雨の日が多くなってきました。ぬかるみや木道のスリップに注意。今は多くの生き物にも出会える時期です
天気・気温
山と周辺の状況
梅雨入りして、尾瀬は雨の日が多くなってきました。雨に濡れた登山道はぬかるんだり、木道が滑りやすくなりますので、足元のしっかりした靴でお越しください。
花で知られる尾瀬ですが、よく探すとたくさんの生き物を見ることが出来ます。岩清水の付近の水溜りでは沢山のオタマジャクシの姿がありました。雨だと気付きにくいかもしれませんが、歩くときには注意して歩いてあげてください。
また動物たちを見かけることも多いです。尾瀬ではこれまでに34種のほ乳類が確認されていますよく見るのはイタチ科の動物で、ホンドイタチ、ホンドオコジョ、ホンドテン、そしてニホンアナグマの4種が生息しているとのこと。先日は、ニホンアナグマを見事に撮影された方もいます。また同じ日に、ヤマネを見かけたという人もいました。
ツキノワグマにはなるべく会いたくはありませんがこんな出会いは是非してみたいですね。
花は、
タテヤマリンドウ
タテヤマリンドウ
や、
ワタスゲ
ワタスゲ
、
ヒメ
シャクナゲ
シャクナゲ
ヒメ
シャクナゲ
シャクナゲ
、ベニバナイチヤクソウ、マイヅルソウ、ベニ
サラサドウダン
サラサドウダン
、
ハクサンチドリ
ハクサンチドリ
、
イワカガミ
イワカガミ
、
レンゲツツジ
レンゲツツジ
、
ギンリョウソウ
ギンリョウソウ
などを見ることが出来ます。
最後に例年、7月中旬に咲く
ニッコウキスゲ
ゼンテイカ
ですが――、今年は
ミズバショウ
ミズバショウ
の開花が例年より3週間ほど早かったのですが、
ニッコウキスゲ
ゼンテイカ
も早い開花となるかもしれません。
登山道の状況
・尾瀬沼周辺はすべて安全に通行できます。南岸は、やや歩きづらくなっています。
・沼尻~見晴間は、長い岩道やぬかるみが多いので足元に注意して通行してください。
・燧裏林道(段吉新道)は、一部、木道の破損やぬかるみ、岩道があります。足元に注意して通行してください。
◆燧ヶ岳について
・見晴新道は通行止めです。
・ナデッ窪(沼尻~山頂)は、通行できるようになりました。残雪が残っている箇所があります。アイゼンを用意してください。
・長英新道(浅湖湿原~山頂)は、雪の上の歩く箇所は一箇所のみとなりました。短い区間、トラバースします。
・御池新道は、まだ長い雪渓を歩きます。7合目より上、沢筋に残雪があります。特に注意が必要なのは俎嵓から熊沢田代間に4ヵ所ある部分で、しっかりとしたアイゼンが必要です。
・柴安嵓山頂手前の急斜面には、残雪が多く残っています。アイゼンが必須でしょう。
登山装備
燧ヶ岳登山に行く場合は、しばらくの間はアイゼンが必須です。
注意点
渋沢温泉小屋は、平成28年度の営業を休止しています。
また、天神田代~渋沢温泉小屋ルートは笹などで道が分かりにくいため通行禁止です
昨年の今頃の様子は?
尾瀬沼ビジターセンターは5月13日に開所しました。残雪が少なく、大江湿原ではミズバショウが咲き始めています2023.05.17
尾瀬沼ビジターセンター周辺の過去の様子
尾瀬沼ビジターセンター
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