花がいい季節。山頂稜線、各登山道とも雪解けの早い所から春の花が咲いています
天気・気温
山と周辺の状況
久しぶりの青空となりました。
今週も梅雨らしく、時折激しく雨が降りました。土砂災害の警報も出ましたが特に大きな変化はありません。沢も一時的に増水することはありますが、本日現在、通常です。
山頂稜線、各登山道とも雪解けの早い所から
シャクナゲ
シャクナゲ
、
オオカメノキ
オオカメノキ
、ムラサキヤシオ、
イワカガミ
イワカガミ
、コザクラ、イチゲ、ホソバヒナ
ウスユキソウ
ウスユキソウ
などが咲いています。花がいい季節です。
虫が出てきたので、虫除けがあるとよいでしょう。
登山道の状況
今年は気温が低いため、雨は降っていますが雪がまだしばらく残りそうです。
[天神尾根]
ロープウェーから熊穴避難小屋までの間の雪渓が消えました。現在残っているのは肩の小屋下の斜面に約40mです。
踏み抜き、滑落注意! 人によって違いますがその場で使う、使わないを判断できるようにアイゼン(6本あるとベター)、ストック、ピッケルなど何かしら滑り止めを準備してください。
[田尻尾根]
滑りやすく転倒に注意してください。最近田尻尾根付近で熊の目撃情報がありました。
[新道]
西黒沢出合いは大水で橋が土砂で埋まっていましたが、やっと撤去され、普通に渡れるようになりました。
[芝倉沢]
渡渉注意。旧道は沢沿いにはまだ雪が残っており、滑落、スノーブリッジ崩壊などの恐れがあり経験者向きです。
[蓬峠周辺]
雪渓があるうちはルート不明瞭なのでGPSなどがあると安心です。
[西黒尾根]
登山道上に雪が残っているのは山頂直下の方の小屋までのトラバースのみとなりましたが天神尾根にはまだ約40mの雪渓が残っています。アイゼン又はピッケルなど滑り止めを用意してください。西黒尾根は下山には不向きのルートです。
[巌剛新道]
上部の沢地形トラバースには毎年遅くまで雪が残り危険です。距離は僅かですが滑落注意!アイゼン又はピッケル必須です。
登山装備
・谷川岳の上部は木が無く日陰がありません。熱中症対策をしましょう。
・ブヨ、メマトイが多く飛んでいます。虫よけ(ハッカ油)や防虫ネットが効果的です。
・日帰り登山でもヘッドランプは必携です。
※危険かどうかはその人次第ですが、保登野沢を含め、南側の登山道はヤマビルが多く生息しており、ヒル愛好家や困難が好きな方にはお勧めのルートとなっています。それ以外の方はしっかりヒル対策をして入山しましょう。先日は当センター指導員が4匹ほどお持ち帰りしたそうです。
注意点
登山指導センターから一ノ倉沢までの道はマイカー規制中です。一般車の進入はできません。
お知らせ
登山指導センターの休憩舎は24時間利用できます。建物前の湧水は水源からの流入が減り、湧き水が枯れる日が出ています。登山用の飲み水は持参してください。また、休憩舎のトイレが利用できなくなる場合もあります。トイレは次の人のことも考え、皆さんでキレイに使いましょう。使用後は電気を消して、節電にもご協力ください。
登山される方はロープウェイ駐車場をご利用ください。
■小屋の情報
肩ノ小屋の有人営業が始まりました。基本的に宿泊には予約が必要です。
昨年の今頃の様子は?
雪が解けはじめ、急な斜面のトラバースが増えてきました。岩場などでは踏み抜きに注意2023.04.25
状況変化に対応できる装備と技術が必要な季節であることを意識して入山してください2023.05.02
残雪と夏道が混在しています。滑落事故も多く発生しているのでアイゼンの着け外しの判断は慎重に2023.05.09
登山指導センターから先の冬季閉鎖は5/19解除。翌日からは一ノ倉沢出合までの電気バスも運行開始予定2023.05.16
例年より早く雪解けが進み歩きやすくなってきました。山頂直下の急斜面には残雪があり滑り止めが必要です2023.05.23
天気予報を確認し、余裕をもった登山計画を2023.05.30
身体が暑さに慣れていない時期。水分は多めに持ち、日焼け止めを使うなどの対策を2023.06.06
谷川岳登山指導センター周辺の過去の様子
谷川岳登山指導センター
- 電話番号:
- 0278-72-3688
- 連絡先住所:
- 〒379-1728 群馬県利根郡みなかみ町湯桧曽