肩ノ小屋手前の雪渓は6月末まで残ります。軽アイゼン、ストックがあると確実です
天気・気温
山と周辺の状況
天神尾根の雪渓はまだ数ヶ所あり、距離は短いですがそこで転倒すれば滑落の可能性があります。
肩ノ小屋手前の雪渓は6月末まで残ります。斜度もあり、滑り止めがないためにそこで引き返す登山者もいたようです。軽アイゼン、ストックがあると確実です。特にキックステップもできないような靴では滑り止めがないと危険です。
高山植物も徐々に開花を始めました。登山道を走って踏みつけていく人がいます。自然保護の観点からも足元に注意して歩いてみてください。
登山道の状況
雪解けが進み、各沢増水しています。降雨と重なるとコースによっては渡渉点で渡れなくなる場合もあります。エスケープルートの選択は慎重に。
馬蹄形縦走路や主脈縦走路の多くは夏道ですが部分的に残る所もあり、またエスケープルートの沢地形には残雪が多いので万一の装備として軽アイゼンは必携です。
芝倉沢から旧道、新道、及び白樺避難小屋から蓬峠間は残雪が多く、滑落、雪渓崩落、ルート不明瞭など経験者向きです。
[天神尾根]
登山道に残雪が数ヵ所あり。雪渓上のトラバースは十分注意して下さい。踏み抜き、滑落注意!
肩ノ小屋手前の斜面に広い雪渓あり。軽アイゼン、ストックがあると安心です。
[田尻尾根]
滑りやすく転倒に注意して下さい。最近田尻尾根付近で熊の目撃情報がありました。
[新道]
西黒沢橋が冠水し渡る際には靴が濡れる可能性があります。
[芝倉沢]
渡渉注意。その先もまだ雪が残っておりルート不明瞭で雪渓の状態が悪い箇所もあります。旧道も沢沿いにはまだ雪が大量に残っており滑落、スノーブリッジ崩壊などの恐れがあり経験者向きです。
[蓬峠周辺]
雪渓があるうちはルート不明瞭なのでGPSなどがあると安心です。蓬ヒュッテから蓬新道側の水場は利用できたとの情報です。
[西黒尾根]
鎖場は出ています。アイゼンは必須です。ザンゲ岩の下部付近にはルート上に急な雪渓が残っています。下山には不向きのルートです。
[巌剛新道]
上部の沢地形トラバースには毎年遅くまで雪が残り危険です。滑落注意!
[白毛門]
山頂まで登山道に雪はありません。白毛門山頂から笠ヶ岳、朝日岳方面はまだ残雪があり、朝日岳の水場は雪渓の下なのでまだ汲めません。雪を溶かして使用するしかない状態です。笠ヶ岳避難小屋は利用可能です。
登山装備
・谷川岳の上部は木が無く日陰がありません。熱中症対策をしましょう。
・ブヨ、メマトイが多く飛んでいます。虫よけ(ハッカ油)や防虫ネットが効果的です。
・日帰り登山でもヘッドランプは必携です。
注意点
登山指導センターから一ノ倉沢までの道はマイカー規制中です。一般車の進入はできません。
お知らせ
登山指導センターの休憩舎は24時間利用できます。建物前の湧水は水源からの流入が減り、湧き水が枯れる日が出ています。登山用の飲み水は持参してください。また、休憩舎のトイレが利用できなくなる場合もあります。トイレは次の人のことも考え、皆さんでキレイに使いましょう。使用後は電気を消して、節電にもご協力ください。
登山される方はロープウェイ駐車場をご利用ください。
■小屋の情報
肩ノ小屋の有人営業が始まりました。基本的に宿泊には予約が必要です。
昨年の今頃の様子は?
雪が解けはじめ、急な斜面のトラバースが増えてきました。岩場などでは踏み抜きに注意2023.04.25
状況変化に対応できる装備と技術が必要な季節であることを意識して入山してください2023.05.02
残雪と夏道が混在しています。滑落事故も多く発生しているのでアイゼンの着け外しの判断は慎重に2023.05.09
登山指導センターから先の冬季閉鎖は5/19解除。翌日からは一ノ倉沢出合までの電気バスも運行開始予定2023.05.16
例年より早く雪解けが進み歩きやすくなってきました。山頂直下の急斜面には残雪があり滑り止めが必要です2023.05.23
天気予報を確認し、余裕をもった登山計画を2023.05.30
身体が暑さに慣れていない時期。水分は多めに持ち、日焼け止めを使うなどの対策を2023.06.06
谷川岳登山指導センター周辺の過去の様子
谷川岳登山指導センター
- 電話番号:
- 0278-72-3688
- 連絡先住所:
- 〒379-1728 群馬県利根郡みなかみ町湯桧曽