命(おおやまずみのみこと)とその娘、岩長姫命(いわながひめのみこと)である。  一般的な登路としては、諏訪側の美濃戸口から柳川南沢を登り行者小屋から地蔵尾根ルート5時間、同じく行者小屋から中岳経由5時間、清里から県界尾根ルート6時間30分、同真教寺尾根ルート6時間弱、縦走路は権現岳からキレットを経て2時間30分、硫黄岳から横岳を経て3時間強の行程である。また、中岳を経て阿弥陀岳への所要時間は1時間強である。美ノ森山との標高差は1356m、幕営指定地のある行者小屋とは550m、キレットとは440mの標高差がある。

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