唐松岳 | 唐松岳頂上山荘

本日終日吹雪。八方尾根は10本以上のアイゼンとピッケル必携。人のトレースをあてにせず必ず自分でルート確認を。

黒部の深い谷の向こうには立山連峰と劔岳が(2017.05.05 唐松岳頂上山荘 )
黒部の深い谷の向こうには立山連峰と劔岳が(2017.05.05 唐松岳頂上山荘 )
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天気・気温

05/01(月) 05:30 雪 気温-2℃ 風速約8m 終日吹雪
富山市の天気予報
明日
27℃
8℃
明後日
30℃
15℃
日本気象協会提供 2024年5月9日 0:00発表
松本市の天気予報
明日
27℃
3℃
明後日
28℃
9℃
日本気象協会提供 2024年5月9日 0:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

昨日は快晴。朝は風も10mくらいあり、気温は-8℃まで下がりました。
今日は朝から雪、終日吹雪となりました。20:00くらいなると空が少し開けてきたようです。
明日からは天気も回復の予報です。

長野県では、条例により登山計画書の提出が義務付けられています。
ご家族やご友人にも登山の詳細な予定をお伝えいただき、安全な登山をお願い致します
春山では、短時間で天候が急変し、暖かな陽気が一転して厳冬期と同じ気象条件となることもあります。
天候のチェックをお願い致します。

登山道の状況

小屋HPにて
2017年春の八方尾根の状況を説明しています。
http://karamatsu.jp/2017photos_1.html
※本日の吹雪で、明日朝のトレースは全くありません。

●人のトレースをあてにしないで
トレースは間違っていたり、、スノーボードやスキーの方の場合もあります。
必ず自分でしっかりとルートを見極める必要があります。
※重要! 明日以降晴れるとトレースはつきますが、人のトレースをあてにしてはいけません。

●八方尾根~山荘 今年はルート上、雪は多めです。
※10本以上のアイゼン+ピッケル必携
・ルートは冬の尾根ルートです。夏道とは違います。尾根上は岩と雪の混ざり合うルート歩行となります
・朝など気温が低い時はアイスバーンで表面がカリカリになっています。午前中の行動は充分に注意して下さい。
・下山時に視界が悪い場合は、迷い込みに注意
※視界不良のために、尾根が分かりにくい場合には、地図や方位計等で確認。尾根をはずさないように
※積雪期・ 残雪期の下山時、迷い込まないように注意が必要な尾根は 「上の樺(かみのかんば)尾根」と「下の樺(しものかんば)尾根」です。
上の樺(かみのかんば)では南東(遠見尾根側)に延びる大きな尾根に入り込まないように注意。
・八方尾根の下りはじめ 八方尾根冬ルート上部はストックは仕舞ってピッケルで確保して下さい。

●山荘~唐松岳
唐松岳山頂に続く尾根ルート 八方尾根最上部~鞍部間に雪庇があります。
視界不良時には注意。

●山荘~五竜方面
※重要! 唐松山荘~五竜山荘 この区間に行く方は、必ず、ルートに入る前に小屋にてルートの最新情報を得て入るようにして下さい。
信州側に雪庇があります。ルート間違いに注意。
※アイゼン+ピッケル必携 アイゼンは必ず前爪があり10本以上が必要です。

登山装備

雪山登山装備が基本です。
冬用のアウター、インナーはもちろん、防寒具、手袋は替えも必要です。強い風から顔を守るための目出し帽やパラクラバも必要。紫外線対策のクリームやリップ、雪目にならないように目を守るサングラス。
靴はアイゼンの装着できる冬の防水性のしっかりとした登山靴。スパッツも必須。
GW連休期間の登山では、10本爪以上のアイゼン、ピッケル、防寒用品、冬山装備が必要。
八方尾根から五竜へ向かう方は10本以上の前爪のあるアイゼン、ピッケル必要。
荷物の防水はもちろんです。地図やライトなど基本的な登山装備はいつでも必要です。

