甲斐駒ヶ岳 | 甲斐駒ヶ岳 七丈小屋

黒戸尾根下部の途中から凍結、残雪あり。雪山装備が必要。営業中(要予約、売店利用制限あり)

黄砂でかすむ富士山(2021.03.30 甲斐駒ヶ岳 七丈小屋)
黄砂でかすむ富士山(2021.03.30 甲斐駒ヶ岳 七丈小屋)
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天気・気温

03/12(金) 06:00 曇り -0.8℃

山と周辺の状況

■天候
3/12 朝の七丈小屋の気温は-0.8℃。
曇り空ですが、風もなく穏やかです。これから雨の予報となっており、明日土曜日にかけて荒れ模様のお天気になりそうです。

3/11 晴れ、06:00の気温は-4.1℃)。 無風快晴、
本日絶好の登頂日和 最近はすっかり日が長くなり、日の出は6時ちょうど位になりました。

3/10 晴れ、10:00は+2.9℃。
今日は良いお天気で、日差しもあって暖かいのですが、時折冷たい北西の風が吹いています
この所気温が高いので、昼間に溶けた雪や氷が夜から朝にかけて凍結し、小屋周りの通路が滑りやすく危ない場所があります。
氷を砕いて除去していますが、夜間や明け方にトイレを行き来する時などは、十分にお気を付け下さい。

3/9 晴れ、8:00気温は-0.4℃。
昨日3/8は1日断続的に雪が降り、日が差さなかったのですが、本日3/9は朝からよく晴れて、青空の広がっています。
山頂方面が白さを取り戻しました。
小屋から上のトレースは、リセットされています。
小屋周辺で、15~20cmの積雪がありました。
日が当たり始めると、あっという間に屋根の雪が溶け出します。
雪の日と暖かい日を繰り返しながら、春に向かって季節は進んで行きます。

登山道の状況

■黒戸尾根 
3/11入山しましたので、小屋までの登山道の様子をお知らせします。
この季節は刻々と登山道の様子も変わります。

塗装工事が行われていた尾白川渓谷の橋の工事が完了致しました。通常通り、通行することができますのでお知らせ致します。
笹の平より下のアイスバーンはすっかり消えてとても歩きやすい状態になっていました。
黒龍様までの道はアイスバーン。チェーンスパイクを着けました。
八丁坂はアイスバーンの上にシャーベット状の雪が乗った状態。10日ほど前の状態よりはだいぶ歩きやすくなっていました。
刃渡り。ザクザクの雪なので、チェーンは効きにくいです。
黒戸のトラバースには残雪があります。
5合目の残雪はだいぶ溶けました。まだ残雪の上を歩きます

今回気温も高く、非常によいコンディションで登ることができました。
3/12晩からまとまった雨、もしくは雪が降る予報になっています。
無理のない山行計画を立てていただくようお願い致します。

また降雨、降雪後の登山道の状態もがらりと変わってきます。
状況にあわせて、装備を変えて、安全にお越しいただくようお願い致します。

登山装備

3000m級山岳の厳冬期雪山登山装備が基本です。
前爪のあるアイゼンやピッケル必携など必要。

テント泊はシャベル必要

お知らせ

■甲斐駒ヶ岳七丈小屋
https://www.kaikoma.info/

ご予約とお問い合わせ 090-3226-2967

■冬期営業のご案内 ただいま冬期営業中です!
以下のページよりご確認ください。(必ずご一読下さい)
https://www.kaikoma.info/winter
12月1日より5月31日(予定)まで。
・小屋泊 予約が必要です。食事は夕食のみ
・テント泊 予約不要
・売店 小屋泊とテント泊の方のみ利用可。日帰りの方は利用できません

■ご注意ください!
山のコンディションや装備のお問い合わせが多い時期ですが、お問い合わせをいただいてもお客様の登山技術や経験までは把握できませんので、現在の状況のみお伝えいたします。
小屋ホームページのブログにてできるだけ細やかに情報発信を行いますので、そちらの情報を参考にしていただきたいと思います。

​日没時間が早くなっております。行動時間の管理を心がけるようお願いいたします。

昨年の今頃の様子は?

