ダイクラ尾根の取付、桧山沢吊り橋は通行できるようになりました。この時期の飯豊山周辺は、東側斜面(山形側)からは、ピッケル必須です
天気・気温
山と周辺の状況
飯豊山は雪融けが進み、現在は夏山シーズンに向けて準備を進めています。先日は、梅花皮小屋と御西小屋への管理資材を運ぶ作業も行いました。
ただ、飯豊山への登山道は、一部でまだ雪が多く残っています。この時期の飯豊山周辺は、西側斜面については雪が早めに消えて滑落するような箇所は少ないですが、東側斜面(山形側)は、まだ、べったりと雪が残ります。
この時期、雪の上を歩くにはピッケル技術が必要になります。ピッケルを使えない方は、西側からのアクセスが良いでしょう。
登山道の状況
飯豊山は、まだ多くの残雪があります。山形県側からの登山は、ピッケル技術をマスターしている人のみとなります。ピッケルを使えない方は、西側からのアクセスが良いでしょう。
ダイクラ尾根(天狗平~飯豊本山の最短ルート)は、取付きにある桧山沢吊り橋に足場板が取り付けられ、通行できるようになりました。
梶川尾根(天狗平~扇ノ地紙方面)は、途中にある五郎清水が露出し、使用できるようになりました。扇ノ地紙は雪融けが進んで道標が見え始めましたが、まだたっぷり雪が残っています。道標は相当傾いていましたので注意してください。
石転ビ沢コースは、梶川出合の高巻き道(下つぶて石付近)で登山道崩壊が起きて通過しにくくなっています。登山道を塞いでいた倒木を切り、ロープを張り通りやすくしました。
梶川出合は川沿いのルートはまだ危険な状態です。なお、現在の石転ビ沢はピッケルなしでは通れません。
大日杉~五段山コースの吊り橋は、6月27日に直す予定だそうです。
注意点
門内小屋、頼母木小屋、梅花皮小屋はすでに利用できるようになっています。
お知らせ
天狗平ロッジは7月初旬から8月下旬までの間、管理人が常駐しますので、予約なしでも利用できます。なお、常駐期間外は鍵が掛かっていますので、必ず予約をお願いします。
山小屋仕様で素泊まりです。寝室は2階で畳敷きとなります。布団も用意していますが基本的にはご自身で用意ください。
なお、宿泊料は1,500円(高校生以下無料)、寝具を利用される方はシーツ洗濯料として500円をいただきます。幕営料は500円です。
稜線の梅花皮小屋・御西小屋は避難小屋ですが、夏季は管理人が常駐します(不在のこともあります)。避難小屋ですが、清掃協力費をお願いしています。お問い合わせは天狗平ロッジへ(梅花皮小屋・御西小屋・天狗平ロッジの連絡先は同じです)。
昨年の今頃の様子は?
4月28日に倉手山登山口と大日杉小屋までの車道が開通予定、開通時刻にも留意ください。2023.04.27
足ノ松尾根のアプローチ道路が通行止め、足ノ松尾根登山道は当面の間、通行不可2023.05.11
飯豊山・天狗平ロッジ周辺の過去の様子
飯豊山・天狗平ロッジ
- 電話番号:
- 090-5846-1858
- 連絡先住所:
- 山形県西置賜郡小国町