飯豊山 | 飯豊山・天狗平ロッジ

梶川尾根の滝見場手前標高1,040mの地点あたりにキイロスズメバチの巣があるので注意。

疣岩山・三国岳間から大日岳(2015.08.28 飯豊山・天狗平ロッジ)
疣岩山・三国岳間から大日岳(2015.08.28 飯豊山・天狗平ロッジ)
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

天気・気温

08/12(水) ---
会津若松市の天気予報
明日
25℃
6℃
明後日
29℃
8℃
日本気象協会提供 2024年5月2日 16:00発表
新潟市中央区の天気予報
明日
21℃
9℃
明後日
22℃
10℃
日本気象協会提供 2024年5月2日 16:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

飯豊山は夏山らしい天気が続いています。稜線の雪も融けて、雪に対する心配はなくなりました。

8月5日に梶川尾根の登山道刈払い中の男性がハチに刺されました。場所は梶川尾根滝見場手前標高1,040mの地点です。その処理に8/10行ってきましたが、巣はブナの根の広い空間に作られているため掘ることができませんでした。
棒で突いたので巣が破損しているかもしれませんが確認できませんでした。蜂の種類は「キイロスズメバチ」です。飛んでいる個体数から、まだ巣は造営途中と見られます。

登山道の状況

●ダイクラ尾根
ダイクラ尾根(天狗平~飯豊本山の最短ルート)は、長坂清水のあたりの状態が悪いという報告がありますので、慎重に通過してください。

●梶川尾根
梶川尾根は登山道には問題ありませんが、滝見場手前標高1,040mの地点で、キイロスズメバチの巣があります。前述のとおり、除去できませんでした。梶川尾根を予定されている方は、十分注意をして下さい。

●石転ビ沢コース
・石転ビノ沢コースは、以下の点に注意しながら登山してください。
 ★門内沢の雪渓を渡り石転ビ沢を渡渉し、石転ビ沢右岸の踏跡を進んで雪渓に上がります。
 ★黒滝から上は左岸沿いの踏み跡が露出したので、踏み跡を進んで中ノ島(草付き)に行くことができます。
 ★その上も夏道を登り、小屋直下の残雪を踏みますが、管理人がステップを切ってます。この残雪はあと数日でなくなりそうです。
 ★詳しくはhttp://www.iideasahi.jp/1905.htmlを参照

●稜線
・梅花皮小屋と御西小屋の間、登山道を覆っている残雪は全てなくなりました。
・御西小屋の水場まで夏道が露出し、残雪を踏まずに行けるようになりました。本山小屋の水場も使用できます。ただし、飯豊山手前にある弘法清水はまだ雪に埋もれています。


●大日杉コース
・飯豊本山までは問題なく通行できます。

●川入
・マイカーで来る場合は、登山口よりだいぶ手前で駐車する必要があります。タクシー利用の場合は、林道の修復が進み、登山口手前まで進めます。
詳しくは喜多方市または飯豊町にお問い合わせください(http://www.town.iide.yamagata.jp/012/iidesan.html

●オンベ松尾根
オンベ松尾根(実川ゲート~湯の島小屋~大日山)は、取付きにあるあし沢の仮橋は、湯の島小屋への車道状況が悪く資材運搬ができないので、今年度は設置されないことになりました。

●杁差岳方面
杁差小屋の水場は使用可能です。

注意点

御西小屋の食材提供は予定数量に達したので、新規予約は終了いたしました。

御手洗ノ池と天狗ノ庭の間の最低案部付近で熊と会った登山者がいます。飯豊連峰には沢山のツキノワグマが生息しており、夏期は芽生えた高山植物などを求めて稜線に上がってきています。むやみに恐れることなく、また熊を刺激しないように上手に付き合ってください。

お知らせ

天狗平ロッジは7/4から管理人が常駐してます。予約なしでも利用できます。なお、常駐期間外は鍵が掛かっていますので、必ず予約をお願いします。
山小屋仕様で素泊まりです。寝室は2階で畳敷きとなります。布団も用意していますが基本的にはご自身で用意ください。
またロッジは館内禁煙です。喫煙される場合は屋外もしくはピロティの端でお願いします。また火気はピロティで使用して下さい。諸般の事情により館内で使用する場合は、必ず管理人の指示を受けて使用して下さい。

稜線の梅花皮小屋・御西小屋は避難小屋ですが、夏季は管理人が常駐します(不在のこともあります)。避難小屋ですが、清掃協力費をお願いしています。お問い合わせは天狗平ロッジへ(梅花皮小屋・御西小屋・天狗平ロッジの連絡先は同じです)。

昨年の今頃の様子は?

4月28日に倉手山登山口と大日杉小屋までの車道が開通予定、開通時刻にも留意ください。2023.04.27

足ノ松尾根のアプローチ道路が通行止め、足ノ松尾根登山道は当面の間、通行不可2023.05.11

飯豊山・天狗平ロッジ周辺の過去の様子

  • 天狗平への車道の様子
  • 登山ポストが設置されました
  • 開設準備を待つ倉手山登山口
  • 2023年12月30日の頼母木小屋の様子
  • 10月22日撮影、丸森尾根標高1,100m付近にて
  • 崩壊が進む石転ビ沢
  • 梅花皮小屋から撮影した石転ビ沢。融雪が進んでいる
  • 石転ビ沢を見上げる
  • 御西小屋へ続く主稜線の様子。御西小屋に資材を運ぶヘリから撮影したもの
  • ダイクラ尾根の吊り橋は、まだ掛かっていません
  • 石転ビ沢遠望

飯豊山・天狗平ロッジ

電話番号:
090-5846-1858
連絡先住所:
山形県西置賜郡小国町

地図で見る
http://www.ic-net.or.jp/home/iide/

施設の詳細を見る

関連する山

福島県 山形県 新潟県 / 飯豊山地

飯豊山・飯豊本山 標高 2,105m

 飯豊連峰南部に位置する、この連峰の主峰であり、飯豊山または飯豊本山と呼ぶ。福島県耶麻郡山都町(現在は喜多方市山都町)が山形・新潟県境に細長く割り込んだ飛地。実際には、山形県西置賜郡小国町と新潟県東蒲原郡鹿瀬町(現在は東蒲原郡阿賀町)との境に位置する。  山頂は花崗岩の露岩に覆われ、一等三角点が置かれる。その東500mには飯豊山神社が祭られ、飯豊山頂小屋が建つ。連峰の最高峰は大日岳に譲るものの、その風格と歴史において、やはりこの山が盟主である。  山頂に祭られる飯豊山神社は、一説に役ノ小角の開山といわれるが、江戸時代から信仰登山の対象として開かれた。当時の登山は「飯豊詣」と呼ばれ、8月の1カ月間に限って14歳前後の若者を伴って3日3晩の間、先達の指導で山に篭る。白装束に身を固めて水ごりをとり、山頂神社でお札を授かり、奥ノ院である大日岳まで遥拝したといわれる。いわば成人の儀式であった。  それ以外の期間は、修験者にのみ許された山であった。現在でも残る地名(草履塚や御秘所など)や古銭が道端で発見されるのは、古くから行われていた信仰登山を物語っている。当然、女人禁制の山であった。飯豊山神社の神は女神であるため、女性が近づくとやきもちをやいて、その女性を石にしてしまう、という言い伝えがある。  夏でも方々に広がる豊富な残雪や多くの高山植物は、飯豊連峰の大きな魅力となっている。特に御前坂付近から本山にかけての高山帯には、さまざまな高山植物が咲き競う。そして本山からの主稜線は急坂から一転してのびやかな高原状の散歩道に変わる。本山はその境界の山でもある。  メイン登山コースは4コースある。いずれのコースも健脚であれば1日で本山に到達することも可能であるが、通常は途中の切合(きりあわせ)小屋などで1泊する。山都口は、古くからの登山コースで、途中、三国小屋、切合小屋、それに本山小屋の3軒が整備されている。川入登山口より切合小屋経由で飯豊本山まで所要9時間。バリエーションとして弥平四郎コースがあり、三国岳で川入コースと合流する。本山までの所要時間は10時間。  飯豊本山へのダイレクトコースとしてダイグラ尾根コースがある。中級向であるが、一気に標高差1500mを登るのは、苦しいものの豪快な登山を楽しめる。飯豊温泉(長者原)より11時間を要する。大日杉コースは、登山口にも山小屋が整備され、比較的取り付きやすいが、所要時間は切合小屋経由で9時間を要する。

新潟県 / 飯豊山地

大日岳 標高 2,128m

 飯豊連峰の最高峰で、盛夏でも残雪をきらめかせてそびえる巨体は、登山者を魅了する。飯豊山神社の古文書に「大日岳祭神大己貴命、本地大日如来」とある。  福島県の川入や弥平四郎から三国岳に登り、切合小屋から本山小屋1泊でダイグラ尾根を下ったり、北股岳まで縦走して石転ビ沢の雪渓を温身(ぬくみ)平へ下山するコースが好まれるが、御西岳からの大日岳登頂は、行動計画から除くことができない。  頂上直下には、断層地形の草原に清冽な水をたたえた文平ノ池がある。水面に大日岳を投影し、お花畑に囲まれたすばらしい静寂境である。山頂からは、飯豊連峰主脈の雄大な景色を眺めることができる。  磐越西線の日出谷駅から実川渓谷を遡り、御幣松尾根、牛首山とたどる大日岳直登の道は、国立公園指定後の伐開で、前川の湯ノ島小屋か月心清水で泊まり、ゆったりとしたペースで高嶺の花々をめで、越後の山々を指呼できる静寂なコースである。日出谷から8時間強で大日岳山頂へ。  また、縦走路の御西岳からは2時間ほどで大日岳山頂を往復できる。

新潟県 山形県 / 飯豊山地

北股岳 標高 2,025m

 飯豊連峰主稜の中央部に位置しており、西面、新潟県の加治川を遡る赤谷道と、東面、山形県の長者原から石転ビ沢の大雪渓をつめるコースが交わった頂点で、明治時代の地図には三国岳と書かれ、地元では桧山や植物名のフスマ岳ともいわれたが、胎内マタギが呼称した「加治川の北股」にちなんで、昭和の初めに北股岳と命名されたいきさつがある。  東に連なる梅花皮岳(かいらぎだけ)との鞍部を十文字鞍部と呼び、梅花皮小屋があって、連峰縦走のキーポイントとなっており、付近でクロユリが発見された。  昔は赤谷口が越後側唯一の飯豊山登拝道で、露天風呂の湯ノ平温泉を経て、飯豊川の渓谷に沿った峻険な道をたどったが、現在は「オオインの逆峰」と呼ばれた中峰尾根に道が開かれ、北股岳の肩に達する。  国立公園指定後には、連峰北端の杁差岳に至る縦走路や、足ノ松尾根道、丸森尾根道が伐開され、門内岳や杁差岳に山小屋が建設されて、無雪期は登山者で賑わっている。  登山コースは、山形県側からは長者原から飯豊山荘、石転ビ雪渓経由6時間弱、新潟県側は東赤谷から湯ノ平温泉経由11時間強で山頂へ。飯豊山頂からは4時間で北股岳山頂へ。

ユーザーの登山記録から

周辺の山岳最新情報