甲斐駒ヶ岳 | 甲斐駒ヶ岳 七丈小屋

八合目手前から残雪が現れ氷化箇所もありチェーンスパイクなどが必要です。下りは特に注意

黒戸尾根は刃渡りから積雪があります 山頂へは前爪アイゼン+ピッケルが必要(2020.12.01 甲斐駒ヶ岳 七丈小屋)
黒戸尾根は刃渡りから積雪があります 山頂へは前爪アイゼン+ピッケルが必要(2020.12.01 甲斐駒ヶ岳 七丈小屋)
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天気・気温

11/27(金) 07:00 七丈小屋  0.7℃ 晴れ

山と周辺の状況

■概況 
11/27 ここ数日は寒さが緩み、日中も小春日和の穏やかな気候が続いております。

今朝、8合目まで登山道の様子を見に行ってきました。
今朝の日の出は06:31でした。
雲海の中、雪のついた北岳も見ることができました。

登山道の状況は8合目手前から残雪がでできて、氷化している箇所もありました。
特に下りは注意が必要です。
数日前に、山頂に行かれた方の情報では、核心部に雪は有りませんが、岩場に所々雪が残っているとのことでした。

朝早い時間帯、気温が下がる日は硬く滑りやすくなりますので、チェーンスパイクなどの滑り止めが必要です。
週明け、気温が下がる予報となっています。
天気予報を確認の上、防寒、装備は万全に、どうぞお気をつけてお出かけください。

登山道の状況

■黒戸尾根 
山頂方面を目指す方は、チェーンアイゼンや軽アイゼン等の滑り止めをご持参下さい。

登山装備

3000m級山岳の冬の登山装備が基本です。
防寒具雨具は必携です。山頂へはチェーンアイゼンや軽アイゼン等の滑り止めをご持参下さい。

注意点

11月に入り、七丈小屋から頂上までの間で積雪箇所があります。
小屋にも装備のお問い合わせが多い時期ですが、お問い合わせをいただいてもお客様の登山技術や経験までは把握できませんので、現在の状況のみお伝えいたします。
ブログにてできるだけ細やかに情報発信を行いますので、そちらの情報を参考にしていただきたいと思います。

​日没時間が早くなっております。行動時間の管理を心がけるようお願いいたします。

お知らせ

■甲斐駒ヶ岳七丈小屋
https://www.kaikoma.info/
感染症対策の上、テント、小屋泊ともに完全予約制にて営業中
ホームページトップに、小屋の利用の注意(必読)、予約状況のリンクがあります。

七丈小屋は2020-2021シーズンの冬期営業も行います。
引き続き少人数にて運営しております。
午前中は清掃作業にこれまで以上に力を入れており、売店の対応や電話の応答ができない状況です。
引き続き小屋にご宿泊のお客様に限り、売店の営業をさせていただきます。
テント泊や日帰りの皆さまは、ドリンクや行動食は多めに携行してください。
詳しくはこちらをご覧ください。
https://www.kaikoma.info/post/2020-2021%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%83%B3%E5%86%AC%E6%9C%9F%E5%96%B6%E6%A5%AD%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%8D%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%A6

ご予約やお問い合わせは午後1時以降にお願いいたします。
皆さまのご理解とご協力が不可欠な状況です。
以下のお願いに目を通していただき、こちらから混雑状況をご確認の上、ご予約をお願いいたします。
お願い
https://www.kaikoma.info/withcorona
混雑状況
https://www.kaikoma.info/reservation-calendar

グッズはオンラインショップをご利用ください。
https://kaikoma.theshop.jp/

昨年の今頃の様子は?

