積雪がかなり増えているため、雪崩に警戒が必要。日の入も早くなっているので、早めの行動を。
天気・気温
山と周辺の状況
積雪がかなり増えていますので、雪崩にも警戒が必要です。山荘で管理しているルート上ではまずないですが、絶対にないとは言えません。また人為的に起こりうる場合もありますので、不用意にルートを外れて歩かないようにしてください。
西高東低の冬型の気圧配置になりますと強風が吹きますし、それに伴ってロープウェイも運休する場合もありますのでご注意ください。
ロープウェイから山荘までのルートに竹で目印をつけていますが、多量の降雪があると分かりにくくなる箇所もあるかもしれません。
この時期は、日が落ちるのがかなり早くなっています。早め早めの行動を意識し、山荘にもあまり遅くならないように到着してください。
今の時期は山荘前からご来光が拝めます。
日の出07:02頃/日の入16:41頃
登山道の状況
・ロープウェイ側登山道は冬用のルートに移行しています。降雪後は大変なラッセルになることがありますので、ワカンやスノーシューもお持ちください。
・上高地側登山道は、積雪が多くなると登山道が不明瞭になります。今の時期はほとんど登山者がいないので、トレースは期待できません。また焼岳小屋~上高地のルートは、現在梯子が撤去されているため来春まで通る事が出来ません。
・山荘~丸山までは特に危険な個所はありませんが、森林限界を超えるため非常に風が強くなります。防風・防寒対策をしっかりとしましょう。
・丸山~お花畑までは、広い尾根の登りが続きます。吹雪でホワイトアウトになるとルートを見失いやすく危険です。悪天候時には無理をせず、慎重に行動していただくようにお願い致します。
・お花畑~独標間はルートが狭くなり岩場が続きますので、転倒や滑落に注意して歩いてください。また信州側に雪庇も発達してきますので、ルートは慎重に選んでください。
・独標~西穂山頂まではやせ尾根が続く上級者向けのコースです。厳冬期はさらに難しく、相応の経験・技術・体力が必要になります。安易に立ち入らないようにしましょう。
・西穂~奥穂間の縦走路は無雪期でも最も難しいといわれるルートの一つです。厳冬期に行く登山者はまずいません。
登山装備
・稜線に出ると風が強く、体感温度は実際の気温よりもかなり低くなります。防寒・防風対策が必要です。
・山荘付近でも気温が0℃を下回る日もでてきました。そろそろダウン等の防寒着が必要です。
・山頂付近では強い寒気が入れば雪が舞う可能性もあります。また雨の場合でも衣類が濡れると、低体温症の危険があります。悪天候時には無理をしないことが大切です。
・早朝は霜が降りていることもあります。手袋や帽子等の防寒具をお持ちください。
注意点
【お知らせ】
・登山届の提出が義務化されました。
「岐阜県北アルプス地区における山岳遭難の防止に関する条例」が制定され、平成26年12月1日より登山届の提出が義務化されました。
>>山岳遭難防止条例 http://www.pref.gifu.lg.jp/bosai-bohan/sangaku/jourei.html
【携帯電話情報】
・ドコモのFOMAは山荘内でも良く繋がるようになりました。稜線でも大抵の場所で繋がります。
・auは山荘付近・稜線ともに繋がります。
・ソフトバンクは昨年より山荘西面なら繋がるようになりました。
お知らせ
・寝具は布団・毛布・枕を御用意していますので、シュラフは不要です。
・山荘に御宿泊のお客様も飲料水はペットボトルの販売のみとなります。
・消灯は21時です。
・お風呂はありません。
・別館レストハウスではお土産品のほか、お食事やお飲み物を販売致しております。
・高山ラーメンの生麺を使用した名物の西穂ラーメンは大好評です。 ぜひ、ご賞味ください!
・信州の地酒の他、限定の地酒も各種ご用意しております。飲み比べてみてください。
昨年の今頃の様子は?
新穂高ロープウェイから山荘までのルートを一部変更2023.04.23
融雪は進みましたが、凍結箇所もあるので8本爪以上アイゼンで2023.04.30
GW最終日は雨。5月8日から新穂高ロープウェイが運休です2023.05.07
天気は雪から雨に。山荘周辺の積雪は70㎝ほど2023.05.14
西穂山荘周辺の過去の様子
西穂山荘
- 電話番号:
- 連絡先住所:
- 長野県松本市中央1-11-25 西穂山荘事務所