飯豊山 | 飯豊山・天狗平ロッジ

天狗平への車道が一般開放され、天狗平ロッジの営業開始。石転ビ沢コースはまだ厳しい状況です。入山はくれぐれも慎重に。

上つぶて石の登山道崩壊(2015.05.29 飯豊山・天狗平ロッジ)
上つぶて石の登山道崩壊(2015.05.29 飯豊山・天狗平ロッジ)
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天気・気温

05/29(金) ---
会津若松市の天気予報
明日
25℃
6℃
明後日
28℃
8℃
日本気象協会提供 2024年5月2日 6:00発表
新潟市中央区の天気予報
明日
21℃
9℃
明後日
22℃
10℃
日本気象協会提供 2024年5月2日 6:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

5/29の16:30に、天狗平(飯豊山荘)に通じる車道が一般開放されました。この開放を待って、天狗平ロッジの雪囲い外しが行われました。
当日は最初のお客様として春山合同訓練の皆さんをお迎えして、ロッジの営業も始まりました。今年も皆さまの訪問を心よりお待ちしています。

なお、天狗平ロッジは当分の間、事前予約がある場合に管理人が入ります。ご利用には予約が必要です。

登山道の状況

天狗平からのコースは、5月11日に確認した石転ビ沢コースを、5/29に再度確認しました。上つぶて石付近の登山道崩壊地を確認してきましたが、前回よりも登山者の歩行により多少良くなっていましたが、依然としてハイキングやトレッキング気分で通行できる状況ではありません。
取り敢えず本日はロープを設置してきましたが、支点となる灌木も完全に安定しているわけではありません。特に雨天の場合は再崩壊の可能性も考えられます。十二分に留意して、自己責任で通過して下さい。

併せて桧山沢吊橋も確認してきました。まだ橋は渡れません。スノーブリッジはあと数日で崩壊の恐れがあります。スノーブリッジ直下にある渡渉地点は使えそうですが、早朝で股まで、午後は融雪水で相当厳しくなります。雨天時は論外となります。
このようなコンディションのため、登山は自己責任が原則ですが、十二分に自分の力量を踏まえて行動し、無謀登山と言われないようにして下さい。そうでないと、すぐに登山禁止になり多くの登山者が迷惑を被ることを肝に銘じて下さい。


大日杉登山口から五段山に登るコースの吊り橋は、5/28現在、ワイヤーが破損しているため通行できません。

注意点

門内小屋と頼母木小屋は1階入口から入れます。トイレも使用できるようになりました。梅花皮小屋の水場は使用できます。

天狗平方面の手前にある、西俣尾根登山口の民宿奥川入に登山届投函箱を設置しました。用紙を入れた箱も設置しましたが、事前に記入しておくと便利です。様式は下記「飯豊朝日連峰の登山者情報(http://www.ic-net.or.jp/home/iide/)」からダウンロードができます。

お知らせ

朝日連峰小国登山口の山開きが6月6~7日に行われます(http://kumakun.ogunikankou.jp/?eid=1588271

昨年の今頃の様子は?

4月28日に倉手山登山口と大日杉小屋までの車道が開通予定、開通時刻にも留意ください。2023.04.27

足ノ松尾根のアプローチ道路が通行止め、足ノ松尾根登山道は当面の間、通行不可2023.05.11

飯豊山・天狗平ロッジ周辺の過去の様子

  • 天狗平への車道の様子
  • 登山ポストが設置されました
  • 開設準備を待つ倉手山登山口
  • 2023年12月30日の頼母木小屋の様子
  • 10月22日撮影、丸森尾根標高1,100m付近にて
  • 崩壊が進む石転ビ沢
  • 梅花皮小屋から撮影した石転ビ沢。融雪が進んでいる
  • 石転ビ沢を見上げる
  • 御西小屋へ続く主稜線の様子。御西小屋に資材を運ぶヘリから撮影したもの
  • ダイクラ尾根の吊り橋は、まだ掛かっていません
  • 石転ビ沢遠望

