鹿島槍・爺ヶ岳 | 冷池山荘

名実ともに秋山シーズン突入。一足早く小さな秋をさがしにお越し下さい。天気不安定で晴れと雨が一日の中にあります。

週末は富士山も初冠雪になるでしょうか・・・  絶好の秋晴れの一日のスタートです。(2015.09.30 冷池山荘 )
週末は富士山も初冠雪になるでしょうか・・・  絶好の秋晴れの一日のスタートです。(2015.09.30 冷池山荘 )
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天気・気温

09/02(水) 朝方雨、昼前に晴れ
富山市の天気予報
明日
雨時々曇
20℃
15℃
明後日
雨のち曇
15℃
11℃
日本気象協会提供 2024年4月29日 6:00発表
松本市の天気予報
明日
雨のち曇
24℃
14℃
明後日
曇一時雨
16℃
9℃
日本気象協会提供 2024年4月29日 6:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

9月入り!名実ともに秋山シーズン突入です。一足早く小さな秋をさがしにお越し下さい。

9/1は未明の雨も明け方には止みましたが、その後昼前にかけてはまた一降り、そのあとは夕方にかけて止み間もでたものの、暗くなってからはまたまた強い時間帯も・・・ 安定しません。
翌日9/2は5日ぶりに晴れ間が広がった爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳周辺です。朝方までの雨は8時ごろには雨も小止みになり、遠くの山も見え出しました。9時ぐらいには上がり、その後は尻上がりに回復して、日中の温度も上昇。後にかけては、青空が広がり、爺ヶ岳も鹿島槍も剱岳も久しぶりにスッキリと登場。久しぶりに過ごしやすい一日となりました。

登山道の状況

主な登山道に大きな支障の連絡はありません。

●アプローチ
・大町から扇沢駅までの大町アルペンラインや大谷原および西俣出合登山口までの道路もまったく問題ありません
大雨等の際には、事前に通行規制が行われ車両の通行ができなくなる場合があります。

登山装備

3000m級の秋山登山装備が基本です。
朝夕10℃以下になることがあります。防寒具は必携。

注意点

●早出早着が大前提。

●とっても大切なお知らせ「駐車スペースについて」
2015~2016年の2シーズンにわたり、柏原新道登山口にある扇沢鉄橋の前後の駐車スペースが、扇沢橋の下部にある砂防ダムの補強工事のための資材置き場等に使用されるため、今年のゴールデンウィーク以降、使用できません。駐車車輌は昨年秋に拡張して利用できるようになった、登山口から200mほど扇沢駅寄りの大町市営扇沢第二駐車場および、扇沢駅の各種駐車場、それに扇沢橋より200mほど大町寄りに戻った、洞門と洞門のあいだの駐車スペースをご利用ください。
皆様には大変ご迷惑をおかけいたしますが、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。なお登山口周辺をはじめ、路上駐車、道路へのはみだし駐車等は絶対にしないようお願いいたします。

以下を参考にして下さい。
扇沢登山口周辺案内図(柏原新道登山口の周辺図)
http://www.kasimayari.jp/ougisawa%202015%20parakinng%20pg.jpg

なお、8/31より工事現場への進入路が当初計画から変更になり、扇沢橋手前左側での駐車 は可能になりました。11台ほどですが停められます。シーズン真最中のことで、すでに駐車車輌もあり、谷側に車輌転落防止の石をクレーンで設置する作業ができませんので、車輌の後方のガケにはくれぐれもご注意の上で、停めてください。
今年来年と柏原新道登山口での駐車スペースが一部使えない状況は続きます。今後もご協力をお願い申し上げます。来月には前回のシルバーウィークの際にも、登山口が大混雑した、そのシルバーウィークが再びあるわけですが、ひとりでも多くの方の公共交通機関でのお越しをお願い申し上げます。  

