飯豊山 | 飯豊山・天狗平ロッジ

飯豊山の各山小屋は8月末で常駐期間を終えます。天狗平ロッジは予約制になります。梶川尾根はスズメバチ注意

御西小屋から烏帽子岳・北股岳を望む(2014.08.25 飯豊山・天狗平ロッジ)
御西小屋から烏帽子岳・北股岳を望む(2014.08.25 飯豊山・天狗平ロッジ)
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天気・気温

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日本気象協会提供 2024年5月2日 12:00発表
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日本気象協会提供 2024年5月2日 12:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

8月も残すところ数日となりました。天狗平ロッジは8月末で常駐期間を終え、9月1日からは予約制になります。
また、稜線の梅花皮小屋も8月末で常駐期間を終えます。9月1日からは随時管理になります。管理人が不在でも利用できます。清掃協力費は階段に備え付けてある箱に投入下さい。
三国小屋も8月末で常駐期間を終え、9月1日からは土日祝日のみ管理人が入ります。

なお、先週お知らせした飯豊連峰合同保全事業は、皆さまの協力で資材の荷上げを終えました。8月30日に梶川尾根で実施されます。

登山道の状況

●大日杉(福島県側)から
通行可能です。浮岩が多いので落とさないように注意してください。

●稜線
残雪はほぼ消えました。滑落するような箇所はないと思います。

●御沢登山口(川入~)
登山口へのアクセス道は昨年の集中豪雨で途中流失しています。車で入れるのは分校跡(川入寄覧所館)までです。車はここに駐車してください。林道の崩落地点箇所は、仮設通路ま設けられていて徒歩でのみ通過できます。ここから本来の登山口(川入)までは徒歩で2時間となります。
最近、工事が始まり、来春には開通のみ込みが出てきました。

●弥平四郎登山口は、車道は通行規制がありますが祓川山荘への橋は通れるようになったようです。また弥生から鏡山への車道も被害を受けています。詳細は、以下リンクを確認して下さい。
http://www.town.nishiaizu.fukushima.jp/%E9%A3%AF%E8%B1%8A%E5%B1%B1%E7%99%BB%E5%B1%B1%E6%83%85%E5%A0%B1%EF%BC%88H26.7.10%E7%8F%BE%E5%9C%A8%EF%BC%89.pdf

●湯の平登山道(オオイン尾根)
赤谷林道は昨年の集中豪雨のため、湯の平避難小屋付近(下流50m)の登山道が飯豊川の濁流に流され損壊し、通行することができません。土砂災害が発生する危険性があるため、絶対に入山しないでください。
また、北股岳から湯の平を経由して新発田側へ下山することもできません。なお、湯の平避難小屋は利用できますが、管理人不在となります。

●足ノ松尾根(奥胎内ヒュッテ~)
問題なく通行可能です。異常の連絡はありません。

●石転び沢
石転ビ沢は、この時期としては良い状態です。黒滝から上の踏跡(夏道)が露出しましたが、迷い込みなど事故も多いので充分に注意してください。アイゼン・ピッケルなどの装備が必要です。

●ダイクラ尾根
オンベ松尾根などの道刈りが終了しました。問題なく通行できます。

●梶川尾根
問題なく登山できますが、トットバノ頭上部で新たな崩壊が起きていました。先日、下山中の滑落事故がありました。疲労、熱射病に注意して下山してください。
また、登山道中にクロスズメバチかシダクロスズメバチと思われる巣があります。巣の場所はロープ掛けした箇所の下、徒歩5分ほどの位置で、登山道左側の地中です。詳細は以下URLをご確認ください。
http://www.iideasahi.jp/1819.html

登山装備

石転び沢を利用する場合は、アイゼン・ピッケル技術が必須となります。

お知らせ

天狗平ロッジを利用する場合は、9/1以降は事前予約をお願いします。山小屋仕様ですので素泊まりです。宿泊料は1,500円(高校生以下無料)、寝具を利用される方はシーツ洗濯料として500円をいただきます。
詳細は以下URLをご確認ください(http://www.ic-net.or.jp/home/iide/rojji.html

昨年の今頃の様子は?

4月28日に倉手山登山口と大日杉小屋までの車道が開通予定、開通時刻にも留意ください。2023.04.27

足ノ松尾根のアプローチ道路が通行止め、足ノ松尾根登山道は当面の間、通行不可2023.05.11

飯豊山・天狗平ロッジ周辺の過去の様子

  • 天狗平への車道の様子
  • 登山ポストが設置されました
  • 開設準備を待つ倉手山登山口
  • 2023年12月30日の頼母木小屋の様子
  • 10月22日撮影、丸森尾根標高1,100m付近にて
  • 崩壊が進む石転ビ沢
  • 梅花皮小屋から撮影した石転ビ沢。融雪が進んでいる
  • 石転ビ沢を見上げる
  • 御西小屋へ続く主稜線の様子。御西小屋に資材を運ぶヘリから撮影したもの
  • ダイクラ尾根の吊り橋は、まだ掛かっていません
  • 石転ビ沢遠望

飯豊山・天狗平ロッジ

電話番号:
090-5846-1858
連絡先住所:
山形県西置賜郡小国町

地図で見る
http://www.ic-net.or.jp/home/iide/

施設の詳細を見る

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 飯豊連峰南部に位置する、この連峰の主峰であり、飯豊山または飯豊本山と呼ぶ。福島県耶麻郡山都町(現在は喜多方市山都町)が山形・新潟県境に細長く割り込んだ飛地。実際には、山形県西置賜郡小国町と新潟県東蒲原郡鹿瀬町(現在は東蒲原郡阿賀町)との境に位置する。  山頂は花崗岩の露岩に覆われ、一等三角点が置かれる。その東500mには飯豊山神社が祭られ、飯豊山頂小屋が建つ。連峰の最高峰は大日岳に譲るものの、その風格と歴史において、やはりこの山が盟主である。  山頂に祭られる飯豊山神社は、一説に役ノ小角の開山といわれるが、江戸時代から信仰登山の対象として開かれた。当時の登山は「飯豊詣」と呼ばれ、8月の1カ月間に限って14歳前後の若者を伴って3日3晩の間、先達の指導で山に篭る。白装束に身を固めて水ごりをとり、山頂神社でお札を授かり、奥ノ院である大日岳まで遥拝したといわれる。いわば成人の儀式であった。  それ以外の期間は、修験者にのみ許された山であった。現在でも残る地名(草履塚や御秘所など)や古銭が道端で発見されるのは、古くから行われていた信仰登山を物語っている。当然、女人禁制の山であった。飯豊山神社の神は女神であるため、女性が近づくとやきもちをやいて、その女性を石にしてしまう、という言い伝えがある。  夏でも方々に広がる豊富な残雪や多くの高山植物は、飯豊連峰の大きな魅力となっている。特に御前坂付近から本山にかけての高山帯には、さまざまな高山植物が咲き競う。そして本山からの主稜線は急坂から一転してのびやかな高原状の散歩道に変わる。本山はその境界の山でもある。  メイン登山コースは4コースある。いずれのコースも健脚であれば1日で本山に到達することも可能であるが、通常は途中の切合(きりあわせ)小屋などで1泊する。山都口は、古くからの登山コースで、途中、三国小屋、切合小屋、それに本山小屋の3軒が整備されている。川入登山口より切合小屋経由で飯豊本山まで所要9時間。バリエーションとして弥平四郎コースがあり、三国岳で川入コースと合流する。本山までの所要時間は10時間。  飯豊本山へのダイレクトコースとしてダイグラ尾根コースがある。中級向であるが、一気に標高差1500mを登るのは、苦しいものの豪快な登山を楽しめる。飯豊温泉(長者原)より11時間を要する。大日杉コースは、登山口にも山小屋が整備され、比較的取り付きやすいが、所要時間は切合小屋経由で9時間を要する。

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