11/29の降雪で刃渡りから積雪。小屋~山頂は雪山のコンディション。冬期営業中(宿泊要予約)
天気・気温
山と周辺の状況
■概況
しばらく大きく天気が崩れる予報はありませんので、初冬の甲斐駒ヶ岳を楽しんでいただけると思います。
まだ冬山登山靴やアイゼンの重さや気温の低さに身体が慣れていない時期ですので、余裕のある登山計画でお越しください。
■気象
12/4 晴れ 今朝は見事なご来光と雲海でした。七丈小屋で-10℃近くまで下がりました。
11/29 前夜遅くから朝にかけて雪が降りました。06:30現在の気温−4.4℃ 雪が舞っていました。
小屋付近の積雪は5㎝から10㎝ほど。
登山道の状況
■黒戸尾根 登山道の状況です。
12/1スタッフが入山した際は、登山道上には刃渡りからしっかりと雪がありました。
凍結箇所もありますので、小屋まではチェーンスパイクが有効でした
12/4 小屋から山頂まで往復しました。
しっかりと雪山のコンディションで雪道が続いています。
雪がある場所は、アイゼンが小気味良く効きます。しかし岩の露出箇所はまだ多く、ギアの選択は非常に迷うところです。
南斜面でもある核心部は、岩が露出している場所が多いです。下降時はアイゼン等を引っかけないよう気をつけてください。
山頂近くのスラブ部分もまだ完全に岩が露出しています。
山頂部の雪は少ないです。
なお、アイスクライマーの姿はまだ見かけません。もしかしたら今週末あたりから情報が入ってくるかもしれません。
※小屋ブログ12/4には小屋~山頂への画像があります。テント場の画像もあります。ご参照下さい
登山装備
3000m級山岳の冬の登山装備が基本です。
防寒具雨具は必携です。
小屋までも凍結ありチェーンスパイクなど滑り止めが必要
山頂へは前爪のあるアイゼンやピッケル必携など必要。
チェーンスパイクでも行けますか?という問い合わせは多いですが、現状はチェーンスパイクかアイゼンかは、登山者によって使用ギアは完全に二分しています。
小屋から頂上にかけては、今日登頂された方のお話ではとても悩ましい状況のようです。
完全に冬山のコンディションですので、前爪のあるアイゼンやピッケルは必ずご持参いただき、現場の状況に応じて使い分けるようお願いします。
お知らせ
■甲斐駒ヶ岳七丈小屋
https://www.kaikoma.info/
ご予約とお問い合わせ 090-3226-2967
・冬期営業期間となりました
12月1日より5月31日(予定)まで。小屋泊には予約が必要です
全国で感染拡大が続いておりますが、引き続き細心の注意を払い営業を行います。
皆様には日々の体調管理にご留意いただき、夏に引き続き登山中や山小屋での感染防止にご理解とご協力のほど、よろしくお願いいたします。
12/5土曜日は満室となっておりますが、週末以外は空いています。
お時間許すようでしたらぜひ平日のご利用もご検討ください!
■冬期営業のご案内
以下のページよりご確認ください。(必ずご一読下さい)
https://www.kaikoma.info/winter
※まだ水は自由に使えます。
小屋宿泊定員 14名 ※完全予約制
夕食のみご用意をさせていただきます。ぜひご利用ください。
朝食につきましては、今シーズンはご提供ができません。
(ご自身でご用意いただくか、売店のカップ麺をご利用ください)
テント泊
上限目安10張~20張(積雪状況によって大きく変化します)
※12月1日からテント場の予約は不要とさせていただきます。
※積雪が多くなると、設営には必ずシャベルが必要です
・テント泊ご予定の皆様へ。
まだ水も不自由なく使っていただけます。
なお、12月以降はテント泊のご予約は不要です。また、テント泊の皆様にも売店をご利用いただけます。
昨年の今頃の様子は?
小屋から上はピッケル&アイゼン必要。雪質変化あり確実なアイゼンワークで一歩一歩、慎重に2023.04.27
昨朝0℃。まだ残雪凍結あり万全の雪山装備(アイゼン、ピッケル)で。状況に応じ着脱など臨機応変に2023.05.10
今朝5℃。一部まだ雪があり心配な方はアイゼンの用意を。小屋付近でサクラ開花。山麓は新緑2023.05.19
まだ氷点下の日あり。残雪箇所あり滑り止めの用意を。イワカガミが咲き始め、クモイコザクラも開花。2023.05.25
雨により地盤が緩んでいるので注意。小屋から上の残雪も少なくなりアイゼンなど不要2023.06.02
甲斐駒ヶ岳 七丈小屋周辺の過去の様子
甲斐駒ヶ岳 七丈小屋
- 現地連絡先:
- 090-3226-2967
- 電話番号:
- 090-3226-2967
- 連絡先住所:
- 山梨県北杜市須田町若神子新町1205-25