●いろいろな交通機関を利用できる便利なアプローチ
http://www.kasimayari.jp/bus.zikokuhyou.htm

・扇沢駅~長野駅間の直通特急バス
※長野新幹線と併せて利用すれば帰路が便利になります。 
特急バス運行お問い合わせ アルピコ交通(代)026-254-6000
運行期間 4月16日~11月30日
運賃  片道2600円 往復4200円(7日間有効)絶対お得!
のりば 扇沢駅 長野駅東口(25番乗り場) 

・毎日アルペン号など 登山バス

・JR信濃大町駅~扇沢駅 路線バス
※柏原新道登山口は、扇沢駅から徒歩15分ほど大町側へ徒歩で戻ります。
運行期間 4月16日~11月30日
運賃 片道1360円 往復2500円
(扇沢線バス案内)北アルプス交通(電話0261-22-0799 07:00~18:30) アルピコ交通(電話0261-72-3155 06:30~20:00)

お知らせ

冷池山荘と種池山荘 営業中
入山の際には、必ず当小屋HPなどで状況を確認ください。
小屋の混雑状況も確認できます。
冷池山荘HP http://www.kasimayari.jp/index.htm

●種池山荘でのピザ販売
9月上旬からを予定しておりますので、爺ヶ岳鹿島槍ヶ岳登山の折りにはぜひともご賞味くださいますようお待ち申し上げます。なお販売時間は、お昼どきの10時半ごろから12時半ごろになります。

昨年の今頃の様子は?

2023年GW営業はありません(冷池山荘、種池山荘、新越山荘)。夏山営業7/1~(5/15から予約受付)2023.04.27

冷池山荘と種池山荘は営業7/1~、新越山荘は7/15~。7月泊の予約受付は5/15~(テント6/1~)2023.05.10

冷池山荘周辺の過去の様子

  • 爺ヶ岳も鹿島槍ヶ岳も主稜線の雪庇の張り出しも気持ち小さい感じがします。
  • 鹿島槍ヶ岳。手前の里山の雪ももうじき無くなってしまいそうです
  • 鹿島槍ヶ岳の頂上稜線では30cm近い積雪でしょうか。吹き溜まりは場所によっては1mあっても不思議でありません。
  • 鹿島槍ヶ岳も全容を現してくれました。頂上付近に雪が残っているのが見えます
  • 日当たりの少ない針ノ木岳や蓮華岳の北側斜面には雪が残っているのがわかります
  • 昨日そして今日の雨で小屋前の雪もほぼ消え去りました。種池山荘前
  • 前日の雪も上がって好天下、爺ヶ岳を皆さん目指します。爺ヶ岳南峰まででしたら主稜線も危険なところはほぼありません。
  • 15時 冷池横の黄葉の木々が白く染まりました
  • 種池山荘前も白の世界へ
  • 前線通過の雨に洗われて、いちだんと紅葉は輝きを増しました。
  • いい感じでにぎわった、種池山荘前庭。
  • 今年も「初氷娘」の登場する季節到来! 初氷で鹿島槍ヶ岳に乾杯(種池山荘)

