大山 | 大山プロガイド協会

今日の穏やかな晴天は長く続かないようです。例年より気温が高く初冠雪の過去最も遅い記録11/21を更新するかもしれません。

山頂碑(上野ガイド提供)(2015.11.30 大山寺 やまびこ荘)
山頂碑(上野ガイド提供)(2015.11.30 大山寺 やまびこ荘)
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天気・気温

11/16(月) 08:00 大山寺 晴れ 気温9℃ 無風
10:00 山頂 晴れ 気温10℃ 無風
鳥取市の天気予報
明日
晴時々曇
19℃
10℃
明後日
23℃
9℃
日本気象協会提供 2024年4月30日 18:00発表
松江市の天気予報
明日
19℃
11℃
明後日
24℃
9℃
日本気象協会提供 2024年4月30日 18:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

昨日まで雨を降らせていた低気圧が太平洋側に抜けて、大陸からの高気圧にすっぽりと覆われ、穏やかな天候となりました。しかし低気圧が近づいており、この安定した天候も長くは続かないようです。

初冠雪の便りにも程遠いような陽気が続いていて、過去10年間のデータを見ると初冠雪は平均で10月31日となっています。また過去50年間のデータを見るともっとも遅い初冠雪は平成2年に11月21日というデータがありますが、このまま推移すると、このデータをも更新(?)しそうな暖かさです。

今日も時々ですが、四国の剣山系が見えていました。
だいたい年間で四国が見えるのが数日で主に冬に集中していましたが、今年はもう10日以上、四国が見える日がありました。それだけ大気圏内の空気がきれいになったんでしょうか?
また夜でないとわかりにくいことですが、瀬戸大橋の欄干の照明が山頂からよく見えますよ。機会があればぜひ双眼鏡とかで確認してみてください。

登山道の状況

登山道の危険ヶ所も今年は鳥取県によって目立つ場所はほとんど補修され、気がつかないうちに随分と歩きやすくなっています。

登山装備

登山装備が必要です。今の時期に登山をするにあたって注意すべき点というのは、やはり服装です。
薄着でスタートしないと、暑くなったら脱ぐというスタイルだと、汗で濡れた衣類を山頂で寒くなったら着ることになってしまいます。
また定期的に水分補給は心がけてください。水分不足は足の筋肉が痙攣する原因にもなります。

注意点

●山頂避難小屋の水洗トイレ
11月4日をもって冬の準備に入っています。
3基あるトイレのうち水洗の2基は閉鎖され、非水洗の1基のみが使用可能です。
出来るだけ登山前に済ませてから登山してください。

●山頂の売店
売店の営業もあとわずかとなりました。11/23までの営業となります。小屋自体は緊急避難小屋ですから年中利用できますが、厳冬期は気をつけないと入り口が埋まってしまったり凍り付いて開かなくなったりすることがあります。お気をつけください。
月曜日から木曜日までは大山ガイドクラブの上野ガイドが売店に居ますので大山の色々な話を聞いてみてもいいと思います。
売店については、暖かい飲み物のほかにカップ麺、飲料水、チョコレートなど販売しています。また登頂バッジもここでしか買えません。
営業に関するお問い合わせはチロル&白樺(電話0859-52-2818)まで。

お知らせ

登山について、また他のコースなどで詳しいことを聞きたい方、あるいは登山ガイドの依頼など、
「大山寺 やまびこ荘」(電話0859-52-2725)までお気軽にお問合せください。楽しい登山の方法、長続きのできる歩き方などを教えます。

昨年の今頃の様子は?

今年は登山道の雪は早く融けてしまい、もう歩くのに支障はありません。2週間ほど早めに推移しています2023.05.02

だんだん蒸し暑さを感じる季節になってきました。そろそろ虫除けスプレーが必要な季節です2023.05.15

米子市内でも30℃を越える夏日となりましたが、大山は気持ちの良い風が吹いていました2023.05.23

中国地方は梅雨入り。蒸し暑くなる季節、大山では薄着での行動とこまめな水分補給を2023.05.30

大山プロガイド協会周辺の過去の様子

  • 草鳴社ケルン付近からの眺め
  • 6合目避難小屋の様子
  • イワカガミが咲き始めました
  • 標高1500m下付近の残雪
  • 山頂緊急避難小屋付近の状況
  • 3合目手前付近から積雪があります
  • 山頂台地の残雪
  • フキノトウがようやく顔を出してきました
  • 6合目避難小屋の様子
  • ポールの片付けを行う
  • 山頂より剣ヶ峰を望む
  • 少しガスが出ると、大山では、こうなります

大山プロガイド協会

現地連絡先:
090-7999-2931
電話番号:
0859-75-2300
連絡先住所:
〒689-4424 鳥取県日野郡江府町御机字鏡ヶ成709-1 休暇村 奥大山 内

地図で見る
http://chugoku-guide.wix.com/chugoku-guide

施設の詳細を見る

関連する山

鳥取県 / 中国山地中部

大山 標高 1,729m

 山陰地方のほぼ中央にそびえ立つ大山(だいせん)は、天平五年(733)に完成したといわれる『出雲風土記』に、火神岳(ほのがみのたけ)の名で登場する。我が国で最も由緒のある山の1つである。  中国地方の最高峰。大山隠岐国立公園の中心にあり、歴史、民俗、自然科学の面でも傑出したものが多く、名実ともに中国山地の王者である。四季を通じて探訪者が絶えないが、日本海に面した独立峰であり、気象条件、地質地形条件が厳しく、特に冬季は「寒気の吹き出し」の影響を、日本で最初に受けるので、標高に似合わず遭難事故が多い。中国地方の他の山々とは全く異質の山であることを銘記されたい。  一方、自然保護運動の先覚地でもある。全国のゴミ持ち帰り運動の発祥の地であり、数々の乱開発を追放した実績を持っている。現在は一木一石運動(登山者の手によって山頂に石を返す行動)が根気よく続けられている。  山体を形成する角閃石安山岩は軟らかくもろい。激しい浸食作用により、登山道の転変が多く、頂上と通称される弥山(みせん)への道は夏道ルートと行者谷ルート以外は閉鎖されて久しい。両ルートは6合目避難小屋の下で合流し、特別天然記念物ダイセンキャラボク純林を縫って頂上碑に達する。東側に三等三角点が、西に頂上小屋と、やや下って石室(いしむろ)と心字(しんじ)池などがある。いずれも往復5時間程度だ。  最高点の剣ヶ峰へは大神山(おおがみやま)神社から元谷(もとだに)小屋、ユートピア避難小屋を経る一般ルート(往復5時間)の他に大休(おおやすみ)峠からと、地獄谷振子(ふりこ)沢からのルートがあるが、一般向ではない。  元谷をベースに、大屏風(おおびようぶ)岩、小屏風(こびようぶ)岩、烏帽子(えぼし)岩、別山などの岩場がある。岩はもろく、登攀には高度の技術が要求される。南面の南壁はすべてガレ壁で、登降は勧められない。支峰の甲(かぶと)ガ山(せん)、船上山(せんじようざん)にはよい岩場があり、地元のクライマーに愛されている。  大山の名をより高めているのは、史跡の豊富さと荒らされていない生物相とにある。  『出雲風土記』には、大山を杭(くい)にし、弓ガ浜を綱にして島根半島を引いてきたと記され、大化改新(645)前後には修験者の大道場でもあった。以来、興亡栄枯を繰り返し、その遺構が全域に残されている。現存する大山寺と大神山神社の門前町が大山寺(だいせんじ)の集落。今は宿泊施設や飲食店、温浴施設などが参道沿いに並んでいる。 平成30年には、大山情報館が大山ナショナルパークセンターとしてリニューアルしたほか、観光案内所や県立大山自然歴史館も再整備され、大山周辺の情報提供の他、シャワールーム、ロッカー、Wi-Fiなど多くの新しい機能が利用できるようになり、大山登山が一層、便利になった。 冬は西日本最大の広さを誇るスキー場が賑わい、スキーやスノーボード、スノーシューなど、ウィンタースポーツのメッカとなている。

鳥取県 岡山県 / 中国山地中部

蒜山 標高 1,202m

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矢筈ヶ山 標高 1,359m

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