黒戸尾根は仮復旧。小屋から上は前爪のある10本歯以上のアイゼン、ピッケル等の冬山装備が必要
山と周辺の状況
12/2 明け方から雪が降り始め、小屋の周りにも雪が積もりました。
朝9時の気温は0℃と、この時期のこの場所にしては暖かい位なので、湿った雪が断続的に降り続きました。
小屋前で積雪は2〜3cm程になりました。
小屋から上に行かれる場合は、前爪のある10本歯以上のアイゼン、ピッケル等の冬山装備が必要な時期になりました。
小屋の屋根の下は、不意に積もった雪が落ちて来ることがあります。
出発準備や休憩時には、屋根の下は避けて、小屋の前を通過する時も、頭上に充分気を付けて通過するようにして下さい。
■七丈小屋への営業について
台風による黒戸尾根登山道の通行止めで一時営業を休止しておりましたが
仮復旧に合わせて、七丈小屋も11月23日土曜日より仮営業を開始しております。
仮営業期間中は、規模を縮小させた営業となります。
下記にご注意ください。
・宿泊は「完全予約制」 定員を15名
・冬期営業となりますので、通常のご宿泊料金に加え、暖房費を800円必要。
・テント場 利用可。
※五合目手前から雪がありますので、雪山経験者だけに許された世界となっております。
雪山の経験がない方は、恐れ入りますが来シーズンまでお待ち下さい。
※12月中に登山道の完全復旧を予定しており、七丈小屋も本営業を再開させたいと思います。
■気象
11/22 甲斐駒ヶ岳 初冠雪
■登山届の提出を
山梨県も今週末から南アルプスエリアなど一部山域での登山で、計画書の提出が義務となります。
黒戸尾根を登山する際には必ず計画書の提出と仲間や家族との共有をお願いします。
登山道の状況
■黒戸尾根
台風の影響で通行止めとなっていましが、「仮復旧」しました。
ただし仮復旧の状態ですので、不安がある方は本復旧までお待ち下さい。
五合目から上部は凍結箇所が多くなってきました。
チェーンスパイクなどの滑り止めが必ず必要です。
また小屋から上部にかけては完全な雪山のコンディションとなっております。
天候によりコンディションは大きく変わります。
難しいコンディションとなっておりますので、登山される場合は十分に注意してください。
なお、登山道の完全復旧は12月上旬となるかと思います。
登山装備
3000m級山岳の雪山登山装備が基本
小屋から上は前爪のある10本歯以上のアイゼン、ピッケル等の冬山装備が必要
注意点
■お知らせ
11月1日より北杜市のふるさと納税返礼品として、「弊社ツアーもしくは甲斐駒ヶ岳七丈小屋でのお支払いにご利用いただけるクーポン券」が掲載されました!
寄付額1万円、2万円、3万円で設定させていただいております。ご確認ください!(リンクは3万円)
https://furu-po.com/goods_detail.php?id=477682
■冬の甲斐駒ヶ岳黒戸尾根ツアー
冬の黒戸尾根ツアーの募集開始
12月より各月2回づつの開催とさせていただきます。
全日程花谷がメインガイドを務めさせていただきます。
皆様ぜひご一緒しましょう!
https://first-ascent.co.jp/tours/kuroto-winter/?fbclid=IwAR2J5kgCQFOdC3dLT22e6zmhVJVWXr1ka4yLsMLiSygijFY8AITnAKYuaLc
お知らせ
■甲斐駒ヶ岳七丈小屋
https://www.kaikoma.info/
予約と問い合わせ 090-3226-2967
※電波不良時や作業中などの場合は、電話に出られないことがあります。
・宿泊は予約制です。
昨年の今頃の様子は?
小屋から上はピッケル&アイゼン必要。雪質変化あり確実なアイゼンワークで一歩一歩、慎重に2023.04.27
昨朝0℃。まだ残雪凍結あり万全の雪山装備(アイゼン、ピッケル)で。状況に応じ着脱など臨機応変に2023.05.10
今朝5℃。一部まだ雪があり心配な方はアイゼンの用意を。小屋付近でサクラ開花。山麓は新緑2023.05.19
まだ氷点下の日あり。残雪箇所あり滑り止めの用意を。イワカガミが咲き始め、クモイコザクラも開花。2023.05.25
雨により地盤が緩んでいるので注意。小屋から上の残雪も少なくなりアイゼンなど不要2023.06.02
甲斐駒ヶ岳 七丈小屋周辺の過去の様子
甲斐駒ヶ岳 七丈小屋
- 現地連絡先:
- 090-3226-2967
- 電話番号:
- 090-3226-2967
- 連絡先住所:
- 山梨県北杜市須田町若神子新町1205-25