令和元年の初霜となりました。大江湿原は雪化粧ならぬ霜化粧で美しい景観を作り上げています
天気・気温
山と周辺の状況
今朝はずいぶんと寒いなあと思いながら外に出てみると、大江湿原は霜に覆われていました。令和元年の初霜となりました。
草紅葉の見頃の時期に近づいてきた大江湿原の植物たちが、雪化粧ならぬ霜化粧で美しい景観を作り上げてくれていました。エゾリンドウが咲き、少しずつ草紅葉の色も濃くなり、秋だなあと季節を満喫していたのですが、早くも冬の足音が聞こえてきました。
大江湿原の草紅葉はだいぶ進んでいて、見頃を迎えつつあります。池塘の真っ赤に染まった
ヒツジグサ
ヒツジグサ
の葉と共に、湿原を彩っています。
樹木の紅葉も少しずつ始まっています。ウルシや
ナナカマド
ナナカマド
が少しずつ紅葉しはじめています。
また、もう少し標高の高い、熊沢田代(燧ヶ岳・御池新道)などでは、
キンコウカ
キンコウカ
の葉が黄金色に色づき、草紅葉が見頃を迎えています。
朝夕は特に冷え込みます。また、霜が降りると木道が滑りやすくなります。十分にご注意下さい。
登山道の状況
●沼山峠~大江湿原
沼山峠から大江湿原までの登山道は、問題なく通行できます。
●尾瀬沼周回
尾瀬沼の周回は、南岸側の道は、木道が破損している箇所があります。足元をよく確認して歩いてください。
●燧裏林道
燧裏林道はとくに問題箇所はありません。
●小沢平方面
沢沿いの登山道は雨天時は鉄砲水が発生する恐れがあります。ご注意ください。
●燧ヶ岳
・御池新道(御池~燧ヶ岳)
俎嵓からのガレ場は浮石多く転倒や落石、道迷いにご注意ください。
・長英新道(尾瀬沼~燧ヶ岳)
オオシラビソなどの樹林帯の中を歩いてゆくコースで日陰で涼しいのですが、ぬかるみが多くあります。
・見晴新道(見晴~燧ヶ岳)
粘土質の土で、雨天時は滑りやすくぬかるもます。段差も大きく歩きにくいです。
・ナデッ窪登山道(白砂湿原~燧ヶ岳)
管理者のいない登山道です。急登や岩場も多いので、経験者のみ利用してください。
登山装備
朝晩は冷え込んできました。防寒対策をお願いします。
注意点
尾瀬内には病院などの施設はありません。事前に最新の情報を収集するとともに装備を整えて、安全第一でお越し下さい。
お知らせ
●尾瀬沼ビジターセンター秋の特別企画 尾瀬沼周辺紅ウォーキング
開催日:10月5日・6日(土日)、30日(月)
時間 :9時から11時(予定)
開催場所:尾瀬沼ビジターセンター
員15名程度
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昨年の今頃の様子は?
尾瀬沼ビジターセンターは5月13日に開所しました。残雪が少なく、大江湿原ではミズバショウが咲き始めています2023.05.17
尾瀬沼ビジターセンター周辺の過去の様子
尾瀬沼ビジターセンター
- 電話番号:
- 連絡先住所: