初冬の北アルプスです。積雪は八方尾根最上部20cm~、吹きだまり40~50cm。冬山装備必携。営業10/19泊まで。
天気・気温
山と周辺の状況
10月16日~17日朝まで降雪し。17日の午後は晴れました。
すっかり初冬の北アルプスとなりました。
登山道の状況
気温の低い午前中や日陰などでは融けた雪が凍っている場合があります。
標高の高いところの北斜面は、日中もツルツルに凍結していることがあります。足元にはくれぐれも注意。
日没も早く周辺小屋も営業終了したところもあります。この時期は八方尾根の往復をオススメします。
●八方尾根
八方尾根最上部 積雪 20cm~です。
吹溜りでは40cm~50cmの積雪です。
●以下のルートは、必ず最新情報を得て入山しましょう。
・五竜方面
・不帰方面 天狗山荘の営業は終了しています。
・富山県黒部側 祖母谷、欅平方面 避難小屋は10/17に閉鎖されます。
登山装備
3000m級山岳の冬山装備が基本です。雪やみぞれを想定した準備をして下さい。
・充分な装備、雨対策も含めた防寒対策で登山をお願い致します。
・気温低下しており、保温性と防水性のある手袋や暖かい帽子は必携です。特に手がかじかんで鎖が握れなくなります。
・行動中にも、重ね着用の衣類などで調整しましょう。
・テルモスに温かい飲み物を用意しておきましょう。
・晴れれば日焼け止めやサングラスも必要です。
この時期は、天気予報は別として急に冬型の天候になることがあります。雪や氷雨、みぞれがあると想定して、対応できる万全の装備を準備下さい。
注意点
●この時期の注意
・稜線は真冬も同然です。登山中も保温につとめ汗冷えを防ぎましょう。
・充分な装備・雨対策も含めた防寒対策で登山をお願い致します。行動中にも、重ね着用の衣類などで調整しましょう。
・首~頭部を急激に冷やさないよう、帽子やマフラーなどの防寒小物を上手に使いましょう。防水手袋も必携です。
・天候の急変に充分注意しましょう。山では早出早着が基本です。
・登山中はこまめな水分補給をしましょう。テルモス(保温水筒)に温かなお飲み物入れてを用意しましょう。
・日没が早まっています。16:00には小屋に入るようにしましょう。17時には日没となり急速に気温低下、17:30は暗いです。
・宿泊予定の小屋はもちろん、周辺の山小屋の営業最終日は必ず確認しましょう。
※天狗山荘はすでに営業終了、五竜山荘は10/18までの営業予定です。
●「汗冷え」について
この時期、行動中の身体は「汗冷え」の状態になります。
休憩直後に急激に身体を冷やすことのないよう、早めの防寒をお願い致します。
・「汗冷え」を軽減するために行動中は温かい飲み物で冷え対策をしましょう。保温水筒(テルモス)に温かいお茶をご用意下さい。冷たい水よりもずっと身体の負担が軽いです。
●天候と気温
・稜線に建つ唐松岳頂上山荘の所在は、富山県黒部市です。天気予報は、富山県黒部市周辺の天候も参考になります。
・唐松岳頂上山荘周辺、稜線のおよその気温は、富山県黒部市周辺平地の気温から16℃を引いた気温とだいたい同じです。
・インターネット、テレビなど複数のメディアで異なる予報が出ている時には、天候が変わりやすい装備です。どの天候でも対応できる装備をすると安心です。
●八方池までの林道やリフトなどアプローチの情報
・黒菱第3ペアリフトは運行中。http://www.happo-one.jp/green/trekking/kurobishi.html
●白馬八方温泉情報
http://www.shinshuu-hakuba.com/onsen/
・第一の湯(八方バスターミナル前)立て替え工事中。
12月に新しくオープン予定。工事期間中の公共浴場は第二郷の湯、みみずくの湯、おびなたの湯、北尾根の湯をご利用ください。
・「北尾根の湯」
白馬八方尾根スキー場の中腹、北尾根エリアに新たにできた八方温泉絶景露天風呂です。
http://www.happo-one.jp/news/2014/08/post-93.html
お知らせ
●2014年の営業は、4月26日(土)~10月19日(日)泊まで。
昨年の今頃の様子は?
2023年のGWは4/27~5/6迄営業(要予約)。前爪のあるアイゼン、ピッケルなど雪山登山装備が必要2023.04.27
2023年の夏山営業は7/1~10/21。利用には予約が必要。予約は6月中旬から受付予定2023.05.11
2023年の夏季営業は6/24(土)泊~(テントは7/1~)。利用には予約が必要。予約は一ヶ月前から受付2023.05.24
唐松岳頂上山荘周辺の過去の様子
唐松岳頂上山荘
- 電話番号:
- 090-5204-7876
- 連絡先住所:
- 長野県北安曇郡白馬村北城6336