唐松岳 | 唐松岳頂上山荘

八方尾根は花盛り、山荘脇ではコマクサ続々開花中です。熱中症対策とともに防寒具も必携。天候急変に注意。

小屋脇の稜線砂れき地はコマクサの群生地です。(2014.07.30 唐松岳頂上山荘 )
小屋脇の稜線砂れき地はコマクサの群生地です。(2014.07.30 唐松岳頂上山荘 )
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天気・気温

07/24(木) 天候は晴れ・ガス→曇り→雨
富山市の天気予報
明日
雨のち晴
17℃
9℃
明後日
26℃
8℃
日本気象協会提供 2024年5月8日 6:00発表
松本市の天気予報
明日
雨のち晴
17℃
6℃
明後日
27℃
4℃
日本気象協会提供 2024年5月8日 6:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

7/24 本日は冷たい雨となりました。とても気温が低く、大変寒いです。
週末にむけて、やや不安定な天気予報になりつつあります。雷にも配慮が必要です。最新の気象情報を確認しましょう。

唐松岳頂上山荘裏の登山道では、ライチョウが観察されています。「お気に入りの砂場」で砂浴びと採食を繰り返すオスライチョウ(只今単独生活中)です。「砂場の条件」は、柔らかな芽生えの葉が多い風衝地で、砂礫地の開けた場所です。寄生虫などの防除のために砂浴びをしています。
山荘周辺では、母と子が揃って砂浴びをする愛らしい姿に出会うこともあります。

●高山植物情報。
コマクサ コマクサ が咲いています。次々と開花します。唐松岳頂上山荘周辺 コマクサ コマクサ の見頃は長く続きます。
・唐松岳頂上山荘周辺  ツガザクラ ツガザクラ 、アオノ ツガザクラ ツガザクラ クロユリ クロユリ ハクサンイチゲ ハクサンイチゲ ミヤマキンバイ ミヤマキンバイ ミヤマダイコンソウ ミヤマダイコンソウ 、ミヤマクワガタ、タカネヤハズハハコ、 ショウジョウバカマ ショウジョウバカマ ミヤマキンポウゲ ミヤマキンポウゲ コマクサ コマクサ が咲いています。
・八方尾根  イワカガミ イワカガミ タチツボ スミレ スミレ タチツボ スミレ スミレ 、シロバナクモマニガナ、 チングルマ チングルマ シラネアオイ シラネアオイ 、ハクサンコザクラ、オオ サクラソウ サクラソウ 、イワシモツケ、 カラマツソウ カラマツソウ ハクサンチドリ ハクサンチドリ 、ミヤマアズマギク、ツマトリソウ、ムシトリ スミレ スミレ 、タカネセンブリ、イブキジャコウソウ、ゼンテイカ( ニッコウキスゲ ゼンテイカ )、タカネバラ、ハクサンタイゲキ、タテヤマ ウツボグサ ウツボグサ ゴゼンタチバナ ゴゼンタチバナ の花が登山道沿いを色鮮やかに彩っています。

登山道の状況

●八方尾根 
すべて夏道となりました。
扇の雪渓の下部では残雪(1ヶ所)があり、約10mの間 雪の上を歩きます。雪面には、ステップが切ってあります。足もとに気をつけて登下山下さい。
※八方尾根ゴンドラリフトについてはこちら http://www.happo-one.jp/

●山荘~唐松岳山頂 支障ありません。

●不帰方面
山荘受付にて必ず登山道や残雪状況やルートの最新情報確認をお願い致します。
ルートの整備は入りましたが、落石が多いので注意が必要です。雨後は特に注意して下さい。登りで鎖を掴む時には、鎖の上からの落石に注意しましょう。鎖を体重を掛けて掴む前に、一度上を見ながら鎖を振りましょう。鎖に挟まれていた落石を払うことができまます。
※天狗山荘についてはこちら http://vill.hakuba.nagano.jp/green/tozan_trekking/yamagoya.html

●祖母谷方面
ルート整備が入りました。唐松岳南側の急斜面の雪渓を1ヶ所横切ります。雪切りもしてあります注意して通行して下さい。
非常に長いルートで、タイムアウトする方もあります。このルートに入る前には、必ず山荘受付にて登山道や残雪状況やルートの最新情報確認をお願い致します。

●五竜方面
鎖場があります。注意して登山しましょう。
五竜山荘、唐松山荘両サイドで最新情報を得て入ることをオススメします。
五竜山荘についてはこちら http://www.hakuba-sanso.co.jp/goryusanso/
遠見尾根のテレキャビンについてはこちら http://www.

