初霜となりました。今秋で一番の冷え込みで、湿原は霜で白くなり沼にはモヤが溜まり、幻想的な風景が広がりました
天気・気温
山と周辺の状況
尾瀬沼周辺では今朝は霜が降り、ここ最近の中で一番の冷え込みとなりました。6時頃、湿原は霜で白くなり、沼にはモヤが溜まっていて幻想的な風景が広がっていました。葉っぱは霜でキラキラと光り綺麗でした。
日が昇ってくると日のあたる暖かいところは霜が融けましたが、日陰の木道上はとても滑りやすくなっていました。これからの時期は朝方に霜が降りる事が多くなってきますので滑って転ばないようにご注意ください。
ここ最近は天候が不安定でハッキリと燧ヶ岳が見えたことが無かったので気が付きませんでしたが、木々の色付きがよく分かるようになりました。
主にダケカンバの黄色が目立ちます。尾瀬沼周辺の木々は、色付き始めといった感じですが、ウルシ類やヤマザクラ類では紅が目立つようになりました。森の中でよいアクセントになることでしょう。
燧ヶ岳では山頂付近のホツツジが花のように赤くなっていてきれいでした。ほかにも
オオカメノキ
オオカメノキ
も紅葉もだいぶ進んでいました。
湿原の草紅葉も、だいぶ進んできましたが、まだ見頃は先です。燧裏林道の途中にある湿原も、まだ色づきはじめです。
今日のように冷え込むと草紅葉や、紅葉が一段と進んでいきます。
登山道の状況
木道の上も落ち葉が多くなってきました。雨の降った後や日当たりの悪い場所では、足元が大変滑りやすくなっていますのでご注意ください。
・尾瀬沼周辺はすべて安全に通行できます。南岸は、やや歩きづらくなっています。
・燧裏林道(段吉新道)は、一部、木道の破損やぬかるみ、岩道があります。足元に注意して通行してください。
・沼山峠~尾瀬沼間は、とくに問題箇所はありません。
・燧ヶ岳の登山道は、どのルートも雨が降ると水溜りや、ぬかるみができているためスパッツなどがあると便利です。
◆燧ヶ岳・見晴新道について
見晴新道は土石流の影響で通行止めとなっていましたが、7/13より開通しています。今までのルートは廃道となり、南側に付け替えています。全体を通して、森の中を歩いていきます。まだ新しい道なので、滑りやすいところがありますので、注意しながら通行してください。
下部はぬかるみやすく、中盤は笹の切り株でスバリ安くなっています。全体的にまだ、土が踏み固まっていないので滑りやすいです。
なお、尾瀬沼ビジターセンターではコースタイムを、登り約4時間、下り約3時間としています。
◆燧ヶ岳について
・ナデッ窪(沼尻~山頂)は通行できるようになっていますが、上級者向けのコースです。
・長英新道(浅湖湿原~山頂)は、雨が降った後はぬかるみが多くなっているのでご注意ください。
・御池新道は、とくに問題箇所はありません。
注意点
渋沢温泉小屋は、平成28年度の営業を休止しています。
また、天神田代~渋沢温泉小屋ルートは笹などで道が分かりにくいため通行禁止です
昨年の今頃の様子は?
尾瀬沼ビジターセンターは5月13日に開所しました。残雪が少なく、大江湿原ではミズバショウが咲き始めています2023.05.17
尾瀬沼ビジターセンター周辺の過去の様子
尾瀬沼ビジターセンター
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