雪解けと降雨の影響で湯檜曽川は増水しています。谷川岳登山には完全な雪山装備が必要です
天気・気温
山と周辺の状況
昨日は、朝から強く降ったり弱く降ったり雨の1 日となりましたが、明朝には雨が上がり空が明るくなってきました。雪解けと降雨によって湯檜曽川は増水しています。
状況は先週とさほど変わりませんが、日々季節が進んでいます。センター周辺はヤマザクラが散り始め、プナの葉がすでに展開しています。
引き続き、群馬県遭難防止条例により、3月23日(金)〜4月27日(金)まで危険地区登山禁止期間となっています。
融雪期となり、雪崩発生が予想されるため、この時期の危険地区の立ち入りを禁止しています。
(一般登山道の入山は可能ですが、雪崩の可能性はありますので十分注意して登山されるようお願い致します)。
登山道の状況
天神尾根はまだ冬道となり、踏み抜きなどに注意して下さい。尻出し岩付近は土と岩が見え始めており滑落に注意して下さい。熊穴沢避難小屋の屋根が見える程度です。肩ノ小屋入口付近には雪はありません。山頂付近も踏み抜きに注意して下さい。
西黒尾根はラクダの背付近から雪の状態が悪く引き返す登山者もいます。融雪状態やクラックによりルートは日々変化しています。
馬蹄形など含む稜線は雪と夏道のミックス。各登山道も日当たり、風当たりなどさまざまですが、いずれにしても冬装備が必要です。
場所によって差はあるものの、各登山道は下部が夏道、中間部が夏道と雪のミックス、上部が雪という感じになってきています。天神尾根はまだほぼ雪の上を歩く状態が続いていますが、天狗の溜場付近は登山道が露出してきました。
尻出し岩付近は岩の露出と急斜面になってきていますので、十分に注意してください。
熊穴沢避難小屋は中に入れるようになってきました。
トレースがついていても危険な箇所がありますので、しっかりとルート確認をし、滑落や雪庇の踏み抜きをしないようにしてくだささい。クラックが増えていますので雪崩にも注意してください。
登山装備
アイゼン、ピッケルなど完全な冬山装備が必要です。
日照時間が短くなっていますので下山遅れに注意して下さい。
日帰り登山でもヘッドランプは必携です! 17時には真っ暗です。
注意点
谷川岳は残雪期を迎えていますが、天候によってはまだ冬山に逆戻りする可能性があります。容易な入山は控えてください。
群馬県谷川岳遭難防止条例に基づき、危険地区への立ち入りは入山10日前までに登山届を提出してください。バックカントリーなどで立ち入る方も同様です。条例違反にならないよう注意してください。
お知らせ
肩ノ小屋は5 月3 日より有人での通常営業営業が始まる予定です。蓬ヒュッテは応急処置はしてありますが、窓が一部割れて雪が入り込んでいる場所があります。利用はできます。
白崩避難小屋、笠ヶ岳避難小屋は利用可能。茂倉岳避難小屋は残雪の為利用できません。
指導センター先のゲートは11月20日から冬期閉鎖中です。
例年より少なく感じますが現在、周辺道路脇の積雪で10cm前後。
白毛門登山口の駐車場の雪が解けて使えるようになりました。
昨年の今頃の様子は?
ロープウェイは4月17日から24日まで点検運休中。ベースプラザも休業のため駐車場も利用できません2023.04.18
雪が解けはじめ、急な斜面のトラバースが増えてきました。岩場などでは踏み抜きに注意2023.04.25
状況変化に対応できる装備と技術が必要な季節であることを意識して入山してください2023.05.02
残雪と夏道が混在しています。滑落事故も多く発生しているのでアイゼンの着け外しの判断は慎重に2023.05.09
登山指導センターから先の冬季閉鎖は5/19解除。翌日からは一ノ倉沢出合までの電気バスも運行開始予定2023.05.16
例年より早く雪解けが進み歩きやすくなってきました。山頂直下の急斜面には残雪があり滑り止めが必要です2023.05.23
天気予報を確認し、余裕をもった登山計画を2023.05.30
谷川岳登山指導センター周辺の過去の様子
谷川岳登山指導センター
- 電話番号:
- 0278-72-3688
- 連絡先住所:
- 〒379-1728 群馬県利根郡みなかみ町湯桧曽