尾瀬ヶ原のニッコウキスゲはだいぶ咲きてきています。ヨッピ吊橋付近には多くの花が咲いています
天気・気温
山と周辺の状況
尾瀬ヶ原の
ニッコウキスゲ
ゼンテイカ
はだいぶ咲きてきて半ばに差し掛かったあたりでしょうか。特に牛首三差路~ヨッピ吊橋で花が開いているのを多く見られるようになりました。
また
キンコウカ
キンコウカ
が尾瀬ヶ原全域で花を咲かせはじめています。数日でこちらも見頃になるのでは、と思います。
ほか、池塘にはオゼ
コウホネ
コウホネ
が咲き、
コオニユリ
コオニユリ
が大きな蕾を付けています。
先週は雨が多かったので、三条ノ滝に視察に行くと大瀑布と呼ぶにふさわしい景観を見せてくれました。なお、三条ノ滝までは温泉地区(赤田代)から片道1時間ほどの泥濘がある土道になるため、登山靴を履いて時間の余裕をもってください。
夏の尾瀬ヶ原は日差しを遮るものがないため、帽子をかぶり、十分な水分を持って散策してください。熱中症予防に努めてください。
登山道の状況
鳩待峠~山ノ鼻間、および尾瀬ヶ原に、とくに問題箇所はありません。湿原や周辺の登山道・遊歩道で、異常箇所は特にありません。
雨が続いたため、ぬかるみや登山道の状態が悪い箇所があります。ご通行の際はお気をつけください。
鳩待峠から尾瀬ヶ原方面は下りの木道傾斜で、雨で濡れると滑りやすいので滑り止にしっかり足をかけ、転倒しないように注意が必要です。
7月1日より至仏山が開山しています。至仏山は残雪は消えていて、アイゼンなど雪対策は必要ありません。ただし、登山道にはあるきにくい箇所があり、蛇紋岩地帯は滑りやすくなっています。
また、例年通り、東面登山道(山ノ鼻~至仏山頂) は「上り」専用 (山ノ鼻~森林限界は除く)となります。山ノ鼻~至仏山~鳩待峠の平均的なコースタイムは6時間ほどです。夏は雷雲が発生されやすいので安全のため09:00までに登り始めてください。
登山道中で現在見られる植物は、
シナノキンバイ
シナノキンバイソウ
や
イワカガミ
イワカガミ
をはじめ、珍しいオゼソウ、ホソバヒナ
ウスユキソウ
ウスユキソウ
、
ダイモンジソウ
ダイモンジソウ
などです。
登山装備
尾瀬は高山ですので平地に比べて天候によっては気温がぐっと低くなります。上着などの防寒具や雨具を必ず準備して下さい。
また、場所によっては雪に対する装備が必要となります。
昨年の今頃の様子は?
5月16日に山ノ鼻ビジターセンターは開所。ミズバショウが咲き始めています2023.05.17
尾瀬周辺では、たくさんの白いミズバショウが咲いています。ワタスゲの花は少しずつ綿毛が出てきています。2023.05.31
尾瀬ヶ原では、ミズバショウは、ほぼ終了しました。湿原は少しずつ緑色になってきました。2023.06.07
山の鼻ビジターセンター周辺の過去の様子
山の鼻ビジターセンター
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