注意点

GWの登山は、慎重なご判断と適切なご対処、しっかりとした登山計画をお願い致します。
冬山装備 (ピッケル+10本爪以上のアイゼン)・防寒防風対策をお願い致します。 
※唐松山荘~五竜岳山荘は、ピッケルと10本爪以上で前爪のあるアイゼン必携

お知らせ

●唐松岳頂上山荘
http://karamatsu.jp/
冬季小屋はありません。

●2017年の営業期間は
GW営業 4/29(土)~5/6(土)泊まで
※5/7(日)~6/16(金)は休業閉鎖。休業閉鎖期間中、山荘施設は利用できません。
グリーンシーズンの営業 6/17(土)~10/14(土)泊まで

●予約について
・営業期間中は予約なしでも宿泊できます。(予約のお電話は不要)
※7名様以上のグループは、ご連絡をお願い致します。

・個室予約 
5/15(月)より予約受付開始。
受付時間 10:00~17:00
予約電話 090-5204-7876 唐松岳頂上山荘

●唐松岳頂上山荘では現在 電波状況が非常に不安定です。
山荘直通のお電話が繋がらずに皆様に大変ご迷惑をお掛け致しております誠に申し訳御座いません。
お電話が集中する時間帯には 回線が不通状態となっております。
唐松岳頂上山荘の営業期間中は、ご予約を頂かなくても ご来山当日にお泊まり頂けます。
( 稜線付近に雷雲が近づいている場合また雷雨の最中は、お電話は繋がりません )

●山荘スタッフ募集中

昨年の今頃の様子は?

2023年のGWは4/27~5/6迄営業(要予約)。前爪のあるアイゼン、ピッケルなど雪山登山装備が必要2023.04.27

2023年の夏山営業は7/1~10/21。利用には予約が必要。予約は6月中旬から受付予定2023.05.11

2023年の夏季営業は6/24(土)泊~(テントは7/1~)。利用には予約が必要。予約は一ヶ月前から受付2023.05.24

営業は6/24(土)泊~(テントは7/1~)。7/11以降の予約は6/11からWEBほかで受付。7/10まではHP参照2023.06.08

唐松岳頂上山荘周辺の過去の様子

  • (みんなの登山記録 akira さんの投稿から)
  • 山荘裏山より剣岳、立山連峰の眺望
  • 氷点下の寒い朝。快晴の稜線は真っ白な雪に覆われています。
積雪は少なく吹溜りで20㎝ほど。信州側は雲海、雲が切れて時折山麓が見えます
  • 朝の静かな稜線です。遥か遠くに富士山のシルエットが見えました。八ヶ岳の連山と富士山の遠望です
  • 立山連峰と剱岳。稜線のタカネナナカマドは落葉し、枝先に残る赤い葉もわずかとなりました
  • 快晴 唐松岳山頂より山荘方面 
  • 気温1℃と寒い朝を迎えました。 霜柱がたち氷がはっています。
  • ウラシマツツジの草紅葉と唐松岳
  • 牛首登山道より ウラシマツツジと山荘
  • 秋色の稜線と唐松岳
  • 山荘周辺に生息するライチョウ 春はまれたヒナたちがそろそろ親離れの時期を迎えています
  • 雲海と日の出

唐松岳頂上山荘

電話番号:
090-5204-7876
連絡先住所:
長野県北安曇郡白馬村北城6336

地図で見る
http://karamatsu.jp/

施設の詳細を見る

関連する山

富山県 長野県 / 飛騨山脈北部

唐松岳 標高 2,696m

 後立山連峰のほぼ中央に位置するが、地味な存在である。ピラミッド型をしたこの山が大きく美しく見えるのは、主稜線の大黒岳付近からである。  主稜線を振り分けに、長野・富山両県からそれぞれ1本ずつの登山道が通じている。東からの八方尾根は、山岳スキー場として知られるが、途中の八方池は不帰ノ嶮を間近に仰ぐ憩いの場である(八方集落よりリフトなど利用して所要4時間)。西からの南越(なんこし)の道は、黒部渓谷からのもので、難路であったが、昭和61年、大黒鉱山跡まで尾根上をたどる新道に切り替えられた(祖母谷温泉より所要9時間)。  唐松岳北方の主稜線は、両側面からの浸食によって険しいやせ尾根となって、不帰ノ嶮と呼ばれている。ここは白馬岳からの縦走では、電気回路における抵抗のような存在となっているのである。南方への稜線はすぐに牛首岳を起こすが、ここも険路である。  八方尾根と主稜線とのジャンクションをなす小突起の西側に、抱かれるようにして唐松岳頂上山荘が建っている。間に深い黒部の谷を挟んで望む、ここからの剱岳の眺めは、後立山八景の1つに数えられよう。

富山県 長野県 / 飛騨山脈北部

鑓ヶ岳 標高 2,903m

 後立山連峰北部にあり、白馬三山の一峰。白馬岳または唐松岳方面から主稜線を縦走する際に踏まれることが多く、頂は広いザクに覆われ、眺望はすこぶるよい。  頂から信州側に、南・北2つの大きな岩稜を相似形に派生させ、それがこの山の姿を形造っている。  登山道は、東山麓の猿倉から鑓温泉を経るものが鑓ヶ岳の南鞍部に通じている(猿倉より所要7時間30分)。この登路になる東山腹は、登山最盛期近くまで大雪田を残し、融雪後は一面のザクとなる氷河地形を残す大斜面で、圏谷底にあたる大出原(おいでつばら)は、シナノキンバイなどの群落に彩られている。西面の中背尾根の道は廃道になって久しく、越中側からの登路はない。南へ主稜線をたどると天狗池で、池畔には天狗山荘が建つ。構造土の広がる天狗山稜を漫歩すれば、天狗ノ大下りを経て不帰(かえらず)キレットに達する。  なお、この山の東山腹、大出原の下部にある鑓温泉は標高2100mもの高さにある、わが国でも最高所にある温泉の1つ。鑓温泉小屋の背後の岩間から大量の湯が湧き出しており、泉質は含食塩土類硫化水素泉。慢性関節炎、糖尿病、神経痛、皮膚病などに効能があるという。

富山県 / 飛騨山脈北部 後立山連峰

五竜岳 標高 2,814m

 後立山連峰の中央部にあり、雄大な山容をもち、鹿島槍ヶ岳とともにこの連峰の重鎮的存在である。この山の景観が優れているのは、東麓からの唯一の登路である遠見(とおみ)尾根からのものである(神城駅からテレキャビンを利用して所要6時間)。尾根の名称の起こりである、いくつものタワミ(遠見)の上下を繰り返す、きついアルバイトを打ち消して余りあるのが、五竜岳東面と鹿島槍ヶ岳北壁の豪壮な眺めである。五竜岳東面は、いくつものバリエーション・ルートをもっているが、その1つ、G2稜の上部に顕著な武田菱に似た岩が見られ、この山の名の由来となっている。この地を支配していた武田の紋所「武田の御菱(ごりよう)」からきたもので、菱(ひし)は岩の方言でもある。また「後立(ごりゆう)山」の音読みから「五竜」となったという説もある。  五竜岳北隣の白岳(しらたけ)は、初雪のころ真っ白な姿を見せるのでこう呼ばれたが、その南側には主稜と遠見尾根に挟まれた、白岳沢のカールが広がっている。五竜岳から鹿島槍ヶ岳にかけての主稜線は、八峰(はちみね)の稜線と呼ばれる鋸歯状の突起を連ね、東面足下のカクネ里や、黒部峡谷を距てた剱岳の眺めとともに、縦走の醍醐味が味わえる所でもある。

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