稜線では、御西小屋から梅花皮小屋では、かなり残雪が残っています。危険な地点もあるので最低でもピッケルの携行は必要
天気・気温
山と周辺の状況
台風8号の接近による豪雨で、山形県内は被害が出ており、山岳地帯でも車道の通行規制があります。多くは現在は復旧していますが、一部は規制が継続されています。詳細は「飯豊朝日連峰の登山者情報」http://www.ic-net.or.jp/home/iide/
に逐次掲載していますので、参考にしてください。
なおJR米坂線は線路が被害を受けてバス代行になっているのでご注意ください。
登山道の状況
飯豊山への登山道は、一部でまだ雪が多く残っています。とくに、東側斜面(山形側)は、雪が遅くまで残ります。場所によっては、ピッケル技術が必要になります。ピッケルを使えない方は、西側からのアクセスが良いでしょう。
●大日杉(福島県側)から
7月13日現在、大日杉から切合小屋までは種蒔山下部で少し雪渓を踏む程度でアイゼン不要です。切合小屋から草履塚までも雪渓を踏みますがアイゼン不要で、御西小屋までは夏道を通れます。
御西小屋から大日岳までは御西小屋近くで雪渓を踏み、山頂近くには嫌らしい雪渓が残っています。雪渓を踏まずに近くに足場を築いて登ることは可能ですが、ピッケルがあったほうがいいでしょう。
●稜線
御西小屋から梅花皮小屋は、かなり残雪が残っています。夏道と交互に進むことになり、夏道に上ったり下りたりをしっかりと見極める必要があります。赤旗などもありますが、ズレているところもあるります。危険な地点もあるので最低でもピッケルの携行は必要でしょう。
●御沢登山口(川入~)
登山口へのアクセス道は昨年の集中豪雨で途中流失しています。車で入れるのは分校跡(川入寄覧所館)までです。車はここに駐車してください。林道の崩落地点箇所は、仮設通路ま設けられていて徒歩でのみ通過できます。ここから本来の登山口(川入)までは徒歩で2時間となります。
飯豊鉱泉(廃業)から先の登山道は流失しています。沢沿いを歩けますが、増水時は注意が必要です。また、御沢野営場前の林道も流失していますが、仮設の丸太橋がかかっています(http://www.iideasahi.jp/1796.html)
●弥平四郎登山口は、車道は通行規制がありますが祓川山荘への橋は通れるようになったようです。また弥生から鏡山への車道も被害を受けています。詳細は、以下リンクを確認して下さい。
http://www.town.nishiaizu.fukushima.jp/%E9%A3%AF%E8%B1%8A%E5%B1%B1%E7%99%BB%E5%B1%B1%E6%83%85%E5%A0%B1%EF%BC%88H26.7.10%E7%8F%BE%E5%9C%A8%EF%BC%89.pdf
●湯の平登山道(オオイン尾根)
赤谷林道は昨年の集中豪雨のため、湯の平避難小屋付近(下流50m)の登山道が飯豊川の濁流に流され損壊し、通行することができません。土砂災害が発生する危険性があるため、絶対に入山しないでください。
また、北股岳から湯の平を経由して新発田側へ下山することもできません。なお、湯の平避難小屋は利用できますが、管理人不在となります。
●足ノ松尾根(奥胎内ヒュッテ~)
足ノ松尾根は頼母木山までは雪もなく問題なく通行できます。頼母木小屋の下にある水場は残雪がまだたっぷりありますが、利用できます。小屋前に水場に行く標識があるので確認して下さい。
●石転び沢
石転び沢は、雪渓上に落石が多い時期です。落石に注意するとともに、ピッケル技術が必須となります。中ノ島(草付き)の上部のトラバースが10m程度になっています。石転ビノ出合はまだ雪渓の上を通れそうです。
登山装備
歩くコースによっては、ピッケル技術が必須となります。
注意点
7月14~15日に登山道保全講習会の下見が梶川尾根で行われました。飯豊連峰の合同保全事業は8月30日(土)~31日(日)に梶川尾根で実施されます。
お知らせ
天狗平ロッジを利用する場合は、事前予約をお願いします。山小屋仕様ですので素泊まりです。宿泊料は1,500円(高校生以下無料)、寝具を利用される方はシーツ洗濯料として500円をいただきます。詳細は以下URLをご確認ください(http://www.ic-net.or.jp/home/iide/rojji.html)
昨年の今頃の様子は?
4月28日に倉手山登山口と大日杉小屋までの車道が開通予定、開通時刻にも留意ください。2023.04.27
足ノ松尾根のアプローチ道路が通行止め、足ノ松尾根登山道は当面の間、通行不可2023.05.11
飯豊山・天狗平ロッジ周辺の過去の様子
飯豊山・天狗平ロッジ
- 電話番号:
- 090-5846-1858
- 連絡先住所:
- 山形県西置賜郡小国町