唐松岳 | 唐松岳頂上山荘

八方尾根上部は登山道の指示に従って下さい。クロユリやミヤマキンバイなどが咲き始めました。先週は朝3℃の日もあり防寒具は必携。

スライチョウはパトロール・見張り中です。
唐松岳頂上山荘南側~八方尾根上部を生活領域としているオスライチョウが見張りをしています。(2016.06.30 唐松岳頂上山荘 )
スライチョウはパトロール・見張り中です。 唐松岳頂上山荘南側~八方尾根上部を生活領域としているオスライチョウが見張りをしています。(2016.06.30 唐松岳頂上山荘 )
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天気・気温

富山市の天気予報
明日
雨のち曇
21℃
16℃
明後日
雨時々曇
16℃
11℃
日本気象協会提供 2024年5月6日 16:00発表
松本市の天気予報
明日
雨のち曇
22℃
14℃
明後日
曇一時雨
17℃
8℃
日本気象協会提供 2024年5月6日 16:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

●近頃の天候
6/25に白馬では雪が舞いましたが、唐松では+3℃ ギリギリ雪にはなりませんでした。
6/26は朝から強い風が吹きましたが、晴れ次第にガスが出て曇となりました。
6/29は朝の気温10℃、曇ですが、時々剱も見えます。日中は薄日が射す時間もありました。夕方になるとパラパラと雨が降りました。 日中は比較的よかったため日帰り登山の方も上がってきていました。

●自然
八方尾根上部 山道沿いには小さな クロユリ クロユリ が一輪開きました。
唐松岳頂上山荘南側の登山道沿いですは、 クロユリ クロユリ ミヤマキンバイ ミヤマキンバイ ハクサンイチゲ ハクサンイチゲ ・ミヤマクワガタが仲良く
並んで咲いています。
唐松岳頂上山荘周辺のミヤマクワガタが咲き始めました。
唐松岳頂上山荘北側砂礫地の コマクサ コマクサ です
コマクサ コマクサ の開花準備は、昨年よりも10日ほど早く進んでいます。
ライチョウもよく見かけます。そろそろ抱卵の時期となり、オスのライチョウが見張りをしています。
今年はブユ(刺す虫)が出ています。防虫対策をした方が良いでしょう。

登山道の状況

●八方尾根の登山道状況
ルートは 「下の樺」 より 「扇の雪渓」を経由し、「丸山ケルン」まで夏道ルートです。
丸山の下には、わずかですが雪渓があります。心配な方は軽アイゼンを携行すると安心です。
「丸山ケルン」より上部では、南斜面の夏道が所々見えている場所がありますが、まだ夏道の通行はできません。
「丸山ケルン」~「唐松岳頂上山荘」までの間は 冬季尾根ルートの登下山となります。
近日、夏道の雪を切る予定です。現地での指導に従って下さい。

●唐松岳からの五竜方面、不帰方面、
まだ整備が入っていません。海の記念日頃には整備が入るでしょう。
岩場、鎖などの人工物は特に注意して下さい。浮き石や落石には十分な注意がひつようです。
稜線の残雪はほとんどありませんが、入山者各自の判断のもと安全登山に努めて下さい。
不帰のコースは登山地図でも一般ルートではない破線ルートです。

●祖母谷方面 まだ整備が入っていません。

●八方アルペンライン(ゴンドラ・リフト)の夏山営業は6月4日(土)~10月30日(日)
http://www.nsd-hakuba.jp/green/happo/alpenline.html

登山装備

3000m級の登山装備が必要です。
防寒具は必携です。朝夕は暖房が必要な気温です。しっかりとした山岳用の雨具は風を避けて低体温を防ぎます。
帽子や手袋・サングラス等もお持ちください。
ブユ(刺す虫)が出ているため防虫対策も忘れずに(黒菱の駐車場でも油断大敵)。
夏山といえども標高があり、風が出ると体温を奪われます。冷たい飲み物とともに暖かい飲み物をテルモス(保温水筒)に用意しておくことをオススメします。
天候や着衣によっては、夏でもすっかり体が冷え切り、手がかじかんでしまうこともあります。夏でも体温保持できるように着脱のできる衣類や装備で対応しましょう。

注意点

行動中は水分補給に留意。丸山より上は、風で冷えやすく汗冷えに注意して下さい。

お知らせ

●唐松岳頂上山荘
http://karamatsu.jp/
唐松岳頂上山荘は6月18日(土)~
グリーンシーズンの営業をスタートさせて頂きました
グリーンシーズン期間 : 平成28年6月18日(土)~平成28年10月15日(土)まで
※ 10月15日(土)のお泊まりまで承ります 
今シーズンも皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。

●ご予約についてのご案内です ◆
・営業期間中はお泊まり頂けますので、ご予約のお電話は不要です。
・7名様以上のグループでお越しの場合は、ご連絡をお願い致します。

※山荘直通のお電話が繋がらずに皆様に大変ご迷惑をお掛け致しております
誠に申し訳御座いません。
お電話が集中する時間帯には 回線が不通状態となっております。
唐松岳頂上山荘では、ご予約を頂かなくても ご来山当日にお泊まり頂けます。
また 山荘内の電波状況が不安定となっております場合、
18:00~20:00の間が 比較的繋がりやすいお時間帯となっております。
稜線付近に雷雲が近づいている場合また雷雨の最中は、お電話は繋がりません。

●個室のご予約についてのお知らせです ◆
以下のお日にちは個室が満室となっておりますが記載日以外のお日にちはご予約頂けます。
また下記記載の当日は相部屋にてご宿泊頂けます。
7月16日(土) 7月17日(日) 7月19日(火) 7月20日(水)
7月23日(土) 7月27日(水) 7月28日(木) 7月29日(金)
7月30日(土)  7月31日(日)
8月5日(金) 8月6日(土) 8月7日(日) 8月13日(土)
※上記個室満室日でも相部屋にてお泊まり頂けます。(ご予約の必要は御座いません)

・個室のご用意は、夏山シーズン~9月末頃までとなります。
(9月末は積雪によりご利用可能日が変更となる場合が御座います。ご了承くださいませ )
電話 090-5204-7876 唐松岳頂上山荘です。

●7/16、17、31はかなり山荘にお問い合わせがあり、賑やかになりそうです。

●山荘スタッフ募集のお知らせ 
・唐松岳頂上山荘では、山荘にてご一緒に働いて頂けるスタッフを募集しています。
ご希望につきましては、ご相談くださ。ご応募お待ち申し上げております。

昨年の今頃の様子は?

2023年のGWは4/27~5/6迄営業(要予約)。前爪のあるアイゼン、ピッケルなど雪山登山装備が必要2023.04.27

2023年の夏山営業は7/1~10/21。利用には予約が必要。予約は6月中旬から受付予定2023.05.11

2023年の夏季営業は6/24(土)泊~(テントは7/1~)。利用には予約が必要。予約は一ヶ月前から受付2023.05.24

唐松岳頂上山荘周辺の過去の様子

  • (みんなの登山記録 akira さんの投稿から)
  • 山荘裏山より剣岳、立山連峰の眺望
  • 氷点下の寒い朝。快晴の稜線は真っ白な雪に覆われています。
積雪は少なく吹溜りで20㎝ほど。信州側は雲海、雲が切れて時折山麓が見えます
  • 朝の静かな稜線です。遥か遠くに富士山のシルエットが見えました。八ヶ岳の連山と富士山の遠望です
  • 立山連峰と剱岳。稜線のタカネナナカマドは落葉し、枝先に残る赤い葉もわずかとなりました
  • 快晴 唐松岳山頂より山荘方面 
  • 気温1℃と寒い朝を迎えました。 霜柱がたち氷がはっています。
  • ウラシマツツジの草紅葉と唐松岳
  • 牛首登山道より ウラシマツツジと山荘
  • 秋色の稜線と唐松岳
  • 山荘周辺に生息するライチョウ 春はまれたヒナたちがそろそろ親離れの時期を迎えています
  • 雲海と日の出

