夏山登山道はかなり雪が融けてきました。 登山口から6合目までは雪はありません
天気・気温
山頂の天気の閲覧、登山計画の保存などができるようになります。
山と周辺の状況
いつの間にか下界では桜も散り、山ではブナの芽吹きが見事で、早い所ではブナの花が咲いています。
特にこれからの時期は、毎日のように緑色が変わってきます。二十四節気でいうところの「穀雨」の真っ最中で、「降る雨は百穀を潤し、苗が成長を始める頃なので種まきなどを始めるのに適した時期。」と言われています。すなわち「霜止出苗」(しも やんで なえ いず)です。
コロナ禍で運動不足になっている体を少しづづでも動かそうと近場の山にも多くの登山者が来られています。
大山周辺のお花の開花状況は、ほぼ例年並みになっています。
登山道の状況
■大山夏山登山道
かなり雪が融けてきました。登山口から6合目までは雪はありません。6合目避難小屋付近から7合目の上付近までは残っていますが、草鳴社ケルン前後で無くなり、また8合目の下付近で雪が残っています。
8合目から上の木道は雪がありません。登山道で迷う場所はありません。
下りでよく使われる行者コースは大神山神社までの間に倒木がありましたが、25日に処理しましたので、問題なく歩けます。
■大山周辺の主な山の状況をお知らせします。
奥大山にある大山山系の擬宝珠山と象山は今シーズンの手始めにゆっくりと体を慣れさせるのに最適な山々です。
標高920mをスタート地点に登りますが、大山山系では珍しく「
カタクリ
カタクリ
」の群落があり、現在の様子はほぼ満開状態の見頃となっています。
また比較的に少し山奥に入らないと見られない「
サンカヨウ
サンカヨウ
」の群落がここ奥大山の鏡ヶ成では駐車場の近くにあり、ものの数分も歩けば見事な花が見られます。この
サンカヨウ
サンカヨウ
ですが、雨に濡れると白い花びらが透明になることでよく知られています。ちょうど26日は春の嵐のごとく大雨が降りましたが、雨の中を多くの方が神秘的な透明の花びらを写真に収めようと来られていました。
登山装備
厳冬期ほどの装備は不要ですが、山頂で悪天候の場合もありますので、防寒具だけはお持ちください。
(雨具でも代用できます。)
これからのGWに向けて登山道に残雪がありますが、余程の悪天候にならない限りはアイゼンは不要です。しかし登山靴などの最低限の装備はご準備ください。スニーカーでは靴の中まで濡れてしまいますし、何よりスニーカーではキックステップが出来ません。
当然のように残雪の上では滑りますので、転倒の恐れがあり、悪いことに転んだ場所に岩が露出していると大怪我に繋がります。
注意点
過去には5月の10日頃に9合目から上で雪が降ったことがありました。
その日の天気予報で晴れとか雨とかも重要ですが、予測される気温、風向きと風力にも注意して、北または北西の風の時はかなり気温が下がると考えてください。
お知らせ
日本山岳ガイド協会認定登山ガイド (自然公園指導員) 久保昌之
電話 090-7999-2931(携帯)
休暇村 奥大山
鳥取県日野郡江府町御机鏡ヶ成709-1
電話 0859-75-2300
■Facebook「大山プロガイド協会」
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昨年の今頃の様子は?
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大山プロガイド協会周辺の過去の様子
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