登山装備

・3000m級の夏山登山装備が必要です。
・朝晩や、雨の時は大変寒く感じます。防寒着は通年を通し必要です。
・雨が降ることもあります。防水対策はしっかりと。防水の手袋もあると良いでしょう。
・日が出て暑くなると

注意点

・天候の急変(雷など)には充分注意し、天気予報や山荘での最新情報を得て行動しましょう。雷に備えて早めに行動しましょう。
・雨天は、行動中の身体は「冷え」の状態になります。
行動中は温かい飲み物で冷え対策をしましょう。保温水筒(テルモス)に温かいお茶をご用意下さい。冷たい水よりもずっと身体の負担が軽いです。
・朝晩は冷え込みます。また汗を掻いたあとも冷えます。休憩中は、背中にタオルを挟むなど「汗冷え」対策をしましょう。防寒防風装備は必要です。油断しないで下さい。
・日中の気温が上がってきました。熱中症対策が必要です。脱水に注意して下さい。雨の時やすごしやすい気温の時も飲む量が少なければ、脱水になります。行動量に応じこまめな水分補給を心がけましょう。

●八方池までの林道やリフトなどアプローチの情報
・黒菱林道工事は終了 通行可能。
・黒菱第3ペアリフトは運行開始です。http://www.happo-one.jp/green/trekking/kurobishi.html

●白馬八方温泉情報
http://www.shinshuu-hakuba.com/onsen/
第一の湯(八方バスターミナル前)は現在立て替えのため閉館。12月に新しくオープン予定。工事期間中は第二郷の湯、みみずくの湯、おびなたの湯をご利用ください。

お知らせ

2014年の営業期間は、4月26日(土)~10月19日(日)です。
ご予約・お問合せ等の電話は18:00~20:00までの間が比較的繋がりやすい時間帯です。
※今週末もにぎやかになりそうです。

・喫茶メレーズ 営業中
山荘2階にある喫茶メレーズ。立山剱を真正面にお飲み物などをお楽しみ下さい。わき上がる雲海を肴に飲む生ビールは格別です。

昨年の今頃の様子は?

2023年のGWは4/27~5/6迄営業(要予約)。前爪のあるアイゼン、ピッケルなど雪山登山装備が必要2023.04.27

2023年の夏山営業は7/1~10/21。利用には予約が必要。予約は6月中旬から受付予定2023.05.11

2023年の夏季営業は6/24(土)泊~(テントは7/1~)。利用には予約が必要。予約は一ヶ月前から受付2023.05.24

営業は6/24(土)泊~(テントは7/1~)。7/11以降の予約は6/11からWEBほかで受付。7/10まではHP参照2023.06.08

唐松岳頂上山荘周辺の過去の様子

  • (みんなの登山記録 akira さんの投稿から)
  • 山荘裏山より剣岳、立山連峰の眺望
  • 氷点下の寒い朝。快晴の稜線は真っ白な雪に覆われています。
積雪は少なく吹溜りで20㎝ほど。信州側は雲海、雲が切れて時折山麓が見えます
  • 朝の静かな稜線です。遥か遠くに富士山のシルエットが見えました。八ヶ岳の連山と富士山の遠望です
  • 立山連峰と剱岳。稜線のタカネナナカマドは落葉し、枝先に残る赤い葉もわずかとなりました
  • 快晴 唐松岳山頂より山荘方面 
  • 気温1℃と寒い朝を迎えました。 霜柱がたち氷がはっています。
  • ウラシマツツジの草紅葉と唐松岳
  • 牛首登山道より ウラシマツツジと山荘
  • 秋色の稜線と唐松岳
  • 山荘周辺に生息するライチョウ 春はまれたヒナたちがそろそろ親離れの時期を迎えています
  • 雲海と日の出