飯豊山・天狗平ロッジ

電話番号:
090-5846-1858
連絡先住所:
山形県西置賜郡小国町

地図で見る
http://www.ic-net.or.jp/home/iide/

施設の詳細を見る

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 飯豊連峰南部に位置する、この連峰の主峰であり、飯豊山または飯豊本山と呼ぶ。福島県耶麻郡山都町(現在は喜多方市山都町)が山形・新潟県境に細長く割り込んだ飛地。実際には、山形県西置賜郡小国町と新潟県東蒲原郡鹿瀬町(現在は東蒲原郡阿賀町)との境に位置する。  山頂は花崗岩の露岩に覆われ、一等三角点が置かれる。その東500mには飯豊山神社が祭られ、飯豊山頂小屋が建つ。連峰の最高峰は大日岳に譲るものの、その風格と歴史において、やはりこの山が盟主である。  山頂に祭られる飯豊山神社は、一説に役ノ小角の開山といわれるが、江戸時代から信仰登山の対象として開かれた。当時の登山は「飯豊詣」と呼ばれ、8月の1カ月間に限って14歳前後の若者を伴って3日3晩の間、先達の指導で山に篭る。白装束に身を固めて水ごりをとり、山頂神社でお札を授かり、奥ノ院である大日岳まで遥拝したといわれる。いわば成人の儀式であった。  それ以外の期間は、修験者にのみ許された山であった。現在でも残る地名(草履塚や御秘所など)や古銭が道端で発見されるのは、古くから行われていた信仰登山を物語っている。当然、女人禁制の山であった。飯豊山神社の神は女神であるため、女性が近づくとやきもちをやいて、その女性を石にしてしまう、という言い伝えがある。  夏でも方々に広がる豊富な残雪や多くの高山植物は、飯豊連峰の大きな魅力となっている。特に御前坂付近から本山にかけての高山帯には、さまざまな高山植物が咲き競う。そして本山からの主稜線は急坂から一転してのびやかな高原状の散歩道に変わる。本山はその境界の山でもある。  メイン登山コースは4コースある。いずれのコースも健脚であれば1日で本山に到達することも可能であるが、通常は途中の切合(きりあわせ)小屋などで1泊する。山都口は、古くからの登山コースで、途中、三国小屋、切合小屋、それに本山小屋の3軒が整備されている。川入登山口より切合小屋経由で飯豊本山まで所要9時間。バリエーションとして弥平四郎コースがあり、三国岳で川入コースと合流する。本山までの所要時間は10時間。  飯豊本山へのダイレクトコースとしてダイグラ尾根コースがある。中級向であるが、一気に標高差1500mを登るのは、苦しいものの豪快な登山を楽しめる。飯豊温泉(長者原)より11時間を要する。大日杉コースは、登山口にも山小屋が整備され、比較的取り付きやすいが、所要時間は切合小屋経由で9時間を要する。

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 飯豊連峰主稜の中央部に位置しており、西面、新潟県の加治川を遡る赤谷道と、東面、山形県の長者原から石転ビ沢の大雪渓をつめるコースが交わった頂点で、明治時代の地図には三国岳と書かれ、地元では桧山や植物名のフスマ岳ともいわれたが、胎内マタギが呼称した「加治川の北股」にちなんで、昭和の初めに北股岳と命名されたいきさつがある。  東に連なる梅花皮岳(かいらぎだけ)との鞍部を十文字鞍部と呼び、梅花皮小屋があって、連峰縦走のキーポイントとなっており、付近でクロユリが発見された。  昔は赤谷口が越後側唯一の飯豊山登拝道で、露天風呂の湯ノ平温泉を経て、飯豊川の渓谷に沿った峻険な道をたどったが、現在は「オオインの逆峰」と呼ばれた中峰尾根に道が開かれ、北股岳の肩に達する。  国立公園指定後には、連峰北端の杁差岳に至る縦走路や、足ノ松尾根道、丸森尾根道が伐開され、門内岳や杁差岳に山小屋が建設されて、無雪期は登山者で賑わっている。  登山コースは、山形県側からは長者原から飯豊山荘、石転ビ雪渓経由6時間弱、新潟県側は東赤谷から湯ノ平温泉経由11時間強で山頂へ。飯豊山頂からは4時間で北股岳山頂へ。

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