今年はよく動物を見かける1年です。アナグマ、ノウサギ、オコジョの順で目撃情報が多いです
天気・気温
山と周辺の状況
尾瀬沼周辺は、台風の影響はとくにありませんでした。
周辺は早くも秋の花が先、葉が赤く色づいたり、実がついたりしています。
アキノキリンソウ
アキノキリンソウ
が穂のように黄色い花を咲かせています。ほか、
サラシナショウマ
サラシナショウマ
、
サワギキョウ
サワギキョウ
、
ヤマハハコ
ヤマハハコ
などが目立っています。
ゴゼンタチバナ
ゴゼンタチバナ
、
イワショウブ
イワショウブ
、アカモノ、
オオカメノキ
オオカメノキ
などは、すっかり実になっています。
今年は動物を目撃したという情報が多く寄せられています。今回は目撃の多い動物をご紹介します。
シーズンが始まってから一番目撃情報が多い動物は「アナグマ」です。アナグマはよくタヌキと間違われますが、イタチの仲間で目の周りの黒い模様が特徴です。人が近くにいても逃げずに、エサを探している姿をみかけます。
またビジターセンター周辺で目撃が多い動物は、「ノウサギ」です。ノウサギは人の気配があるとすぐに逃げてしまうことが多いですが、夕方の人が少なくなる時間帯に歩いていることが多いようです。
続いて目撃が多い動物はオコジョです。オコジョは今日までに62件の目撃情報が入っています。あちこちで目撃がありますが、最近は大江湿原や沼山峠で1~2匹ほどが木道で遊んでいたという情報がありました。
さらに今年はツキノワグマの目撃も多くなっています。朝や、夕方の薄暗い時間帯に現れることが多いようです。出会い頭にバッタリ出会わないようにクマ鈴などを鳴らしクマに私たちの存在をしらせてください。
登山道の状況
・尾瀬沼周辺はすべて安全に通行できます。南岸は、やや歩きづらくなっています。
・燧裏林道(段吉新道)は、一部、木道の破損やぬかるみ、岩道があります。足元に注意して通行してください。
・沼山峠~尾瀬沼間は、とくに問題箇所はありません。
◆燧ヶ岳・見晴新道について
見晴新道は土石流の影響で通行止めとなっていましたが、7/13より開通しています。今までのルートは廃道となり、南側に付け替えています。全体を通して、森の中を歩いていきます。まだ新しい道なので、滑りやすいところがありますので、注意しながら通行してください。
◆燧ヶ岳について
・ナデッ窪(沼尻~山頂)は通行できるようになっていますが、上級者向けのコースです。
・長英新道(浅湖湿原~山頂)は、今の時期はぬかるみが多くなっているのでご注意ください。
・御池新道は、とくに問題箇所はありません。
注意点
渋沢温泉小屋は、平成28年度の営業を休止しています。
また、天神田代~渋沢温泉小屋ルートは笹などで道が分かりにくいため通行禁止です
昨年の今頃の様子は?
尾瀬沼ビジターセンターは5月13日に開所しました。残雪が少なく、大江湿原ではミズバショウが咲き始めています2023.05.17
尾瀬沼ビジターセンター周辺の過去の様子
尾瀬沼ビジターセンター
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- 連絡先住所: