湿原はやや赤みを帯び、草紅葉が始まっているようです。朝は冷え込み、動かないでいると肌寒く感じる日もあります。
天気・気温
山と周辺の状況
台風一過でとても良い青空が広がっています。ここしばらくはお天気が良さそうですので、尾瀬に来るよいタイミングだと思います。
雨で川は水位が高くなっていますが、水は穏やかに流れていました。台風が過ぎ尾瀬は、一層秋らしくなってきました。
湿原はやや赤みを帯び、草紅葉が始まっているようです。また、大江湿原ではシウリザクラが一足早く紅葉し始めていました。カラマツには球果(松ぼっくり)がたくさんできているのが見られます。
少しずつ木々の様子にも秋を感じられるようになってきました。本格的な紅葉シーズンはまだ先ですが、日々刻々と変化していく尾瀬の自然の変化を、見逃さないようにしていきたいです。
一方で、秋の花々が木道沿いを色取り取りに彩ってくれています。オゼリンドウ、オク
トリカブト
ヤマトリカブト
、ミヤマアキノキロンソウ、
ウメバチソウ
ウメバチソウ
などがまだ咲いています。
大江湿原では、湿原を渡る風がとても心地良く感じます。また朝は冷え込み、動かないでいると肌寒く感じる日もあります。これからの時期は特に朝夕は冷え込みますので、尾瀬にお越しの際には羽織る物をお持ちになるなど、寒さ対策もお願いいたします。
登山道の状況
・尾瀬沼周辺はすべて安全に通行できます。南岸は、やや歩きづらくなっています。
・燧裏林道(段吉新道)は、一部、木道の破損やぬかるみ、岩道があります。足元に注意して通行してください。
・沼山峠~尾瀬沼間は、とくに問題箇所はありません。
◆燧ヶ岳・見晴新道について
見晴新道は土石流の影響で通行止めとなっていましたが、7/13より開通しています。今までのルートは廃道となり、南側に付け替えています。全体を通して、森の中を歩いていきます。まだ新しい道なので、滑りやすいところがありますので、注意しながら通行してください。
下部はぬかるみやすく、中盤は笹の切り株でスバリ安くなっています。全体的にまだ、土が踏み固まっていないので滑りやすいです。
◆燧ヶ岳について
・ナデッ窪(沼尻~山頂)は通行できるようになっていますが、上級者向けのコースです。
・長英新道(浅湖湿原~山頂)は、雨が降った後はぬかるみが多くなっているのでご注意ください。
・御池新道は、とくに問題箇所はありません。
注意点
渋沢温泉小屋は、平成28年度の営業を休止しています。
また、天神田代~渋沢温泉小屋ルートは笹などで道が分かりにくいため通行禁止です
昨年の今頃の様子は?
尾瀬沼ビジターセンターは5月13日に開所しました。残雪が少なく、大江湿原ではミズバショウが咲き始めています2023.05.17
尾瀬沼ビジターセンター周辺の過去の様子
尾瀬沼ビジターセンター
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