夏道がだいぶ出てきましたが、ルートによっては残雪がしっかりあります。アイゼン、ピッケルはしっかり用意してお越しください。
天気・気温
山と周辺の状況
雲が多かったものの、晴れ間もある1日となりました。最高気温はセンター前で+22℃。
ブナの新緑が始まり、旧道一ノ倉沢へのハイキングも楽しめます。
日々変わっていく新緑が最高です。
旧道、一ノ倉沢までの道脇に
ショウジョウバカマ
ショウジョウバカマ
、
タムシバ
タムシバ
、ムラサキヤシオが開花しています。天神尾根には
イワウチワ
イワウチワ
が開花しています。
各登山道は、夏道が出ている部分が日々増えていますが、標高の高い部分、日影、沢沿いなどはまだしっかり雪が残っているところもあります。
ルートによって使うor使わないを現地で判断できるように、アイゼン、ピッケルなどはしっかり用意の上お越しください。
登山道の状況
先月29日に頂上付近で30cmほど積雪があり、せっかく露出した夏道も雪で濡れている箇所があり、場合によっては凍結のおそれもあります。滑らないように注意してください。
天神平尾根は、融雪が進み大部分の登山道が出てきていますが、天神平から熊穴沢避難小屋の間は、数カ所雪のトラバースがあります。この辺りでの転倒は滑落につながりますので、慎重に通行してください。
肩の小屋手前の急斜面には80m程度の雪渓があり雪の状態によっては、下りはアイゼンがないと危険な場合があります。
西黒尾根はザンゲ岩周辺、肩ノ小屋手前にまだ雪があります。
巌剛新道は沢状地形に残雪あり要注意。
白毛門も松の木沢の頭より上部はまだ雪があり、所によっては不安定な状態ですのでご注意下さい。
●谷川岳遭難防止条例に基づく危険地区への登山禁止について●
融雪期を迎え気温上昇による雪崩の発生が予想され登山する事が著しく危険なため群馬県谷川岳遭難防止条例第7条の規定に基づき危険地区全域で登山を禁止します。
登山禁止期間 3月22日(火)から4月22日(火)まで(32日間)
この間も一般コースについては登山可能ですがルート、状況によっては雪崩の危険が高い事には変わりがないので充分注意して入山して下さい。
・マチガ沢をスキーやボードで滑走する方がいるようですが、危険地区の指定となっています。谷川岳遭難防止条例に基づき3月22日(火)からは滑走禁止となります。
登山装備
アイゼン、ピッケル、ストックなどの雪山装備が必要です。
特に旧道は雪崩発生区も多いので注意が必要。ビーコンも必携です。
車でお越しの方は、まだ朝晩冷えて薄く凍結したりしますので、スタッドレスタイヤで念のためチェーンもお持ちください。
注意点
JR土合駅を登山の仮眠等で利用される方は火器の使用は屋外で、またゴミ等は必ず持ち帰って下さい。マナーの悪い登山者が増えているとの事です。
装備やルートなどの確認をもう一度お願い致します。
雪の少ない年になりましたが、基本的にはまだまだ雪山です。アイゼン・ピッケルなどしっかりした装備をお願いします。
冬山装備を万全にし、しっかりとした登山計画を立てて、遭難とならぬよう心がけてください。
谷川連峰の山小屋は冬期閉鎖中です。5月までは無人の冬期避難小屋ですのでご注意下さい。
熊穴沢の小屋は使用できます。
天気予報を確認し十分計画してから入山ください。
単独行を避け、登山カードを必ず登山指導センターに提出してください。
お知らせ
谷川岳指導センター(標高665m)
※登山指導センター付近は駐車禁止です。
遭難や事故等の発生時、警察や緊急車輌の出入りがある為、駐車禁止とさせて頂いております。
谷川岳肩丿小屋は、5月1日から有人営業を開始しています。
連休などは混みあう場合もあり、素泊まり予定でも予約が必要です。
昨年の今頃の様子は?
雪が解けはじめ、急な斜面のトラバースが増えてきました。岩場などでは踏み抜きに注意2023.04.25
状況変化に対応できる装備と技術が必要な季節であることを意識して入山してください2023.05.02
残雪と夏道が混在しています。滑落事故も多く発生しているのでアイゼンの着け外しの判断は慎重に2023.05.09
登山指導センターから先の冬季閉鎖は5/19解除。翌日からは一ノ倉沢出合までの電気バスも運行開始予定2023.05.16
例年より早く雪解けが進み歩きやすくなってきました。山頂直下の急斜面には残雪があり滑り止めが必要です2023.05.23
天気予報を確認し、余裕をもった登山計画を2023.05.30
谷川岳登山指導センター周辺の過去の様子
谷川岳登山指導センター
- 電話番号:
- 0278-72-3688
- 連絡先住所:
- 〒379-1728 群馬県利根郡みなかみ町湯桧曽