尾瀬ヶ原はニッコウキスゲに代わって、キンコウカが見頃を迎えています。花の移り変わりを感じる時期です。
天気・気温
山と周辺の状況
ニッコウキスゲの、花盛りはほぼ終わりを告げ、同時期に尾瀬ヶ原を鮮やかに彩っていたカキツバタ、
ヒオウギアヤメ
ヒオウギアヤメ
も実をつけ初めました。
変わって、現在は
キンコウカ
キンコウカ
が見頃を迎えています。
アヤメ平方面に足を伸ばしても、
キンコウカ
キンコウカ
が満開となっていました。ちなみにアヤメ平という地名は、
キンコウカ
キンコウカ
の葉をアヤメに見間違えてアヤメ平という名前が付いたそうです。まさに
キンコウカ
キンコウカ
平と表現したくなるほどに黄色い絨毯が広がっていました。
尾瀬ヶ原は、ほかにも、ミズチドリ、オニシモツケ、
コバギボウシ
コバギボウシ
、
ノアザミ
ノアザミ
、
クガイソウ
クガイソウ
、
オトギリソウ
オトギリソウ
などが咲き始めていて、花の移り変わりを感じる時期です。
また、現在、尾瀬ヶ原では多くのトンボが飛んでいます。尾瀬ヶ原を歩いているだけで、色々な種類のトンボと出会えます。大体、34種類のトンボが生息していると言われています。
よくみるのは、アキアカネ、ハッチョウトンボ、シオカラトンボなどです。是非、植物だけでなくトンボや昆虫も観察してみて下さい。面白い発見があるかもしれません。
登山道の状況
鳩待峠から山の鼻までは、とくに問題なく歩けます。尾瀬ヶ原では木道でのスリップに注意してください。
至仏山は7/1より登山可能となっています。残雪は消えましたが、一部でぬかるみがあります。融雪後のお花畑には、
チングルマ
チングルマ
、オゼソウ、
イワカガミ
イワカガミ
、
ハクサンイチゲ
ハクサンイチゲ
、ホソバヒナ
ウスユキソウ
ウスユキソウ
などが咲いていました。
登山装備
熱中症対策をしっかり行ってください。晴れた日は必ず、帽子をかぶってください。
注意点
ミズバショウの実が熟してきているので、クマが食べに来ているようです。 最近クマの目撃情報が増えてきているので、ミズバショウが群生している場所などを通る際は注意して通行してください。
尾瀬はツキノワグマの生息地なので、クマ鈴をつけるなどのクマ対策をして、もしクマに出会っても、写真を撮ったり大声を上げるなどの刺激を与えないようにしてください。
出会ってしまったら、背中を向けたり、走ったりせずに、目を合わせないようにゆっくり後ずさりして立ち去ってください。
シカの植生被害度を調査するための柵を設置をしました。近年、尾瀬ではシカの問題が起こっています。シカがミズバショウを荒らしたり、ミツガシワの根、ニッコウキスゲの新芽や蕾等を食べます。
花が咲く前に食べられてしまうと言うことは、種(子孫)を残せなくなるので、次の年には数が減少してしまいます。
シカ柵設置作業への、ご理解ご協力を、お願いいたします。
昨年の今頃の様子は?
山ノ鼻ビジターセンターは5月16日に開所予定。鳩待峠への道路の冬期閉鎖解除は4/21(金)より2023.04.19
5月16日に山ノ鼻ビジターセンターは開所。ミズバショウが咲き始めています2023.05.17
山の鼻ビジターセンター周辺の過去の様子
山の鼻ビジターセンター
- 電話番号:
- 連絡先住所: