過去50年の初冠雪記録を更新。冬はどこへ?11/25頃から雪の気配があり油断禁物です。山頂売店は11/23まで。トイレは登山前に済ませましょう。
天気・気温
11:00 山頂 くもり 気温5℃ 無風
山頂の天気の閲覧、登山計画の保存などができるようになります。
山と周辺の状況
本来は雪が薄っすらと降り積もっているか、木道に霜が下りてツルツルで歩きにくい時期なんですが、今年の冬はどこに行ってしまった?みたいなとても考えられない天候が続いています。
前回のレポートにも書きましたが、過去50年間で一番遅かった初冠雪が平成2年11月22日だそうですから、まずこれよりも今年は遅いようです。
今の見込みでいけば、25日か26日あたりが平年並みに戻って、雪が降りそうな気配です。しかし、ここまで暖かいと、何が平年並みなのかがわからなくなりそうです。
今日の空模様は低気圧が近づいていて空全体が高層雲に覆われ、
すっきりしない天候ではありましたが、視界は良好で四国の剣山系と石鎚山系が良く見えました。
今年は特に四国が見られる日が多いようです。
登山道の状況
登山道の危険ヶ所も今年は鳥取県によって目立つ場所はほとんど補修され、気がつかないうちに随分と歩きやすくなっています。
今週の登山道の大きな変更点ですが、8合目から山頂までの木道部分で片側あるいは両側に張ってあったロープを全て外しました。
これは本来は木道より出ないでくださいという意味で張ってあるもので、登るときの補助ではないんですが、風が強い時とか、木道が凍っている時には役に立ちます。
しかし冬に向けて雪が降り始めてくると、大量の雪に押されて支柱が曲がってしまい、ロープが切れてしまいます。
今年は雪が遅いので今日まで残しましたが、いよいよ来週ぐらいから降りそうなので、鳥取県の職員の方、大山ガイドクラブの有志や、たまたま登ってきた方にも応援してもらい作業が完了しました。
ある程度の積雪があればカッティングで登れるし、凍っていればアイゼンを装着すればいいのですが、薄っすら積もって、しかも凍っているなんて状況が一番厄介だと思います。
充分に気をつけて登ってください。
特に風が強い日は8合目あたりで引き返した方が安全かもしれません。
山頂付近も全てロープが外してありますが、くれぐれも木道より出ないようにご協力ください。
登山装備
登山装備が必要です。今の時期に登山をするにあたって注意すべき点というのは、やはり服装です。
薄着でスタートしないと、暑くなったら脱ぐというスタイルだと、汗で濡れた衣類を山頂で寒くなったら着ることになってしまいます。
また定期的に水分補給は心がけてください。水分不足は足の筋肉が痙攣する原因にもなります。
注意点
●山頂避難小屋の水洗トイレ
11月4日をもって冬の準備に入っています。
3基あるトイレのうち水洗の2基は閉鎖され、非水洗の1基のみが使用可能です。
出来るだけ登山前に済ませてから登山してください。
●山頂の売店
山頂避難小屋の売店の営業は11月23日で今期は終了となります。
ご利用いただいたお客さまにお礼を申し上げます。
小屋自体は緊急避難小屋ですから年中利用できますが、厳冬期は気をつけないと入り口が埋まってしまったり凍り付いて開かなくなったりすることがあります。お気をつけください。
登頂バッジなどの営業に関するお問い合わせは チロル&白樺 (電話0859-52-2818)まで。
お知らせ
登山について、また他のコースなどで詳しいことを聞きたい方、あるいは登山ガイドの依頼など、
「大山寺 やまびこ荘」(電話0859-52-2725)までお気軽にお問合せください。楽しい登山の方法、長続きのできる歩き方などを教えます。
昨年の今頃の様子は?
今年は登山道の雪は早く融けてしまい、もう歩くのに支障はありません。2週間ほど早めに推移しています2023.05.02
だんだん蒸し暑さを感じる季節になってきました。そろそろ虫除けスプレーが必要な季節です2023.05.15
米子市内でも30℃を越える夏日となりましたが、大山は気持ちの良い風が吹いていました2023.05.23
中国地方は梅雨入り。蒸し暑くなる季節、大山では薄着での行動とこまめな水分補給を2023.05.30
大山プロガイド協会周辺の過去の様子
大山プロガイド協会
- 現地連絡先:
- 090-7999-2931
- 電話番号:
- 0859-75-2300
- 連絡先住所:
- 〒689-4424 鳥取県日野郡江府町御机字鏡ヶ成709-1 休暇村 奥大山 内