冷池山荘

電話番号:
0261-22-1263
連絡先住所:
長野県大町市平5328

地図で見る
http://www.kasimayari.jp/

施設の詳細を見る

関連する山

富山県 長野県 / 飛騨山脈北部

鹿島槍ヶ岳 標高 2,889m

 この山は、後立山連峰の中央部に位置し、名実ともに後立山の盟主という存在である。  端麗と表現される南北2つの峰と、それを結ぶ吊尾根がつくるこの山の姿は、どこから眺めても美しい。この山に魅せられた岳人たちは、同時にこの山が内懐に秘める荒々しさのとりこにもなったのである。それは山麓からではうかがい知れない、北壁や荒沢奥壁などのバリエーション・ルートである。これらのルートの開拓は大正末期から昭和の初期に、学校山岳部を中心に華々しく行われ、それは日本におけるアルピニズムの歴史に、貴重な一頁を記しているのである。  鹿島槍ヶ岳への登路は、縦走路のほかには、東面・信州側から短くて急峻な赤岩尾根1本のみである(鹿島から所要9時間)。この尾根の途中の高千穂平は、鹿島槍ヶ岳のよき展望台ともなっているが、そこから眺める大冷(おおつべた)沢の源頭には、残雪期に獅子やツルの雪形が現れる。そこから昔は、山名をシシ岳とかツル岳、あるいは双耳峰からの連想で背比べ岳などとも呼ばれていた。現在の鹿島槍ヶ岳の山名は鹿島集落の背後にある槍ヶ岳といった意味である。山体は信州側は急崖、西面・越中側はなだらかな非対称山稜の典型である。  西面には、支稜の牛首尾根を挟んで東谷と棒小屋(ぼうごや)沢が、西面の水を集めて黒部川に注いでいる。この棒小屋沢と、剱岳東面を流下する剱沢とが、黒部峡谷に対して対向から合流する、有名な黒部の十字峡を形成している。  東面を落ちる白岳、大冷の各沢は、源頭部にバリエーション・ルートを提供している。その1つ、カクネ里はU字谷をなし、平家の落武者が隠れ住んだという(隠(かく)れ里(さと))伝説をもつ、ロマンを秘めた圏谷である。もちろんここに人が隠れ住むというのは不可能だが……。  南峰から主稜を南へ下ると、肩といった存在の布引岳(残雪が布を敷いたように見えるのでこの名がある)で、付近には船窪地形が散見される。その南の小平地には冷(つべた)池があり、冷池山荘が建っている。また吊尾根の雪田付近から北峰を巻いて北へ下ると、両側の谷からの浸食によって、主稜線に深いⅤ字形の切れ込みの入った八峰(はちみね)のキレットに出る。その北側にキレット小屋がある。  登山口の鹿島集落は昔から戸数11戸しかなく、集落の人々は平家の落武者の子孫といわれている。ここで民宿を営んでいる狩野氏宅には、近代登山以降の鹿島槍ヶ岳の登高記念帳が保存され、それがそのまま鹿島槍ヶ岳の登山史ともなっている。

富山県 長野県 / 飛騨山脈北部

爺ヶ岳 標高 2,670m

 後立山連峰の南部にあり、3つのピークからなる。北から一直線に南下してきた後立山の主稜線は、この爺ヶ岳で西方へ大きく湾曲し、越中側にすり鉢を半分に切ったような、ハイマツの見事な大斜面をつくっている。一方、東面には大きな白沢天狗尾根を張り出している。この天狗尾根や扇沢にはかつて登山道があったが、現在は廃道となり、種池山荘の柏原正泰氏が拓いた柏原新道がある。新道は扇沢出合から爺ヶ岳南稜をたどって種池に登るもの(扇沢出合から所要3時間30分)で、2つの廃道の欠点を取り除いた、後立山連峰の主稜線へ登るものとしては、最も容易なコースである。  爺ヶ岳の山名は、南峰と中央峰との間、白沢の上部に、残雪期に種子蒔き爺さんの雪形が現れることから付けられたもので、爺さんが蒔く種を漬ける種池だ、というおまけまでついている。種池は主稜上の池塘で、そばには種池山荘があり、幕営地にもなっている。この西方にも棒小屋沢乗越の池がある。種池から南峰にかけて、またその南斜面も広大なお花畑である。  積雪期の爺ヶ岳東面は、ヒマラヤひだが発達して壮観で、いくつかのバリエーション・ルートが拓かれている。

富山県 長野県 / 飛騨山脈北部

岩小屋沢岳 標高 2,630m

飛騨山脈北部、富山県と長野県の県境にそびえる山。西側には種池小屋、東側には新越乗越山荘がある。

ユーザーの登山記録から

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