1日気温は上がらず、冷たい風が吹いていました。朝は山頂付近で5㎝程度の降雪があったようです
天気・気温
山と周辺の状況
午後には晴れましたが、1日気温は上がらず、冷たい風が吹いていました。
朝は山頂付近で5㎝程度の降雪があったようです。
昨日の夕立から続いた雨で、湯檜曽川は増水しています。
雪解けも重なり、渡渉のあるコースでは、渡れない場所もあるので、エスケープルートの選択も考慮が必要です。
登山道の状況
天神尾根は夏道が徐々に広がっていますが、まだ多くが雪に覆われています。
特にスキー場から熊穴沢避難小屋までの間には、雪のトラバースがあり、滑落に十分注意して下さい。
この付近では過去に滑落死亡事故も起きています。
熊穴沢避難小屋手前の尻出し岩はロープが出ていますがアイゼンを付けていると滑りやすくなりますので注意して下さい。
肩の小屋の手前の雪の斜面は斜度があり、アイゼンやキックステップが必要です。
大型連休中はスニーカーで来た人もいましたが、夏山と違い、たいへん危険です。
クラック、踏み抜きが多くなっています。
西黒尾根は樹林帯の雪はほぼ消えたようですが、尾根に出たあたりから雪が多くなり、稜線の岩場、鎖場は残雪のミックスになります。鎖場は出ています。
滑落の危険が高く、下山には不向きです。
クラック等もあるので、ルート選びは慎重に。アイゼン、ピッケルは必携です。
巖剛新道との分岐から上部からは急登で雪の上を歩きますのでアイゼン、ピッケルは必須です。
ザンゲ岩付近に深いクラックがありますので慎重にルートを選定して下さい。上部はクラック等あり雪の上は滑りますので下山には不向きのルートです。
登山装備
谷川岳登山にはアイゼン、ピッケルなどの雪山装備が必要です。
チェーンスパイクや簡易アイゼンなどで登山されていた方もいたようですが、雪の状況や気温によってはアイスバーンで危険(滑落や行動不能)となる場合があります。
日帰り登山でもヘッドランプは必携です。
注意点
現在の谷川岳は、雪崩、滑落、低体温症などの危険も高く経験者向きです。
計画、装備、天候を把握して遭難しないよう入山してください。
センター前のゲートから先の道路はまだ冬期閉鎖中です。
一ノ倉沢方面は歩行者も立ち入り禁止となっています。
除雪作業を行っているので重機に近づかないようにお願いします。
開通前は除雪後も上部からブロック雪崩の危険があります。
危険地区の登山禁止期間が終わりましたが、4月の降雪などにより、例年より雪が残っていて、雪崩や落石が多々発生しているようです。
安全が確認されたから登山禁止が解除されたのではなく、雪崩、落石の可能性が極めて高い時期に危険地区に立ち入り禁止にしているだけということを理解のうえ、入山して状況を判断してください。
これからの季節は、雪渓に入る写真家も増えるようですが、届け出なしに危険地区に入ることは、条例違反となりますので、ご注意ください。
お知らせ
登山指導センターの休憩舎は24時間利用できます。
登山指導センターのトイレが使用できます。
次の人のことも考え、皆さんでキレイに使いましょう。使用後は電気を消して、節電にもご協力ください。
センター前の湧水は出ています。
登山される方はロープウェイ駐車場をご利用下さい。
■小屋の情報
肩ノ小屋の有人営業が始まりました。基本的に宿泊には予約が必要です。
昨年の今頃の様子は?
雪が解けはじめ、急な斜面のトラバースが増えてきました。岩場などでは踏み抜きに注意2023.04.25
状況変化に対応できる装備と技術が必要な季節であることを意識して入山してください2023.05.02
残雪と夏道が混在しています。滑落事故も多く発生しているのでアイゼンの着け外しの判断は慎重に2023.05.09
登山指導センターから先の冬季閉鎖は5/19解除。翌日からは一ノ倉沢出合までの電気バスも運行開始予定2023.05.16
例年より早く雪解けが進み歩きやすくなってきました。山頂直下の急斜面には残雪があり滑り止めが必要です2023.05.23
天気予報を確認し、余裕をもった登山計画を2023.05.30
身体が暑さに慣れていない時期。水分は多めに持ち、日焼け止めを使うなどの対策を2023.06.06
谷川岳登山指導センター周辺の過去の様子
谷川岳登山指導センター
- 電話番号:
- 0278-72-3688
- 連絡先住所:
- 〒379-1728 群馬県利根郡みなかみ町湯桧曽