6/6は霜が降りるほど冷え込みました。ミズバショウは終了間際、ワタスゲの花穂がきれいな時期になりました
天気・気温
山と周辺の状況
夏が近づく尾瀬ですが、数日前は寒い日が続きました。6/6の朝は最低気温が3.4℃を記録、霜が降りている場所もあり、たいへん冷え込みました。この時期でも、木道が凍っていることがありますので、十分にご注意ください。
現在、湿原を飾るのは
ワタスゲ
ワタスゲ
の花穂です。ふわふわとした見頃を迎えるのは今年は6月中旬頃になりそうです。
また、例年は7月の中旬に湿原を彩る
ニッコウキスゲ
ゼンテイカ
ですが、だいぶ花芽が見られるようになってきました。成長具合は、昨年とさほど変わらないような印象です。
ほか、
チングルマ
チングルマ
、
ヒメ
シャクナゲ
シャクナゲ
ヒメ
シャクナゲ
シャクナゲ
、
イワカガミ
イワカガミ
などが咲き始めています。
ミズバショウ
ミズバショウ
は、まだ少し見られます。
まだまだ尾瀬の朝晩は冷え込みます。日中は温度調節のし易い恰好で、ご宿泊される方はフリース・ダウン等の防寒着をお忘れにならないようにしてください。
登山道の状況
尾瀬沼周辺の登山道で、雪は消えています。ただし、燧ヶ岳は、まだまだ雪対策が必要ですので、アイゼンは用意してください。各登山道の様子は以下のとおりです。
・沼山峠~尾瀬沼は、問題なく通行できます。
・沼尻~見晴間も、問題なく通行できます。
・燧裏林道も、問題なく通行できます。
・大江湿原・小淵沢分岐~小淵沢田代間の林内は、道がぬかるんでいます。
◆燧ヶ岳について
・見晴新道は通行止めです。
・ナデッ窪(沼尻~山頂)は、通行できるようになりました。まだ2~3箇所で残雪が残っています。アイゼンを用意してください。
・長英新道(浅湖湿原~山頂)は、雪の上の歩く箇所は一箇所のみとなりました。短い区間、トラバースします。
・御池新道は、まだ長い雪渓を歩きます。7合目より上、沢筋に残雪があります。特に注意が必要なのは俎嵓から熊沢田代間に4ヵ所ある部分で、しっかりとしたアイゼンが必要です。
・柴安嵓山頂手前の急斜面には、残雪が多く残っています。アイゼンが必須でしょう。
登山装備
燧ヶ岳登山に行く場合は、しばらくの間はアイゼンが必須です。
昨年の今頃の様子は?
尾瀬沼ビジターセンターは5月13日に開所しました。残雪が少なく、大江湿原ではミズバショウが咲き始めています2023.05.17
尾瀬沼ビジターセンター周辺の過去の様子
尾瀬沼ビジターセンター
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