7月4日(土)より、天狗平ロッジの常駐管理が始まります。ダイクラ尾根は宝珠山付近で残雪多く、アイゼン・ピッケル必要です
天気・気温
山と周辺の状況
7月4日(土)より、天狗平ロッジの常駐管理が始まり、予約の有無に関わらず管理人が入るようになります。突然、ロッジに来ていただいても宿泊可能となりますが、管理人の入館が遅くなる場合もあります。利用を希望される方は、あらかじめ到 着予定時刻の連絡をお願いします。
天狗平周辺や稜線は、夏の花が咲き始めています。梅花皮小屋周辺の稜線では
ミヤマキンバイ
ミヤマキンバイ
、
ミヤマキンポウゲ
ミヤマキンポウゲ
、ミヤマガラシ、ミヤマ
ウスユキソウ
ウスユキソウ
、イイデリンドウ、オヤマノエンドウ、
ミヤマダイコンソウ
ミヤマダイコンソウ
、
シラネアオイ
シラネアオイ
、
ツガザクラ
ツガザクラ
、
ゴゼンタチバナ
ゴゼンタチバナ
、ヨシバシオガマ、ハクサン
シャクナゲ
シャクナゲ
、
クロユリ
クロユリ
、チシマギキョウなどを見かけました。
ただ飯豊山への登山道、および稜線は、一部でまだ雪が多く残っています。西側斜面については雪が早めに消えて滑落するような箇所は少ないですが、東側斜面(山形側)は、まだ、べったりと雪が残ります。
この時期、雪の上を歩くにはピッケル技術が必要になります。ピッケルを使えない方は、西側からのアクセスが良いでしょう。
登山道の状況
飯豊山は、まだ残雪が多く残っている場所もあります。山形県側からの登山は、ピッケル技術をマスターしている人のみとなります。ピッケルを使えない方は、西側からのアクセスが良いでしょう。
ダイクラ尾根(天狗平~飯豊本山の最短ルート)は、取付きにある桧山沢吊り橋に足場板が取り付けられ、通行できるようになりました。
ただし、まだ残雪が多く、ピッケル・アイゼンは必携です。宝珠山付近で本日、滑落事故も発生しています。十分に注意してください。
梶川尾根(天狗平~扇ノ地紙方面)は、途中にある五郎清水は使用できます。扇ノ地紙は雪融けが進んで道標が見え始めましたが、まだたっぷり雪が残っています。道標は倒れていましたので、注意してください。まだ、アイゼン・ピッケルが必要です。
石転ビ沢コースは、梶川出合の高巻き道(下つぶて石付近)で登山道崩壊が起きて通過しにくくなっています。本日(7/2)に、石転ビノ出合への崩壊した登山道の処置をしてきましたが、まだ仮処置です。7月4日(土)に石転ビノ出合まで登山道整備を行います。整備に伴い落石が梅花皮沢に発生するので、釣りや山菜採りに入らないで下さい。
石転ビ沢雪渓の状況は日々変化します。過去に付けられたテープに従って雪渓に降りるのは危険です。現時点では石転ビノ出合まで夏道をお勧めします。
なお、現在の石転ビ沢はピッケルなしでは通れません。
この時期の稜線は、東側斜面を通過する際に残雪が残っています。通過の際はピッケルが必要な箇所もあります
注意点
門内小屋、頼母木小屋、梅花皮小屋はすでに利用できるようになっています。
お知らせ
天狗平ロッジは7/4から管理人が常駐しますので、予約なしでも利用できます。なお、常駐期間外は鍵が掛かっていますので、必ず予約をお願いします。
山小屋仕様で素泊まりです。寝室は2階で畳敷きとなります。布団も用意していますが基本的にはご自身で用意ください。
またロッジは館内禁煙です。喫煙される場合は屋外もしくはピロティの端でお願いします。また火気はピロティで使用して下さい。諸般の事情により館内で使用する場合は、必ず管理人の指示を受けて使用して下さい。
稜線の梅花皮小屋・御西小屋は避難小屋ですが、夏季は管理人が常駐します(不在のこともあります)。避難小屋ですが、清掃協力費をお願いしています。お問い合わせは天狗平ロッジへ(梅花皮小屋・御西小屋・天狗平ロッジの連絡先は同じです)。
昨年の今頃の様子は?
4月28日に倉手山登山口と大日杉小屋までの車道が開通予定、開通時刻にも留意ください。2023.04.27
足ノ松尾根のアプローチ道路が通行止め、足ノ松尾根登山道は当面の間、通行不可2023.05.11
飯豊山・天狗平ロッジ周辺の過去の様子
飯豊山・天狗平ロッジ
- 電話番号:
- 090-5846-1858
- 連絡先住所:
- 山形県西置賜郡小国町