猛暑が続き、熱中症の救助要請が発生しています。十分な水分の携行と、早めの行動・下山を心がけて
天気・気温
山と周辺の状況
猛暑が続いております、週末には熱中症による救助要請が4件あり、2回のヘリの出動しています。
涼しい朝のうちに登山を開始すれば熱中症になりにくく、また早めの下山を心がける事で、この時期によくある夕立、落雷も避ける事にもつながります。
炎天下の登山ではスポーツドリンクだけではミネラル(ナトリウム、カルシウム等)不足になるようです。
食欲が出なくても塩分、行動食を摂り熱中症を予防して下さい。
最低でも2Lは水分を持つようにして下さい。 帽子と日焼け止めも忘れずに。
稜線では
ニッコウキスゲ
ゼンテイカ
、
クガイソウ
クガイソウ
、
ミヤマキンポウゲ
ミヤマキンポウゲ
、
ヨツバシオガマ
ヨツバシオガマ
、
コバイケイソウ
コバイケイソウ
、
ハクサンチドリ
ハクサンチドリ
、ジョウシュウオニアザミ、
ハクサンイチゲ
ハクサンイチゲ
、
ハクサンフウロ
ハクサンフウロ
、キソチドリ、
ヤマオダマキ
ヤマオダマキ
など多くの高山植物が開花しています。
天気によってはブヨが多量に発生し、ヤマヒルも多く生息しています。虫よけは必須です。
稜線は想像以上に熱いので帽子、日焼け止め、水分は余裕を持って熱中症対策をして下さい。
指導センター先のゲートから先は一般車両の通行は出来ません。町が運営する電気バスの運行が始まりました。
登山道の状況
一ノ倉沢テールリッジの取付き場所の雪渓にシュルンドが出来始めています。ご注意下さい。
一ノ倉沢など、群馬県谷川岳遭難防止条例に基づく「危険地区」に一般コース用の登山カードで入山する違反者が増えています。危険地区に入る場合は事前に届出が義務づけられています(日本山岳スポーツクライミング協会、または日本勤労者山岳連盟所属の山岳会を除く)ので厳守して下さい。不明の方は当センターまでお問合せ下さい。
谷川温泉の登山口から2つ目の沢が上部から大きく崩落し登山道も崩れています。
再崩落の可能性が高く危険なのでいわお新道や中ゴー尾根なども通行は控えて下さい。
ヤマビルも多く生息しています。
芝倉沢から先の旧道は崩壊地も多く、足場の狭いトラバースも多くなっています。
新道の方が安全、快適に通過できます。
川沿いに進む事は可能ですが、周辺の地形を良く理解しているベテランの人以外はお奨めできません。
現在復旧の見通しはたっていません。
中芝新道、中ゴー尾根は共に下部の登山道が崩壊していて、一般道としての利用は危険です。
地形等熟知しているベテランの方以外は通行は控えて下さい。
復旧の見通しは立っていません。
旧道武能沢付近は崩壊地のトラバースが連続し通行注意!登山者が少ない割に芝倉沢~武能沢間で熊の目撃情報も多く旧道周辺に居ついているようです。
清水峠や蓬峠へは新道を利用をお勧めします。
厳剛新道は鎖場下部の涸れ沢と西黒合流手前に崩壊地があり通過は慎重を要します。
登山装備
まだアイゼン、ピッケルなどの装備が必要です。
日帰り登山でもヘッドランプは必携。
注意点
群馬県谷川岳遭難防止条例に基づき、危険地区への立ち入りは入山10日前までに登山届を提出してください。
バックカントリーなどで立ち入る方も同様です。条例違反にならないようにしてください。
条例違反をした場合は、罰金となる可能性もありますのでご注意ください。
一の倉沢までの国道291号線は、全面マイカー規制となっています。
一般車は、通行できませんのでご注意ください。
指導センター先のゲートは冬季閉鎖が終了しましたが、一般車両の通行は出来ません。
町が運営する電気バス運行は26日から始まりました。
お知らせ
肩ノ小屋は有人営業が始まっています。
蓬ヒュッテは利用できます。
白崩避難小屋、笠ヶ岳避難小屋は利用可能。
茂倉岳避難小屋の水場は利用可能。
朝日岳の水場も取水可。
大障子避難小屋の水場も利用可能でリボンテープ先に水場あり。
清水峠の水場はJR巡視小屋の建物裏の斜面(七つ小屋山側)を2m位降りた所に小屋に引いた沢水のオーバーフローがパイプから出ています。
昨年の今頃の様子は?
ロープウェイは4月17日から24日まで点検運休中。ベースプラザも休業のため駐車場も利用できません2023.04.18
雪が解けはじめ、急な斜面のトラバースが増えてきました。岩場などでは踏み抜きに注意2023.04.25
状況変化に対応できる装備と技術が必要な季節であることを意識して入山してください2023.05.02
残雪と夏道が混在しています。滑落事故も多く発生しているのでアイゼンの着け外しの判断は慎重に2023.05.09
登山指導センターから先の冬季閉鎖は5/19解除。翌日からは一ノ倉沢出合までの電気バスも運行開始予定2023.05.16
例年より早く雪解けが進み歩きやすくなってきました。山頂直下の急斜面には残雪があり滑り止めが必要です2023.05.23
天気予報を確認し、余裕をもった登山計画を2023.05.30
谷川岳登山指導センター周辺の過去の様子
谷川岳登山指導センター
- 電話番号:
- 0278-72-3688
- 連絡先住所:
- 〒379-1728 群馬県利根郡みなかみ町湯桧曽