小屋から上はピッケル&アイゼン必要。雪質変化あり確実なアイゼンワークで一歩一歩、慎重に2023.04.27

昨朝0℃。まだ残雪凍結あり万全の雪山装備(アイゼン、ピッケル)で。状況に応じ着脱など臨機応変に2023.05.10

今朝5℃。一部まだ雪があり心配な方はアイゼンの用意を。小屋付近でサクラ開花。山麓は新緑2023.05.19

まだ氷点下の日あり。残雪箇所あり滑り止めの用意を。イワカガミが咲き始め、クモイコザクラも開花。2023.05.25

雨により地盤が緩んでいるので注意。小屋から上の残雪も少なくなりアイゼンなど不要2023.06.02

甲斐駒ヶ岳 七丈小屋周辺の過去の様子

  • 樹林帯の状況
  • 山頂付近の様子
  • 小屋から山頂へのルート 全体的にコンディションがよく登りやすいですが、ピッケルとアイゼンが必須。万全の装備で
  • 小屋から山頂へのルート 全体的にコンディションがよく登りやすいですが、ピッケルとアイゼンが必須。万全の装備で
  • テント場の様子。雪が半分残っている状態。第1+第2テント場あわせて10張りほど地面の上に設営できそう(小型テントであれば)。
  • 小屋から上の残雪はまだまだ豊富
  • 八合目と九合目の間にあるルンゼは、一部氷化した雪の急斜面となっており、滑落の危険あり。ピッケル、前爪有りのアイゼンは必須
  • 眼下には雲海。寒暖差によって登山道のコンディションはとても難しいくなる時期。万全の装備で
  • 小屋の前の雪も少しずつ溶けていますが、固く滑りやすくなっています。
  • 小屋付近の様子
  • 夜半から強風。今朝は晴れて厳しい冷え込みとなりました。不安定な天気です
  • 強い西風が吹いていますが晴天が続いてまいす

甲斐駒ヶ岳 七丈小屋

現地連絡先:
090-3226-2967
電話番号:
090-3226-2967
連絡先住所:
山梨県北杜市須田町若神子新町1205-25

地図で見る
https://www.kaikoma.info

施設の詳細を見る

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甲斐駒ヶ岳 標高 2,966m

 全国に駒ヶ岳を名のる山は20座を超えているという。その中で最も高いのが甲斐駒ヶ岳である。作家の宇野浩二は、『山恋ひ』の中で、「山の団十郎」と絶賛した。ふもとから仰いだその山姿は、正にその名に価する高貴な山容をもって迫ってくる。  太古、武御雷命(たけみかずちのみこと)が生んだ天津速駒(あまつはやこま)という白馬がいた。羽があって空中を飛んでおり、夜になると、甲斐駒ヶ岳の頂上で眠ったとのこと。これが命名の由来といわれている。  また、天平3年(731)には、甲斐国から朝廷に、身が黒色、尾が白い馬が献じられた。その馬に乗って聖徳太子が甲斐駒ヶ岳を往復したとか。ふもとを巡る川は、それにちなんで尾白(おじら)川と呼ぶ、などの伝説も残っている。  それはともかく、かつては駒ヶ岳講の名において、白装束の講中登山の山であった。開山したのは、信州・諏訪の小尾権三郎(弘幡行者)で、文化13年(1816)6月15日、20歳のときであった。しかし、文化11年編『甲斐国志』には、すでに「山頂巌窟ノ中ニ駒形権現ヲ安置セル所アリ」と記しているので、その真偽のほどは分からない。  登拝路のメインルートであった黒戸尾根上に残る、おびただしい信仰のモニュメントの数々を目にすると、そんな歴史上の小さな矛盾は消し飛んでいくような気がする。  かつては、白崩山の異称さえあった、真っ白な花崗岩とハイマツの緑に覆われた山頂からの眺めは、さすがに一等三角点の本点だけのことはある。この三角点のやぐら(覘標(てんびよう))は明治24年7月10日に建てられ、同年7月14日に標石を埋めた。同年9月12日から25日まで観測が行われている。南アルプス三大急登の1つに数えられる黒戸尾根を、重さ90kgもある標石を担ぎ上げた先人の苦労には頭が下がる。  甲斐駒ヶ岳は、伊那の人たちは東駒ヶ岳と呼んでいる。目と鼻の先に見える山に、他国の名を冠するほど人間はお人好しではない。  さて、甲斐駒ヶ岳を巡ってたくさんの花崗岩の岩壁がある。この一帯に集中的に挑みルートを開拓していったのは、主として東京白稜会のメンバーであった。1949年から1970年にかけてのパイオニア・ワークは、一頭地抜きん出ている。この会の代表であった、恩田善雄氏の「甲斐駒ヶ岳―わたしの覚書き」は、甲斐駒周辺の地誌、登攀記録、山名の由来、伝説などを網羅したものである(未刊行)。  登山コースは尾白川渓谷から黒戸尾根経由で山頂まで9時間。南西の北沢峠からは双児山、駒津峰を越えて約4時間の登りで山頂へ。

山梨県 長野県 / 赤石山脈北部

駒津峰 標高 2,752m

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双児山 標高 2,649m

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