17~18日に降雪、その後融雪が進み残雪期の様相です。天候はまだ冬戻りの可能性もあり注意
天気・気温
山頂の天気の閲覧、登山計画の保存などができるようになります。
山と周辺の状況
まさに「三寒四温」という言葉があてはまるように天候がめまぐるしく変わっています。
17日から18日にかけて大山付近では80cmていどの積雪があったにも拘わらず、19日から22日にかけて南風と気温が高くなったせいでせっかくの新雪がほとんど融けてしまいました。
だいたい2月半ばぐらいの早春によく聴かれる言葉ですが、低気圧が日本付近を通り過ぎると、太平洋にある太平洋高気圧(春の移動性高気圧)から温かい南風が吹込み気温が上昇します。
この高気圧が過ぎると北のシベリア高気圧から寒気が流れ込んできて寒くなる、の繰り返しが続くわけです。
もちろん正確に繰り返されるわけでもなく、厳寒の冬の寒さが続いている頃に比べて暖かい日が来ると気持ちまでがホッとします。
■天候 2/23
午前9時の大山寺の天候 くもり 気温2℃ 微風
お昼12時の山頂の天候 ガス 気温マイナス5℃ 微風
登山道の状況
■2月23日(火)の大山夏山登山道の最新情報をお知らせします。
本日は大山プロガイド協会のメンバーと鳥取県警のパトロール隊員が合同で夏山登山道に登りました。
主には登山者への声掛けですが、山頂避難小屋と6合目避難小屋の点検、溜まった入口付近の雪かきなど登山者の方たちに安全に楽しんでいただけるように普段から実施していることの再確認です。
一気に気温が下がったために5合目からアイゼンを装着しましたが、このアイゼンを装着するタイミングは各人で判断してください。
少なくとも登りではだんだん気温が下がってくるために傾斜のあまり無い広い場所があれば早めの装着でいいと思います。
この際はザックの滑り落ち、手袋、ストックなど気をつけてください。
山頂の小屋内は照明がなく、雪で覆われているために暗いです。
ヘッドライトをザックの天蓋など、すぐ取り出せるところに入れておいてください。
9合目前後の木道は積雪がまったく無くなっている場所があります。
出来るだけ木道の露出しているところは避けて横の積雪のある場所を歩いてください。
全体的に2月の後半とは思えない積雪状況で、4合目付近から5合目付近にかけては抜け穴が多々あります。
まるで残雪期の登山の様相ですが、天気予報には充分に注意をして登山においでください。
まだまだ厳冬期に戻る日があると思われます。
6合目を過ぎた辺りから、例年のように目印の青色のポールを設置しています。
このポールについては「山頂まで登るための目印ではなく、次のポールが見えないぐらいに天候が荒れている場合はそこで引き返すための目印です。」
吹雪の中でスキルのない登山者がより厳しくなる頂上まで登ってしまうと命に関わる事故に繋がる恐れがあります。引き返す勇気を持ってください。
登山装備
厳冬期冬山装備が基本です。アイゼンやピッケルが必要
冬の大山においてはアイゼンは出来るだけ前歯のある12本爪をお勧めします。
6本の軽アイゼンとか10本の爪の短いアイゼンは、少し技術を要します
登山届けも必ずお忘れなく。
お知らせ
登山道の状態とか装備品などわからないこと、またガイドに関する依頼、受けておりますので遠慮なく下記までお問い合わせください。
日本山岳ガイド協会認定登山ガイド (自然公園指導員) 久保昌之
電話 090-7999-2931(携帯)
休暇村 奥大山
鳥取県日野郡江府町御机鏡ヶ成709-1
電話 0859-75-2300
■Face book「大山プロガイド協会」
Face book「大山プロガイド協会」にて山のよもやま話、登山道含めて大山山系の山々の情報を不定期に更新していますのでぜひご覧ください。
連絡先のメールアドレスは daisen.pro@gmail.com
登山に関するお問い合わせはもちろんのこと、冬山登山に向けての冬山登山講習も随時行っています。
ガイドに興味がある方など資格取得に向けてお手伝いもさせていただきます。
・冬山における基本的な技術の講習会 (開催 大山プロガイド協会)
2月28日(日) 大山寺にて
アイゼンワーク、ピッケルの使い方、スノーシューの遊び方などですが、初心者向きですので、ぜひご参加ください。
詳しくはFace bookをご覧ください。
昨年の今頃の様子は?
今年は登山道の雪は早く融けてしまい、もう歩くのに支障はありません。2週間ほど早めに推移しています2023.05.02
だんだん蒸し暑さを感じる季節になってきました。そろそろ虫除けスプレーが必要な季節です2023.05.15
大山プロガイド協会周辺の過去の様子
大山プロガイド協会
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