台風通過後も八方尾根ルートに大きな支障はありません。そろそろ雪の時期となり防寒対策はしっかりと。本年営業は10/15泊まで。
天気・気温
山と周辺の状況
今朝は台風が過ぎ、朝は高曇り。信州側はガスがあるものの晴れ間もある天気となりました。
昨日は、台風18号の影響で稜線は強風でしたが、夕暮れ時には恐ろしいようなオレンジ色となり美しい景色が広がりました。 夜は南西(アルプス方面)からの生温かい強い風が20~30mはあったかと思います。
雨はふったり止んだりで雨量はそれほど多くはありませんでした。
予報の気温からすると、明日あたりは初雪になるかもしれません。
紅葉は大風のため稜線近くはちりぢりになってしまいましたが
風の当たらない谷筋にはまだ色づいているところもあるでしょう。
●近頃の天候
9/29 雨 07:00の気温7~8℃
9/28 雨
9/27 05:00 気温6℃ 晴れ
9/26 高曇り 06:30の気温7℃ 次第にガス
●目安になる天気
稜線に建つ唐松岳頂上山荘の所在は富山県黒部市です。天気予報をご覧になる際に、富山県黒部市周辺の天候も参考にするとよいでしょう。
おおむねですが、富山県黒部市周辺平地の気温から16℃引いた気温が、唐松山荘周辺・稜線のおよその気温となります。(風・雨等が加わると体感温度は更に下がります。ご注意ください)
登山道の状況
●信州側 長野県八方尾根 : 登山道に台風被害はありません。
・八方アルペンライン(ゴンドラ・リフト)の夏山営業は6月4日(土)~10月30日(日)
http://www.nsd-hakuba.jp/green/happo/alpenline.html
※唐松岳頂上山荘の営業は10/15泊までです
●八方尾根の登山道状況 支障ありません。
雨後は、細かい砂や石車に乗って滑らないよう足元に注意。
桟橋や登山登の整備が進みました(環境省グリーンセーバー事業)
●唐松岳からの五竜方面 支障ありません。
雨後の鎖場では鎖が滑りやすくなっています。また雨で流れた石が鎖に挟まっていることがあります。鎖を掴む時は頭上注意。少し振ってから掴んで登ると良いでしょう。
五竜岳山荘は10月15日までの営業予定
こちらで確認して下さい。http://www.hakuba-sanso.co.jp/huts
●唐松岳からの不帰方面(地図では破線ルートです)
岩場、鎖が多く注意して下さい。浮き石や落石にも注意。
・天狗山荘の営業は終了しております。
不帰の嶮周辺の状況変化はありませんが、台風・秋雨前線の影響で 雨量が多くなりました。小石が登山道上に散在している場所もありますので、スリップ等に注意。
・鎖と岩の間に石などが挟まっている場合があり、鎖を握る際にはよく確認してから通過をお願い致します。
入山者各自の判断のもと安全登山に努めて下さい。
※不帰のコースは登山地図でも一般ルートではない破線ルートです。小屋で最新情報を得てルートに入りましょう。
●富山県側 唐松岳頂上山荘~祖母谷線のルート
ロングルートです。十分な装備と経験が必要です。
※通行については危険があり、十分な経験と装備、通行注意が必要です。必ず唐松岳頂上山荘受付にて登山道の状況をご確認下さい。
・四十八曲り周辺の崩落個所の状況に変化はありせんが、通過の際には くれぐれも足元にご注意して下さい。
・<注意点>
当日中に祖母谷温泉まで下山されるお客様は、避難小屋付近で長時間の休憩を摂りすぎませんように時間配分を充分にお考えください。
脱水症防止のため、こまめな水分補給をしましょう。
餓鬼山避難小屋からは、後半も急坂の下りが続きます。日が短い秋には、後半の樹林帯で暗くなってしまった場合、足もとの石や木の根などを覆っているコケが見えにくくなります。 滑りやすくなりますので要注意。
※安全のためにもヘッドライト・予備電池は必携です。
地図上では、唐松岳から避難小屋までの距離は約7km、避難小屋から祖母谷温泉までの距離は約5kmですが、ご自身の足の負担や身体の疲労を考慮し、避難小屋がほぼ中間地点というイメージを持って、後半の時間配分をなさってください。
樹林帯の温暖で多湿(7月~8月)の登山道では、登山道整備後すぐに草で覆われてしまうこともあります。
秋(9月)は、刈り払い後の枯れ草や枯れ葉などが登山道を覆っていることがあります。
・<稜線の登山道>
餓鬼山へと向かう登山道では、両側が切り立っている鞍部を通行します。
足もとは細かい砂状となっています。
・<樹林帯での注意点>
黒部の谷では 苔むした木の根や滑りやすい石が登山道上に多くあり通行の際は足元にご注意ください。
樹林帯では、木の枝や幹の穴の中にスズメ蜂が巣を作っていることがあります。くれぐれもご注意
・草刈や登山道整備を終えていますが、草木の生育は非常にくく、短期間のうちに登山道が覆われてしまうことがあります。足元注意。
・四十八曲り周辺では、土砂崩落跡地を通過します。9/20現在通行に支障ありません。
枝に結んだピンクの目印布をご確認下さい。ここは足元が非常に滑りやすく注意必要。
・後半には足の疲れが出てきますので、ご計画よりも時間がかかる場合があります。崩落地帯では足元に注意ください。
※唐松岳頂上山荘HP 秋山登山情報に9/5の詳細な写真があります。
http://karamatsu.jp/photos2016_4.html
登山装備
3000m級の秋山登山装備が必要です。そろそろ初雪の時期。防寒対策・帽子や手袋等をお持ちください。
ご自身の判断のもと 天候やご体調に合わせた安全登山をお願い致します。
・気温が下がってきています。重ね着用衣類・防寒対策をお願い致します。
・お着替え用のアンダーウェアーには保温性の高い秋冬用をお持ちいただくと、体を冷やさずにお過ごせます。
・行動中の飲み物として 温かな飲料をテルモス等の保温容器に入れておくことをおすすめ致します。
・標高が高い場所では、冷たい風に当たるうちに手がかじかんで強張ってしまいます。岩を掴んだり、しっかりと鎖を握ることができるように登山用の手袋をお持ちください。また温かなニット帽などをお持ちください。
注意点
・登山中にはこまめな水分補給を心がけましょう。冷たい飲み物は控えて、保温用水筒に暖かい飲み物を用意しメインに摂って下さい。
・小屋でも、行動中も防寒に留意。
この時期はまずは保温です。
アンダーウェアには汗を吸って蒸発するときに熱を逃がす夏用のタイプと、熱を止める秋冬のタイプがあります。小屋で着替えたあとは特に暖かく熱を残す素材のアンダーウェアを用意するとよいでしょう。
小屋到着後、すぐに横にならず、起きてクールダウンして下さい。その時に暖かい飲み物を摂ればなおよいです。
良い装備を持っていても、使わなずに体調を崩す方もいます。秋山の体調管理は「先手必勝」です。
●唐松岳頂上山荘 指定幕営地 (テント場)ご利用のお客様へのご案内です。
今シーズンは雪解けが早く、唐松岳南斜面の残雪は7月19日時点で消えています。
テント場下部の融雪水場は利用できません。飲料水・調理用水はご持参ください。
また唐松岳頂上山荘内で販売致しておりますので水をお買い求め頂けます。
ペットボトル入り飲料水は500mlが300円
調理用水 (必ず煮沸後使用をお願い致します) 500mlが80円
※ 調理用水をお買い求めのお客様は、販売所まで容器をお持ちください。
お知らせ
●唐松岳頂上山荘
http://karamatsu.jp/
本年の営業は10/15泊までを予定しています。
●ご予約についてのご案内です ◆
・営業期間中はお泊まり頂けますので、ご予約のお電話は不要です。
・7名様以上のグループでお越しの場合は、ご連絡をお願い致します。
※山荘直通のお電話が繋がらずに皆様に大変ご迷惑をお掛け致しております。誠に申し訳御座いません。
お電話が集中する時間帯には 回線が不通状態となっております。
唐松岳頂上山荘では、ご予約を頂かなくても ご来山当日にお泊まり頂けます。
また 山荘内の電波状況が不安定となっております場合、
18:00~20:00の間が 比較的繋がりやすいお時間帯となっております。
稜線付近に雷雲が近づいている場合また雷雨の最中は、お電話は繋がりません。
●個室のご予約についてのお知らせです ◆
・個室は9月末から積雪などにより利用できないことがあります。
●イベント
・アルプス紅葉まつり 秋の彩を楽しむ五竜・唐松・紅葉祭り
開催地 五竜山荘・唐松岳頂上山荘・八方池山荘
10月1日(土)~2016年10月7日(金)
昨年の今頃の様子は?
2023年のGWは4/27~5/6迄営業(要予約)。前爪のあるアイゼン、ピッケルなど雪山登山装備が必要2023.04.27
2023年の夏山営業は7/1~10/21。利用には予約が必要。予約は6月中旬から受付予定2023.05.11
2023年の夏季営業は6/24(土)泊~(テントは7/1~)。利用には予約が必要。予約は一ヶ月前から受付2023.05.24
唐松岳頂上山荘周辺の過去の様子
唐松岳頂上山荘
- 電話番号:
- 090-5204-7876
- 連絡先住所:
- 長野県北安曇郡白馬村北城6336