日ごとに湿原の緑が濃くなってきています。燧ヶ岳は、まだアイゼン必要。御池新道は熊沢田代より上で残雪多い
天気・気温
山と周辺の状況
尾瀬沼周辺では、雨ごとに木々や湿原の緑がより一層、濃く色づいてゆく姿がとても美しく新鮮に感じます。間もなく季節は夏ですが、5/29には霜が降りるほど冷え込みました。まだ寒い日もあるので、防寒対策は十分に行ってください。
ミズバショウ
ミズバショウ
は、すっかり葉が大きくなってきていて、白い花を見るのは難しくなってきました。もう終了間際ですが、林内の
ミズバショウ
ミズバショウ
の方が白い姿を見られるかもしれません。
今の時期は、林内でも湿原でも、小さいものが多いですが、ひときわ大きな花を付けているのが
キヌガサソウ
キヌガサソウ
です。目を凝らしながら歩いていると、お花が下を向いていて見つけにくいチゴユリが咲いています。
ほか、
ミツバオウレン
ミツバオウレン
、マイヅルソウ、エゾムラサキなどが咲いているのが目立ちます。
登山道の状況
今年は非常に雪が少なく、尾瀬沼周辺には、ほとんど雪は見当たりません。ただし、燧ヶ岳は、まだまだ雪対策が必要ですので、アイゼンは用意してください。各登山道の様子は以下のとおりです。
・沼山峠~尾瀬沼は、まったく雪は残っていません。
・沼尻~見晴間も、雪は消えています。
・燧裏林道も、すでに雪は消えています。
・大江湿原・小淵沢分岐~小淵沢田代間の林内は、まだ一部で残雪が残っています。
◆燧ヶ岳について
・見晴新道は通行止めです。ナデッ窪(沼尻~山頂)も残雪のため現在は通行止めです。
・長英新道(浅湖湿原~山頂)は、雪の上の歩く箇所は一箇所のみとなりました。短い区間、トラバースします。
・御池新道は、まだ長い雪渓を歩きます。7合目より上、沢筋に残雪があります。特に注意が必要なのは俎嵓から熊沢田代間に4ヵ所ある部分で、しっかりとしたアイゼンが必要です。
・柴安嵓山頂手前の急斜面には、残雪が多く残っています。アイゼンが必須でしょう。
登山装備
今年の尾瀬は非常に雪が少なく、雪の心配のある登山道は限られています。ただし、燧ヶ岳登山に行く場合は、しばらくの間はアイゼン・ピッケルは必須です。
昨年の今頃の様子は?
尾瀬沼ビジターセンターは5月13日に開所しました。残雪が少なく、大江湿原ではミズバショウが咲き始めています2023.05.17
尾瀬沼ビジターセンター周辺の過去の様子
尾瀬沼ビジターセンター
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