ミックス部分あり、アイゼン底付き箇所あり慎重に。12本爪アイゼン+ピッケル必要。万全の装備で2024.12.12

昨夜降雪。小屋まではチェーンアイゼンで。小屋から山頂は前爪アイゼン+冬山装備必要2024.12.19

今朝曇天に小雪。昨日山頂へは一部膝ラッセル。小屋~上は前爪アイゼン+冬山装備必要(防寒油断禁物)2024.12.26

厳しい寒さ防寒油断なく。小屋~上は前爪アイゼン+ピッケル必要。営業日注意(2/17~4/17金土日)2025.01.09

昨日降雪後強風でトレース消失、吹溜りあり。小屋~上は前爪アイゼン+ピッケル必要。営業日注意(2/17~4/17)2025.01.16

冬山装備と体調を整え冬の黒戸尾根を楽しまれてください。営業日注意(2/17~4/17は金土日のみ宿泊可)2025.01.23

甲斐駒ヶ岳 七丈小屋周辺の過去の様子

  • 朝日浴びる小屋前の様子。
  • 山頂への途上で
  • 小屋~山頂 九合目下のルンゼ部も雪が適度に着いて歩きやすそうです(撮影 登山者様)
  • 小屋~山頂 一部夏道をたどる箇所では、少し緊張するトラバースもありますので十分お気をつけください(撮影 登山者様)
  • 山頂方面の様子
  • いよいよ黒戸尾根にも本格的な冬が来たなと実感
  • 風も強めで地吹雪発生
  • 刃渡り以降は足首前後の積雪量
  • フカフカの新雪で、アイゼンの効きも悪く、なかなか難しいコンディション
  • 刃渡りの上でクマの足跡
  • 11/21の小屋前の様子  11/18夜降雪し翌朝マイナス8.8℃。
  • 昨日は一日中快晴でしたが、気温がとても低く先日降った雪はほとんど溶けずに残りました

甲斐駒ヶ岳 七丈小屋

現地連絡先:
090-3226-2967
電話番号:
090-3226-2967
連絡先住所:
山梨県北杜市須田町若神子新町1205-25

地図で見る
https://www.kaikoma.info

施設の詳細を見る

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甲斐駒ヶ岳 標高 2,967m

 全国に駒ヶ岳を名のる山は20座を超えているという。その中で最も高いのが甲斐駒ヶ岳である。作家の宇野浩二は、『山恋ひ』の中で、「山の団十郎」と絶賛した。ふもとから仰いだその山姿は、正にその名に価する高貴な山容をもって迫ってくる。  太古、武御雷命(たけみかずちのみこと)が生んだ天津速駒(あまつはやこま)という白馬がいた。羽があって空中を飛んでおり、夜になると、甲斐駒ヶ岳の頂上で眠ったとのこと。これが命名の由来といわれている。  また、天平3年(731)には、甲斐国から朝廷に、身が黒色、尾が白い馬が献じられた。その馬に乗って聖徳太子が甲斐駒ヶ岳を往復したとか。ふもとを巡る川は、それにちなんで尾白(おじら)川と呼ぶ、などの伝説も残っている。  それはともかく、かつては駒ヶ岳講の名において、白装束の講中登山の山であった。開山したのは、信州・諏訪の小尾権三郎(弘幡行者)で、文化13年(1816)6月15日、20歳のときであった。しかし、文化11年編『甲斐国志』には、すでに「山頂巌窟ノ中ニ駒形権現ヲ安置セル所アリ」と記しているので、その真偽のほどは分からない。  登拝路のメインルートであった黒戸尾根上に残る、おびただしい信仰のモニュメントの数々を目にすると、そんな歴史上の小さな矛盾は消し飛んでいくような気がする。  かつては、白崩山の異称さえあった、真っ白な花崗岩とハイマツの緑に覆われた山頂からの眺めは、さすがに一等三角点の本点だけのことはある。この三角点のやぐら(覘標(てんびよう))は明治24年7月10日に建てられ、同年7月14日に標石を埋めた。同年9月12日から25日まで観測が行われている。南アルプス三大急登の1つに数えられる黒戸尾根を、重さ90kgもある標石を担ぎ上げた先人の苦労には頭が下がる。  甲斐駒ヶ岳は、伊那の人たちは東駒ヶ岳と呼んでいる。目と鼻の先に見える山に、他国の名を冠するほど人間はお人好しではない。  さて、甲斐駒ヶ岳を巡ってたくさんの花崗岩の岩壁がある。この一帯に集中的に挑みルートを開拓していったのは、主として東京白稜会のメンバーであった。1949年から1970年にかけてのパイオニア・ワークは、一頭地抜きん出ている。この会の代表であった、恩田善雄氏の「甲斐駒ヶ岳―わたしの覚書き」は、甲斐駒周辺の地誌、登攀記録、山名の由来、伝説などを網羅したものである(未刊行)。  登山コースは尾白川渓谷から黒戸尾根経由で山頂まで9時間。南西の北沢峠からは双児山、駒津峰を越えて約4時間の登りで山頂へ。

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駒津峰 標高 2,752m

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双児山 標高 2,649m

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