紅葉は中腹へと大下降中です。今日明日は初雪の可能性あり、週末天気は回復予想です。防寒具は必携です。
天気・気温
山頂の天気の閲覧、登山計画の保存などができるようになります。
山と周辺の状況
素敵な紅葉は中腹へと大下降中、次は新雪と紅葉と緑の三段紅葉をゲットですね!
9/30朝、種池山荘は今秋初の氷点下、マイナス4℃以下まで下がりました。確実に季節は、次に控える季節に向かって大きく前進したようです。
9/29の爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳周辺も大変寒く冷たい一日になり、初雪が舞ってもまったく不思議でない空模様でしたが、今回の寒気は周辺に雪を降らすことはありませんでした。
ただこのあとは与那国島や台湾などに、大被害を与えた台風21号が、温帯低気圧に変わって北東進してくるであろう10/1夜から翌10/2夕方にかけては、猛烈に発達して、気圧配置も典型的な冬型気圧になりそうですので、おそらく北アルプスの高い山々では、初雪を観測することになると思われます。
過去の経験則から、鹿島槍ヶ岳周辺の初雪の平均日は10/3と私は常々思っていますので、もう鹿島槍ヶ岳周辺で初雪や発冠雪の観測があっても、まったく不思議ではない季節にはいってきていることだけは間違いありません。
今週末は、またお天気も回復してくると思われますが、積雪があれば鹿島槍ヶ岳南峰から北峰へ向けての吊り尾根なども凍結して縦走も困難になる可能性が出てきます。
おりしも鹿島槍ヶ岳~五竜岳縦走の要でもあるキレット小屋も、10/3(土)で今季の営業は終了になります。
お天気が続けば何の心配もないさわやかな秋山、絶好の全山紅葉ですが、いったん豹変すると真冬同然、いやそれ以上の荒天へと早や変りです。
平成18年の10/8同様に、台風16号崩れが猛発達して白馬岳をはじめ、北アルプス各所で何人もの方が凍死した遭難事例も、いまや忘れ去られようとしています・・・ しっかりと気象情報や現地情報を確認の上で、装備も冬山に準ずる装備にて入山しなければならない季節であることは、申し上げるまでもないことかと思います。
9/30 朝から快晴。朝の猛烈な冷え込みもあって、2400m以上の主稜線の紅葉もピークを終えました。
長く続いた主稜線の素敵な紅葉シーンに感謝するとともに、この後は中腹、そして登山口近辺、そして里の紅葉へと期待は高まってまいります。 柏原新道中腹の「包優のモミジ」も絶頂を迎えようとしています。今週末を含め紅葉シーズンも種池山荘、冷池山荘ともにすいていますので、お天気をしっかりと確認の上で、お出かけ下さい。
登山道の状況
主な登山道に大きな支障の連絡はありません。
●アプローチ
・大町から扇沢駅までの大町アルペンラインや大谷原および西俣出合登山口までの道路もまったく問題ありません
大雨等の際には、事前に通行規制が行われ車両の通行ができなくなる場合があります。
登山装備
3000m級の秋山登山装備が基本です。初雪の季節準備の油断禁物です。
防寒具は必携。
注意点
●駐車スペースについて
柏原新道登山口にある扇沢鉄橋の前後の駐車スペースは、扇沢橋の下部にある砂防ダムの補強工事のための資材置き場等に使用されるため使用できません。
登山口から200mほど扇沢駅寄りの大町市営扇沢第二駐車場および、扇沢駅の各種駐車場、または扇沢橋より200mほど大町寄りに戻った、洞門と洞門のあいだの駐車スペースをご利用ください。
なお登山口周辺をはじめ、路上駐車、道路へのはみだし駐車等は絶対にしないようお願いいたします。
★扇沢登山口周辺案内図(柏原新道登山口の周辺図)
http://www.kasimayari.jp/ougisawa%202015%20parakinng%20pg.jpg
お知らせ
冷池山荘と種池山荘 営業中
入山の際には、必ず当小屋HPなどで状況を確認ください。
小屋の混雑状況も確認できます。
冷池山荘HP http://www.kasimayari.jp/index.htm
新越山荘の今季営業は9/23(水)の最終宿泊をもって終了しました。
また周辺ではキレット小屋が10/3(土)で終了になります。
昨年の今頃の様子は?
2023年GW営業はありません(冷池山荘、種池山荘、新越山荘)。夏山営業7/1~(5/15から予約受付)2023.04.27
冷池山荘と種池山荘は営業7/1~、新越山荘は7/15~。7月泊の予約受付は5/15~(テント6/1~)2023.05.10
冷池山荘周辺の過去の様子
冷池山荘
- 電話番号:
- 0261-22-1263
- 連絡先住所:
- 長野県大町市平5328