唐松岳頂上山荘

電話番号:
090-5204-7876
連絡先住所:
長野県北安曇郡白馬村北城6336

地図で見る
http://karamatsu.jp/

施設の詳細を見る

関連する山

富山県 長野県 / 飛騨山脈北部

唐松岳 標高 2,696m

 後立山連峰のほぼ中央に位置するが、地味な存在である。ピラミッド型をしたこの山が大きく美しく見えるのは、主稜線の大黒岳付近からである。  主稜線を振り分けに、長野・富山両県からそれぞれ1本ずつの登山道が通じている。東からの八方尾根は、山岳スキー場として知られるが、途中の八方池は不帰ノ嶮を間近に仰ぐ憩いの場である(八方集落よりリフトなど利用して所要4時間)。西からの南越(なんこし)の道は、黒部渓谷からのもので、難路であったが、昭和61年、大黒鉱山跡まで尾根上をたどる新道に切り替えられた(祖母谷温泉より所要9時間)。  唐松岳北方の主稜線は、両側面からの浸食によって険しいやせ尾根となって、不帰ノ嶮と呼ばれている。ここは白馬岳からの縦走では、電気回路における抵抗のような存在となっているのである。南方への稜線はすぐに牛首岳を起こすが、ここも険路である。  八方尾根と主稜線とのジャンクションをなす小突起の西側に、抱かれるようにして唐松岳頂上山荘が建っている。間に深い黒部の谷を挟んで望む、ここからの剱岳の眺めは、後立山八景の1つに数えられよう。

富山県 長野県 / 飛騨山脈北部

鑓ヶ岳 標高 2,903m

 後立山連峰北部にあり、白馬三山の一峰。白馬岳または唐松岳方面から主稜線を縦走する際に踏まれることが多く、頂は広いザクに覆われ、眺望はすこぶるよい。  頂から信州側に、南・北2つの大きな岩稜を相似形に派生させ、それがこの山の姿を形造っている。  登山道は、東山麓の猿倉から鑓温泉を経るものが鑓ヶ岳の南鞍部に通じている(猿倉より所要7時間30分)。この登路になる東山腹は、登山最盛期近くまで大雪田を残し、融雪後は一面のザクとなる氷河地形を残す大斜面で、圏谷底にあたる大出原(おいでつばら)は、シナノキンバイなどの群落に彩られている。西面の中背尾根の道は廃道になって久しく、越中側からの登路はない。南へ主稜線をたどると天狗池で、池畔には天狗山荘が建つ。構造土の広がる天狗山稜を漫歩すれば、天狗ノ大下りを経て不帰(かえらず)キレットに達する。  なお、この山の東山腹、大出原の下部にある鑓温泉は標高2100mもの高さにある、わが国でも最高所にある温泉の1つ。鑓温泉小屋の背後の岩間から大量の湯が湧き出しており、泉質は含食塩土類硫化水素泉。慢性関節炎、糖尿病、神経痛、皮膚病などに効能があるという。

富山県 / 飛騨山脈北部 後立山連峰

五竜岳 標高 2,814m

 後立山連峰の中央部にあり、雄大な山容をもち、鹿島槍ヶ岳とともにこの連峰の重鎮的存在である。この山の景観が優れているのは、東麓からの唯一の登路である遠見(とおみ)尾根からのものである(神城駅からテレキャビンを利用して所要6時間)。尾根の名称の起こりである、いくつものタワミ(遠見)の上下を繰り返す、きついアルバイトを打ち消して余りあるのが、五竜岳東面と鹿島槍ヶ岳北壁の豪壮な眺めである。五竜岳東面は、いくつものバリエーション・ルートをもっているが、その1つ、G2稜の上部に顕著な武田菱に似た岩が見られ、この山の名の由来となっている。この地を支配していた武田の紋所「武田の御菱(ごりよう)」からきたもので、菱(ひし)は岩の方言でもある。また「後立(ごりゆう)山」の音読みから「五竜」となったという説もある。  五竜岳北隣の白岳(しらたけ)は、初雪のころ真っ白な姿を見せるのでこう呼ばれたが、その南側には主稜と遠見尾根に挟まれた、白岳沢のカールが広がっている。五竜岳から鹿島槍ヶ岳にかけての主稜線は、八峰(はちみね)の稜線と呼ばれる鋸歯状の突起を連ね、東面足下のカクネ里や、黒部峡谷を距てた剱岳の眺めとともに、縦走の醍醐味が味わえる所でもある。

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