梶川尾根の滝見場手前標高1,040mの地点あたりにキイロスズメバチの巣があるので注意。
天気・気温
山と周辺の状況
飯豊山は夏山らしい天気が続いています。稜線の雪も融けて、雪に対する心配はなくなりました。
8月5日に梶川尾根の登山道刈払い中の男性がハチに刺されました。場所は梶川尾根滝見場手前標高1,040mの地点です。その処理に8/10行ってきましたが、巣はブナの根の広い空間に作られているため掘ることができませんでした。
棒で突いたので巣が破損しているかもしれませんが確認できませんでした。蜂の種類は「キイロスズメバチ」です。飛んでいる個体数から、まだ巣は造営途中と見られます。
登山道の状況
●ダイクラ尾根
ダイクラ尾根(天狗平~飯豊本山の最短ルート)は、長坂清水のあたりの状態が悪いという報告がありますので、慎重に通過してください。
●梶川尾根
梶川尾根は登山道には問題ありませんが、滝見場手前標高1,040mの地点で、キイロスズメバチの巣があります。前述のとおり、除去できませんでした。梶川尾根を予定されている方は、十分注意をして下さい。
●石転ビ沢コース
・石転ビノ沢コースは、以下の点に注意しながら登山してください。
★門内沢の雪渓を渡り石転ビ沢を渡渉し、石転ビ沢右岸の踏跡を進んで雪渓に上がります。
★黒滝から上は左岸沿いの踏み跡が露出したので、踏み跡を進んで中ノ島(草付き)に行くことができます。
★その上も夏道を登り、小屋直下の残雪を踏みますが、管理人がステップを切ってます。この残雪はあと数日でなくなりそうです。
★詳しくはhttp://www.iideasahi.jp/1905.htmlを参照
●稜線
・梅花皮小屋と御西小屋の間、登山道を覆っている残雪は全てなくなりました。
・御西小屋の水場まで夏道が露出し、残雪を踏まずに行けるようになりました。本山小屋の水場も使用できます。ただし、飯豊山手前にある弘法清水はまだ雪に埋もれています。
●大日杉コース
・飯豊本山までは問題なく通行できます。
●川入
・マイカーで来る場合は、登山口よりだいぶ手前で駐車する必要があります。タクシー利用の場合は、林道の修復が進み、登山口手前まで進めます。
詳しくは喜多方市または飯豊町にお問い合わせください(http://www.town.iide.yamagata.jp/012/iidesan.html)
●オンベ松尾根
オンベ松尾根(実川ゲート~湯の島小屋~大日山)は、取付きにあるあし沢の仮橋は、湯の島小屋への車道状況が悪く資材運搬ができないので、今年度は設置されないことになりました。
●杁差岳方面
杁差小屋の水場は使用可能です。
注意点
御西小屋の食材提供は予定数量に達したので、新規予約は終了いたしました。
御手洗ノ池と天狗ノ庭の間の最低案部付近で熊と会った登山者がいます。飯豊連峰には沢山のツキノワグマが生息しており、夏期は芽生えた高山植物などを求めて稜線に上がってきています。むやみに恐れることなく、また熊を刺激しないように上手に付き合ってください。
お知らせ
天狗平ロッジは7/4から管理人が常駐してます。予約なしでも利用できます。なお、常駐期間外は鍵が掛かっていますので、必ず予約をお願いします。
山小屋仕様で素泊まりです。寝室は2階で畳敷きとなります。布団も用意していますが基本的にはご自身で用意ください。
またロッジは館内禁煙です。喫煙される場合は屋外もしくはピロティの端でお願いします。また火気はピロティで使用して下さい。諸般の事情により館内で使用する場合は、必ず管理人の指示を受けて使用して下さい。
稜線の梅花皮小屋・御西小屋は避難小屋ですが、夏季は管理人が常駐します(不在のこともあります)。避難小屋ですが、清掃協力費をお願いしています。お問い合わせは天狗平ロッジへ(梅花皮小屋・御西小屋・天狗平ロッジの連絡先は同じです)。
昨年の今頃の様子は?
4月28日に倉手山登山口と大日杉小屋までの車道が開通予定、開通時刻にも留意ください。2023.04.27
足ノ松尾根のアプローチ道路が通行止め、足ノ松尾根登山道は当面の間、通行不可2023.05.11
飯豊山・天狗平ロッジ周辺の過去の様子
飯豊山・天狗平ロッジ
- 電話番号:
- 090-5846-1858
- 連絡先住所:
- 山形県西置賜郡小国町