大日杉コースは切合小屋手前の残雪が豊富で滑落者も出ています。稜線もかなりの部分で残雪の上を歩きます
天気・気温
山と周辺の状況
飯豊山は、7月下旬でも、まだ登山道には雪が残っている箇所があります。コースによっては、雪に対する装備が必要です。
登山道には、たくさんの花を見かけます。
登山中にチシマギキョウ、ヒメサユリ、ミヤマクルマバナ、
ヨツバシオガマ
ヨツバシオガマ
、
ニッコウキスゲ
ゼンテイカ
、バイカオウレン、
チングルマ
チングルマ
、
ミヤマキンポウゲ
ミヤマキンポウゲ
、アオノ
ツガザクラ
ツガザクラ
、
ミヤマリンドウ
ミヤマリンドウ
、モミジカラマツ、
サンカヨウ
サンカヨウ
などを見かけました。
BS-TBS「日本の名峰・絶景探訪:飯豊連峰」の撮影が終了しました。8月9日(土)21:00からの放映になります。
登山道の状況
飯豊山への登山道は、一部でまだ雪が多く残っています。とくに、東側斜面(山形側)は、雪が遅くまで残ります。場所によっては、ピッケル技術が必要になります。ピッケルを使えない方は、西側からのアクセスが良いでしょう。
●大日杉(福島県側)から
大日杉コースは、切合小屋手前の残雪が豊富に残っており、滑落者も出ていますので、十分に注意して下さい。。
●稜線
御西小屋から梅花皮小屋は、かなりの部分で残雪の上を歩くことになります。残雪の端は氷になっていますので、慎重にルートを確認して下さい。
●御沢登山口(川入~)
登山口へのアクセス道は昨年の集中豪雨で途中流失しています。車で入れるのは分校跡(川入寄覧所館)までです。車はここに駐車してください。林道の崩落地点箇所は、仮設通路ま設けられていて徒歩でのみ通過できます。ここから本来の登山口(川入)までは徒歩で2時間となります。
飯豊鉱泉(廃業)から先の登山道は流失しています。沢沿いを歩けますが、増水時は注意が必要です。また、御沢野営場前の林道も流失していますが、仮設の丸太橋がかかっています(http://www.iideasahi.jp/1796.html)
●弥平四郎登山口は、車道は通行規制がありますが祓川山荘への橋は通れるようになったようです。また弥生から鏡山への車道も被害を受けています。詳細は、以下リンクを確認して下さい。
http://www.town.nishiaizu.fukushima.jp/%E9%A3%AF%E8%B1%8A%E5%B1%B1%E7%99%BB%E5%B1%B1%E6%83%85%E5%A0%B1%EF%BC%88H26.7.10%E7%8F%BE%E5%9C%A8%EF%BC%89.pdf
●湯の平登山道(オオイン尾根)
赤谷林道は昨年の集中豪雨のため、湯の平避難小屋付近(下流50m)の登山道が飯豊川の濁流に流され損壊し、通行することができません。土砂災害が発生する危険性があるため、絶対に入山しないでください。
また、北股岳から湯の平を経由して新発田側へ下山することもできません。なお、湯の平避難小屋は利用できますが、管理人不在となります。
●足ノ松尾根(奥胎内ヒュッテ~)
足ノ松尾根は頼母木山までは雪もなく問題なく通行できます。頼母木小屋の下にある水場は残雪がまだたっぷりありますが、利用できます。小屋前に水場に行く標識があるので確認して下さい。
●石転び沢
石転び沢は、中ノ島(草付き)最上部の急斜面トラバースがまだ残っており、落石も見られます。軽アイゼンでは通行が危険です。
●梶川尾根
問題なく登山できますが、トットバノ頭上部で新たな崩壊が起きていました。なお、五郎清水直下の登山道に動いている大きな石があったので注意してください。
登山装備
歩くコースによっては、ピッケル技術が必須となります。
お知らせ
天狗平ロッジを利用する場合は、事前予約をお願いします。山小屋仕様ですので素泊まりです。宿泊料は1,500円(高校生以下無料)、寝具を利用される方はシーツ洗濯料として500円をいただきます。詳細は以下URLをご確認ください(http://www.ic-net.or.jp/home/iide/rojji.html)
昨年の今頃の様子は?
4月28日に倉手山登山口と大日杉小屋までの車道が開通予定、開通時刻にも留意ください。2023.04.27
足ノ松尾根のアプローチ道路が通行止め、足ノ松尾根登山道は当面の間、通行不可2023.05.11
飯豊山・天狗平ロッジ周辺の過去の様子
飯豊山・天狗平ロッジ
- 電話番号:
- 090-5846-1858
- 連絡先住所:
- 山形県西置賜郡小国町