唐松岳頂上山荘

電話番号:
090-5204-7876
連絡先住所:
長野県北安曇郡白馬村北城6336

地図で見る
http://karamatsu.jp/

施設の詳細を見る

関連する山

富山県 長野県 / 飛騨山脈北部

唐松岳 標高 2,696m

 後立山連峰のほぼ中央に位置するが、地味な存在である。ピラミッド型をしたこの山が大きく美しく見えるのは、主稜線の大黒岳付近からである。  主稜線を振り分けに、長野・富山両県からそれぞれ1本ずつの登山道が通じている。東からの八方尾根は、山岳スキー場として知られるが、途中の八方池は不帰ノ嶮を間近に仰ぐ憩いの場である(八方集落よりリフトなど利用して所要4時間)。西からの南越(なんこし)の道は、黒部渓谷からのもので、難路であったが、昭和61年、大黒鉱山跡まで尾根上をたどる新道に切り替えられた(祖母谷温泉より所要9時間)。  唐松岳北方の主稜線は、両側面からの浸食によって険しいやせ尾根となって、不帰ノ嶮と呼ばれている。ここは白馬岳からの縦走では、電気回路における抵抗のような存在となっているのである。南方への稜線はすぐに牛首岳を起こすが、ここも険路である。  八方尾根と主稜線とのジャンクションをなす小突起の西側に、抱かれるようにして唐松岳頂上山荘が建っている。間に深い黒部の谷を挟んで望む、ここからの剱岳の眺めは、後立山八景の1つに数えられよう。

富山県 長野県 / 飛騨山脈北部

鑓ヶ岳 標高 2,903m

 後立山連峰北部にあり、白馬三山の一峰。白馬岳または唐松岳方面から主稜線を縦走する際に踏まれることが多く、頂は広いザクに覆われ、眺望はすこぶるよい。  頂から信州側に、南・北2つの大きな岩稜を相似形に派生させ、それがこの山の姿を形造っている。  登山道は、東山麓の猿倉から鑓温泉を経るものが鑓ヶ岳の南鞍部に通じている(猿倉より所要7時間30分)。この登路になる東山腹は、登山最盛期近くまで大雪田を残し、融雪後は一面のザクとなる氷河地形を残す大斜面で、圏谷底にあたる大出原(おいでつばら)は、シナノキンバイなどの群落に彩られている。西面の中背尾根の道は廃道になって久しく、越中側からの登路はない。南へ主稜線をたどると天狗池で、池畔には天狗山荘が建つ。構造土の広がる天狗山稜を漫歩すれば、天狗ノ大下りを経て不帰(かえらず)キレットに達する。  なお、この山の東山腹、大出原の下部にある鑓温泉は標高2100mもの高さにある、わが国でも最高所にある温泉の1つ。鑓温泉小屋の背後の岩間から大量の湯が湧き出しており、泉質は含食塩土類硫化水素泉。慢性関節炎、糖尿病、神経痛、皮膚病などに効能があるという。

富山県 / 飛騨山脈北部 後立山連峰

五竜岳 標高 2,814m

 後立山連峰の中央部にあり、雄大な山容をもち、鹿島槍ヶ岳とともにこの連峰の重鎮的存在である。この山の景観が優れているのは、東麓からの唯一の登路である遠見(とおみ)尾根からのものである(神城駅からテレキャビンを利用して所要6時間)。尾根の名称の起こりである、いくつものタワミ(遠見)の上下を繰り返す、きついアルバイトを打ち消して余りあるのが、五竜岳東面と鹿島槍ヶ岳北壁の豪壮な眺めである。五竜岳東面は、いくつものバリエーション・ルートをもっているが、その1つ、G2稜の上部に顕著な武田菱に似た岩が見られ、この山の名の由来となっている。この地を支配していた武田の紋所「武田の御菱(ごりよう)」からきたもので、菱(ひし)は岩の方言でもある。また「後立(ごりゆう)山」の音読みから「五竜」となったという説もある。  五竜岳北隣の白岳(しらたけ)は、初雪のころ真っ白な姿を見せるのでこう呼ばれたが、その南側には主稜と遠見尾根に挟まれた、白岳沢のカールが広がっている。五竜岳から鹿島槍ヶ岳にかけての主稜線は、八峰(はちみね)の稜線と呼ばれる鋸歯状の突起を連ね、東面足下のカクネ里や、黒部峡谷を距てた剱岳の眺めとともに、縦走の醍醐味が味わえる所でもある。

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